ゲームホリック

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ゲームリパブリック

2005年07月23日 | ゲーム
 岡本吉起は何がしたいのか。いや私が勘違いして変な期待を抱いていたことにやっと気づいた。元HAL研の桜井氏や元セガの水口氏たちとは異なり、この人は自身でも言っている様にオリジナルな作品を創るクリエイターではない。既存のゲームを自身の方法で再構築するクリエイターなのだ。
 『ストリートファイター2』は前作から受け継いだもの。『バイオハザード』は『アローインザダーク2』を下敷きにしている。これらを初め、どれも既存のゲームの流用であり、新機軸のものではない。だがどのソフトもテレビゲーム史に残るエポックメイキングなゲームばかりだ。『ストリートファイター2』は格闘ゲームというジャンルを確立し、『バイオハザード』はその後の3Dゲームに大きな影響を与えた。
 だが今回の『GENJI』はそれらのどれにも当たらない。強いて言えば、氏の『バイオハザード』の派生作品『鬼武者』のようだ。そして『GENJI』は『鬼武者』の派生と言える。そこにはゲーム的な面白さは神威アクションのみであとは『鬼武者』そのもの。氏の過去の作品のように新機軸では決してない。だが過去の作品と違うのは他社に影響を与えるような力を持った、面白さを持ったゲームではないということだ。ゲームパートとムービー。やっぱりこれは『鬼武者』だ。

 独立後初の作品であるから、手堅く行ったのだろうか、それともこれが岡本吉起の限界なのか。ただ事情を知らない人間が思うのは、『GENJI』なら上場企業にいても創れたのではないか、ということだ。『バイオハザード』における『鬼武者』や『デビルメイクライ』と何の違いがあるのだろうか。 
 新機軸でなくとも『ストリートファイター2』や『バイオハザード』のようなゲームをファンは期待しているのだ。そのようなゲームがリリースされることを切に思う。


 昨日のPlayStation Meeting 2005でPS3での『GENJI2』の制作が電撃発表された。だがどのくらいのユーザーが続編を望んでいるのか、甚だ疑問だ。