goo blog サービス終了のお知らせ 

many books 参考文献

好きな本とかについて、ちょこちょこっと書く場所です。蔵書整理の見通しないまま、特にきっかけもなく08年12月ブログ開始。

小博打のススメ

2008-12-21 20:48:39 | 読んだ本
タイトルは“こばくちのススメ” 先崎学 2003年新潮新書

これは面白いです。
棋士(将棋指し、ね)で数々のエッセイ集も出している、先チャンの書いたもの。
博打は法律で禁じられたりしてんだけど、
ゲームに少額のカネをかけることでグッと盛り上がる、
ルールを守ることと(賭けることで判断が狂う)人間の弱さを知ること、
そこらへんを理解したうえで、健全にバクチを楽しむことは、
人生を豊かにするんだって感じで、堂々と博打の打ち方を披露しています。

章立ては、
1.麻雀
2.サイコロ博打
 (チンチロリン、たぬき・きつね・ちょぼいち)
3.カードゲーム
 (ポーカー、オール)
4.おいちょかぶ
5.手本引き
6.カジノ
 (ブラックジャック、ルーレット、大小、バカラ)
7.将棋

やったことのあるゲームもあれば、詳しく知らなかったのもある。
「チンチロリンの醍醐味はゾロ目を出すことでもなければ、親で立つことでもない。
叫ぶことである。」
なんてのを読むと、そうか、冷静にしようと努めっから負けんだ、とか反省させられる。

そして、なんといっても「手本引き」 
これは、やったことない。しかし、やりたい、是非やってみたいと、この本を読んで思わされた。
この駆け引きこそバクチなんだと、やったことのない人間でもわかる。

私だけが異常ぢゃない証拠に、ひとにこの本貸してみたら、
「いやー、バクチやりたくなりました」という感想が返ってきた。


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« おじさまの法則 | トップ | グランツーリズモ »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

サービス終了に伴い、10月1日にコメント投稿機能を終了させていただく予定です。
ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

読んだ本」カテゴリの最新記事