ちわきの俳句の部屋

メカ音痴おばさんの一念発起のブログです。
人生の後半を俳句にどっぷりと浸かって、…今がある。

〝蕨〟と〝筍〟

2018年04月07日 | 俳句

 今日は知人の誘いで、〝蕨狩〟と〝筍掘〟に行きました。昨日が雨なので、今日は回復するという天気予報を信じて計画したものです。

 朝主人に起こされて「オイ!何時から行くのか?外はスゴイ風やで~…」と。見ると今にも雨が降りそう…いやとうとう降り出しました。7時前のことです。テレビのデータを見ると、今日行くあたりもここと同じ、午前中曇、午後晴れのマークでした。降雨確率0%。

 大丈夫やね~、何も言ってこないし…と用意、9時集合して車二台、6人で出発です。

 知人の山の仲間という、そのお宅へまず到着。「始めまして…」と紹介されるより早く、主人が「エエッ!〇さんお久しぶりですね!」と。ナント何度もゴルフでプレーをしていた仲間だったんですって!世の中って狭~い、びっくりです。

 ご夫婦を加えて総勢8人、一台は〇さんの車に乗り換え、〇さんちの山へ案内してもらいました。雨は時々パラパラと…

 下関市の〝東行庵〟を通り過ぎ、どんどんと棚田を抜けて行きます…どこまで行くのかしら?かなり奥地へ…。すると金網の柵が張り巡らされている入口を開けて、まだ奥へ入っていきます。どうもここが〇さんちの山のようです。さらに奥まで車で入りました。でもまだ〝蕨〟なんてどこに?という感じ。やっと車を停めて、〝ここから少し歩かんといけんよ〟と言われ、どこまで行くんだろうと。初めてのところというのは全く予想が付かないので不安ばかりです。だって初めては私たち三人(私と主人と娘)だけ、後は何度も来ているんですよ。長靴を…と言われていましたが、ホントによかったです。山は昨日の雨でぬかるんでいますし、またパラパラと…。もう天気予報はあてになりません。

 わあ~あるよ!あるよ!それも立派な蕨ばかりです。でも誰かが採った後のようでしたが、まだまだたくさんあって、大満足でした。もう雨のことはさっぱり忘れていました。もう1個所別のところへ…。そこはまだ手つかずのところで、それはそれはたくさんありました。それも見事なものが。(写真をどうぞ。これの三倍は採ったんですよ) 〇さんが〝まだあるけど…どうですか?〟〝イヤ、イヤもう十分です〟と。今度は筍掘りです。

  眼を先へ先へ送りて蕨採る   右城墓石

 

 車で行く途中、また雨が…〝春時雨〟やね~と言いながら到着。すると娘があれは〝霙〟(みぞれ)だったわよ~と。だから寒いと思ったわ!

 筍は〇さんちの隣りの竹林から生えてきたものを頂戴するという。行ってみると、きれいに植林された檜林です。そこに隣から根を伸ばしてくる筍、それを掘らないと檜林がダメになるのでこれは当然ですね。でもどこ見回しても筍なんてありません。〝すぐ分かるようなのは大きくなりすぎて美味しくないよ!〟と。筍の穂先だけが覗いているのを見つけるんですって。ない!ない!といいながら、やっと見つけました。すると今度は白いものがパラパラッと…〝霰〟(あられ)です。まあ、今日の天気は途中でお日様にも出会ったし、なんでもありでしたね。俳句にはもってこいですが…。

 筍はしめて15,6本ぐらいかしら…それをみんなで分けて、帰途に。〝これで今年の蕨採りも筍掘りも無事済んだね~〟と言いながら。

 帰りは6人、以前ブログで紹介したドライブインの〝みちしお〟で昼食、もちろん〝貝汁〟を食べて。今は旬なのでぷりっぷりの浅蜊でしたよ。寒かったので余計美味しかったなあ~。ごちそうさま!

 家に帰って、蕨と筍をおばあちゃんやお隣さんに配って、後すぐに筍を茹で煮付けて食べました。ナントも柔らかくえぐみもないし…これ食べつけたら買ってきた筍なんて食べる気がしませんよ。だから毎年、一回はどこかに筍掘りに行ったり、蕨採りに行って食べています。それが恒例になりました。いいでしょ!

  筍を掘りたる穴へ土返す    藤松遊子

  筍や雨粒ひとつふたつ百    藤田湘子

 

   

コメント
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