ちわきの俳句の部屋

メカ音痴おばさんの一念発起のブログです。
人生の後半を俳句にどっぷりと浸かって、…今がある。

最後の〝冬紅葉〟

2018年12月15日 | 俳句

 またまた一日遅れてしまいました。昨夜は、今日の句会への投句で四苦八苦(4句8句?)して、半分でダウン!結局今朝書いています。ゴメンナサイね~。

 このところ根気が続きません。もちろんそれは老いた証拠なんですが、疲れきっているところに気分が乗らないと…〝ああ、もういいわ!何とかなる~〟と、放り出したくなってしまいます。それを一番感じるのは、やはり一生懸命にしたことが〝徒労〟に終わった時です。昔からよく言うでしょう、〝骨折り損の草臥れ儲け〟と。あれですよ。今回もそんな気分、今一つまだ吹っ切れていません。

 さてさて、昨日12月14日は〝義士討入の日〟で、冬の季語。これはもちろん言わずと知れた元赤穂藩大石良雄を中心とする四十七士が、江戸本所の吉良上野介邸に討入りして、主君浅野長矩の仇を討った日。兵庫県赤穂市の旧赤穂城内にある大石神社や義士の墓所である東京高輪の泉岳寺では毎年いろいろな行事が催されるらしく、「義士会」「赤穂義士祭」などとして季語になっています。

  義士会や浅野家の墓所浪速にも     大橋敦子

 ところが、「ホトトギス俳句季語便覧」をみると、「義士会」はなく、「義士祭」として春4月の季語になっています。これは、赤穂四十七士が切腹した命日の祭で、東京高輪の泉岳寺で4月1日から7日まで祭事が行われることによるとありました。

  いにしへを今につなぎて義士祀る    稲畑汀子

 ちなみに、前掲の説明は「角川俳句大歳時記」なんですが、これにも「義士祭」は春の季語としてありました。

  義士祭香煙帰り来ても匂ふ       石田波郷

 このようによく似た季語には細心の注意が必要ですね。生半可な知識で作句したりするととんでもない間違いが生じますので、みなさん気を付けましょう。もちろん自分にも言い聞かせているんですよ。キリッ!とね…。

 写真は、我家最後の〝冬紅葉〟。今年の異常気象で、一度葉を落した後に出た葉が紅葉して…それでまだ緑が残っていたり、黄色があったりと、赤一色にならずにカラフルでとてもキレイでした。思えば植物も大変ですね。今年はみんな気候に振り回されて…。先日のフォーユーでの紅葉もやはり同じようでした。 

 

 

 

 

 


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