鎌倉徒然草

鎌倉に住んで25年。四季折々の自然を楽しみながら、オリジナルの和雑貨の企画、製造、販売を展開しています。

文章

2017年08月30日 | 日記

素晴らしい料理人は文章がうまい。

敬愛してやまない辰巳芳子さんは何冊も料理付きの随筆集を出している。

栗原はるみさんも、土井善晴さんも私は好き。

その土井さんの、本の中にあったくだり・・・、

「暮らしの中で、簡単なことをていねいにすることの難しさを

実感します。それを実現するのは、少しの厳しさ、毎日のこと、

その秩序が、人を美しく凛とさせてくれると思います。人間とは厄介なもので、

少し我慢しないと、幸せになれないものなのです」

そんな毎日の糧となるのが家庭料理で、忙しい日、疲れている日は、ご飯と

具のたくさん入った味噌汁だけでよいと書かれていた。

仕事をしながら母の介護に通っていた日々、

バタバタと帰宅して「ゴメンね、すぐ支度したくするね」

そう家族に声をかけていたっけ・・・。

何も悪い事してないのに、いつも謝っていた。けんちん汁、豚汁は定番でした。



「簡単なことを丁寧にする」

これは、何も料理に限ったことではありませんね。

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