ちわきの俳句の部屋

メカ音痴おばさんの一念発起のブログです。
人生の後半を俳句にどっぷりと浸かって、…今がある。

今日は〝重陽〟

2018年09月09日 | 俳句

 今日も一日シトシトと雨で、エアコンのいらない一日でした。

 昨日は二十四節気の一つ、「白露」。秋分前の15日で、この頃から秋気がようやく加わり、露が凝って白くなる頃という意味です。

  ゆく水としばらく行ける白露かな  鈴木鷹夫

  みちのくへ白露過ぎたる旅支度   星野 椿

 そして、今日は「重陽」、陰暦九月九日の節句です。陽の数である九が重なることをめでたいとして、「重九」ともいい、その頃はちょうど菊の花の盛りでもあるので、「菊の節句」ともいいます。正月七日の人日、三月三日の上巳、五月五日の端午、七月七日の七夕とともに、五節句の一つ。中国では「登高」と称し、丘などの高いところに登り、長寿を祈って菊花を浮べた「菊の酒」を飲んだそうで、それらも全て季語になっています。

  菊の杯酌み重ねつヽ健康に     高浜年尾

  重陽や子盃なる縁の金       鷹羽狩行

  行く道のままに高きに登りけり   富安風生

 あれだけ雨が降らなかったのに、このところ一週間ほどは雨の予報ばかりです。アリガタイのやら…フクザツ!

 写真は〝夏水仙〟、これもやっとこの雨で咲きました。ホントに勘が狂いますね。

  


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