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好きな本とかについて、ちょこちょこっと書く場所です。蔵書整理の見通しないまま、特にきっかけもなく08年12月ブログ開始。

Utada Hikaru SINGLE COLLECTION VOL.1

2012-06-09 20:50:50 | CD・DVD・ビデオ
宇多田ヒカル 2004年 東芝EMI
うーん、特に脈絡もないけど、今日は宇多田のベストアルバムなど採り上げてみる。
こないだ、渋滞が予想されるドライブのために、引っ張り出してきた。退屈、しないよ、これ。
宇多田ヒカルが出てきたのは、1998年か99年ころだっけ、私がヒマだとFMを聴いてたころで、よく流れていたのをおぼえている。最初は「Automatic」だったかな。
なんだかわかんないけど、すげえな、って思った。
べつに好みの音楽ぢゃないんだけど、なんか天才的な感じがするというか。
あとで思い起こせば、サザンが出てきたときと、同じくらいの衝撃だったんぢゃないかと。(そのときゃ小学生だったけどね。)
いままであったものと違うコードを持ってて、しかもそれが聴いた全員にわかるという、おそろしいくらいの存在。
コードって言葉、音楽のコードぢゃなくて、コミュニケーションで情報を表示・伝達するための記号の体系、っつーくらいの広い意味で使ってるつもりです、私。『EV.Cafe』の一節にあったんだけどね、「人間の生に根差しているのかな、コード」っていうふうに言われる、分かっているけど感激するパターンのこと。村上龍は三島由紀夫の小説をさして「ありとあらゆる小説のパターンというのを知っているんだからさ。そして書いていくわけじゃない。で、パターンにはまってるんだけど、スリリングなんですね。そのパターンというのは人間の官能に訴えるんじゃないかと思うわけ」なんて言ってますが。
ま、難しいこと言いだすと、自分でもわかんなくなっちゃうから置いといて、簡単な例えとして引き合いにだすと、モーツァルトとかさ、ビートルズでもいいよ、単純そうな音の並びをちょっと変えたり、ひとつ音を足してジャンっと鳴らしただけで、みんな頭んなかパチンと叩かれてしまう音をつくっちゃう、そんな系譜に類するんぢゃないかと。誉めすぎか、それ。
で、このアルバムに話もどすと、私がいちばん好きなのは「traveling」かな。クルマころがしてると、アクセル踏んぢゃう感じです。
あとは「COLORS」もいいねえ。
個別のポイントでは、「FINAL DISTANCE」の“I wanna be with you now”ってとこのメロディーとか、「Addicted To You」の冒頭“別に会う必要なんて無い”ってフレーズなんかが、特に好きです。
うん、退屈しません。
01 time will tell
02 Automatic
03 Movin'on without you
04 First Love
05 Addicted To You[UP-IN-HEAVEN MIX]
06 Waut & See ~リスク~
07 For You
08 タイム・リミット
09 Can You Keep A Secret?
10 FINAL DISTANCE
11 traveling
12 光
13 SAKURAドロップス
14 Letters
15 COLORS
コメント
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