ちわきの俳句の部屋

メカ音痴おばさんの一念発起のブログです。
人生の後半を俳句にどっぷりと浸かって、…今がある。

夏越大祓

2017年07月01日 | 俳句

 明日からまた3日ほど留守をしますので、ブログお休みです。

 昨日は6月の晦日でしたので、こちらの神社では「夏越大祓」(なごしおおはらえ)が行われました。以前何度か行ったことがありますので、私は今年行きませんでしたが、新聞に写真入で大きく報道されていました。

 勿論これも季語になっていて、「名越」、「夏祓」、「水無月祓」などともいいますが、本来旧暦の6月晦日に行われたものです。今では新暦の6月晦日や月遅れの7月晦日など、各地様々に行っているようで、茅萱(ちがや)で作った輪(これを茅の輪といいます)を参詣の人が潜ったり、「形代」(かたしろ)とか「人形」(ひとがた)という紙で作ったもので体を撫で、それに穢れを移して、流したりする習わしがあります。要するに古代から行われた民族信仰に由来するもので、人々の無病息災を願うものなんです。

 ところで、俳人協会の俳句カレンダーを見ると、6月30日に「夏越」と書かれていました。ということは、新暦ですることを認めているということですね。

 では、あの「七夕」はどうでしょう。これも新暦の7月7日に書いてありました。ところが「小暑」とも書いてあるんですよ。混乱しませんか?「小暑」は二十四節季の一つで、太陽暦の7月7日、8日頃とありますからこれで正しいですが、「七夕」はどうなんでしょう。ちょと考えさせられますね。

 昨日のブログに対して懇切丁寧なコメントを頂き、有り難うございました。それによると二十四節季を基準にすると季節が分りやすいと。

 俳句の季語としては、「七夕」は秋、「小暑」は夏なんです。この暦ですると現実の問題として、夏の時期に秋の季語として詠むというのは季感が全く違うでしょう?

 この問題は、俳人協会、いや俳壇全体の大きなテーマの一つではないかと思いますが、いかがでしょうか。

 今日の写真は〝モグラ〟です。俳句では「土竜」と書いて、よく句材にもしますが、わが家の庭で死んでいました。カワイソウ!猫が獲ったんでしょうか?それならいつも獲物を咥えて来て、私たちに見せにくるんですが…また、我家のテンは弱虫なので、こんな大きな土竜は無理でしょう。私も初めて見ましたよ。


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