アダンサミット。
会場には80を越えるシマムラ先生のお姿も。ずいぶんと前に、波照間島のお話をうかがったことがある(『田んぼのめぐみ 八重山のくらし』)。シマムラ先生は、サミット二日目、手業のワークショップの日に、各ブースをまわって、あれこれ実際に手をだしてご自分も実演をされていた。さらに、それをきっかけに島のさまざまなお話も。つきぬ話に驚嘆する。
たとえば。自分がもし80を越えたとしたら、こんなふうにつきぬ話をすることができるのだろうか。
とうていできるとは思えない。
ご自身の歴史と、島の人々が伝えてきた歴史の双方が重なり合って、先生のうちそこに堆積している。
そしてふと、会場に目をむけると、シマムラ先生を囲んで、石垣島と鳩間島出身のかたがたがなごやかに歓談している。それぞれに、つきぬ話をいだく人たちである。それが、ものすごい光景に見えた。
サミット二日間はあいにくの雨模様の天気(というか、一時かなり暴風状態)。アダンの植樹も雨の中、むりくりおこなった。というわけで、ひさしぶりの石垣島だけれど、自然のほうはほとんどみることができなかった。
会場の片付けの時間、少しの間をみつけて会場近くを散策。
会場となった体育館の壁にきていたのは、オオシママドボタル(今はヤエヤママドボタルになったんだっけ??)。
つかまえたら、乳液のようなものを分泌した。ためしになめると、ものすごい苦い。なるほど。ちなみにオオシママドボタルは、卓爾にちなんで、一時イワサキボタルと呼ばれていたときがある。
体育館脇の草地に転がる材をひっくり返したら、小さな赤いカタツムリ。「えっ?」と思ったら、これは外来種のソメワケダワラ。
これはもちろん卓爾の時代にはいなかった生き物だ。
このブログで紹介した、池間島でタマヌオイル作成にかかわっているダイちゃんもサミットで登壇した(クラウドファインディングに協力してくださった方々ありがとうございます)。ダイちゃんともあれこれ語り合う。卓爾は一生、石垣島にとどまる人生を選んだのだけれど、ダイちゃんもまた、池間島というほんとうに小さい島にこだわり、とどまりつづけている。ダイちゃんがレンタカーを借りていたので、空港まで送ってもらう。途中、街路樹のヤラブ(テリハボク)の実がたくさんおちていて、「わーっ、こんなにたくさん。もったいない。拾いたい」と言っているので、つい笑ってしまう。世界は本当に人によって、それぞれの見え方で見えているのだ。
そんなこんなで、最終便で那覇に戻る。
会場には80を越えるシマムラ先生のお姿も。ずいぶんと前に、波照間島のお話をうかがったことがある(『田んぼのめぐみ 八重山のくらし』)。シマムラ先生は、サミット二日目、手業のワークショップの日に、各ブースをまわって、あれこれ実際に手をだしてご自分も実演をされていた。さらに、それをきっかけに島のさまざまなお話も。つきぬ話に驚嘆する。
たとえば。自分がもし80を越えたとしたら、こんなふうにつきぬ話をすることができるのだろうか。
とうていできるとは思えない。
ご自身の歴史と、島の人々が伝えてきた歴史の双方が重なり合って、先生のうちそこに堆積している。
そしてふと、会場に目をむけると、シマムラ先生を囲んで、石垣島と鳩間島出身のかたがたがなごやかに歓談している。それぞれに、つきぬ話をいだく人たちである。それが、ものすごい光景に見えた。
サミット二日間はあいにくの雨模様の天気(というか、一時かなり暴風状態)。アダンの植樹も雨の中、むりくりおこなった。というわけで、ひさしぶりの石垣島だけれど、自然のほうはほとんどみることができなかった。
会場の片付けの時間、少しの間をみつけて会場近くを散策。
会場となった体育館の壁にきていたのは、オオシママドボタル(今はヤエヤママドボタルになったんだっけ??)。
つかまえたら、乳液のようなものを分泌した。ためしになめると、ものすごい苦い。なるほど。ちなみにオオシママドボタルは、卓爾にちなんで、一時イワサキボタルと呼ばれていたときがある。
体育館脇の草地に転がる材をひっくり返したら、小さな赤いカタツムリ。「えっ?」と思ったら、これは外来種のソメワケダワラ。
これはもちろん卓爾の時代にはいなかった生き物だ。
このブログで紹介した、池間島でタマヌオイル作成にかかわっているダイちゃんもサミットで登壇した(クラウドファインディングに協力してくださった方々ありがとうございます)。ダイちゃんともあれこれ語り合う。卓爾は一生、石垣島にとどまる人生を選んだのだけれど、ダイちゃんもまた、池間島というほんとうに小さい島にこだわり、とどまりつづけている。ダイちゃんがレンタカーを借りていたので、空港まで送ってもらう。途中、街路樹のヤラブ(テリハボク)の実がたくさんおちていて、「わーっ、こんなにたくさん。もったいない。拾いたい」と言っているので、つい笑ってしまう。世界は本当に人によって、それぞれの見え方で見えているのだ。
そんなこんなで、最終便で那覇に戻る。