今日は朝からすっきりしません…頭の上に何かが乗っかって、除けよう除けようとするのにどうしてもダメ…
要するに頭が重いということ。やっと一つ片付いたと思ったら、それ以上に次が出て来るので軽くなる暇がないんです。毎月20日頃からはいつものことなんですが、今月は特にそうなんです。
お天気まで今朝はどんよりしていましたので、〝雨かしら?〟というと、〝霞がかかっているからだよ〟と。昼からは日が差してきて暑いぐらい…旅行から帰ってやっと主人もその気になったらしく庭の手入れを始めました。
だってあの寒い寒いニュージランドから帰ってみると、日本はまさに初夏ですもの。わが家の柿がもうすっかり若葉、びっくりしました。だから庭も草がぼうぼう…というわけで私も草取りをしたりして手伝いです。そうするとあっという間に時間が過ぎて…
今日は何を片付けたかしら…と考えても、しなきゃいけないことの方が多くて、気が重いのです。
明日も俳句ですので…ニュージランドはしばらくオアズケ、一段落したら書きますね。
昨日の句会に〈一年生名前を鉢にチューリップ〉という句がありました。可愛らしい句なのですがまさに季重ねですね。「一年生」、「チューリップ」ともに春の季語。
この句の場合どちらにもウエイトがかかって感動の焦点がボケますから、ここはやはり「一年生」を生かすべきでしょう。また、このままではまるでチューリップの鉢みたい…この時期もう咲いていますからきっと情景として詠んだものでしょう。だから一年生の名前を鉢に付けるとすれば、これから咲くものを植えて観察する…例えば朝顔とか向日葵とかではないかしら。
「一年生」という季語は「入学」の傍題です。この句は入学式の場面ではないので、一年生を使ったのでしょうが、ただ気を付けたいことがあります。一年生と呼ぶのは一年間ですからしっかり入学の頃を連想させるように詠まなくてはいけません。そこで〈名前書き鉢を並ぶる一年生〉とでもすれば、入学して間もない頃の情景が浮かぶでしょうか。
「入学」という季語も小学校に限ったことではないので、それも気を付けたいですね。次の前の句は中学か高校、後の句は小学校。
学帽を耳に支へて入学す 上野泰
入学のどれも良き名のよき返事 松倉ゆずる
写真は「苧環(おだまき)」で、晩春の季語。私は高山に自生するミヤマオダマキが好きなのですが…こんなに華やかなのは初めてです。きっと西洋オダマキなのでしょう。昨日の句会場に咲いていました。