ゲッチョのコラム

カマキリ広報パートⅡからゲッチョのコラムにタイトル変更しました。再開します。よろしくお願いします。

フィールドワーク in 石垣島

2018-09-22 21:43:36 | イベントその他
石垣島に、ゼミ合宿。
毎年恒例の、白保でのやまんぐぅキャンプへの参加だ。
もともとは、WWFのしらほサンゴ村の企画だったのだけれど、今は地元のNPO夏花が主催している。
基本は大学のない島で、地域の子どもと大学生が一緒になって遊ぶ・・・ということがあるのだけれど、せっかく教育系の学科に所属する学生たちなので、子どもたち向けに授業をしてもらっている。
お題は、「石垣島」「島」「海」に関わること。
サンゴの分類を扱った授業をした学生もいるし、糸満出身の学生は、沖縄戦をテーマに授業を行った。僕があれこれ考えるより、学生たちが自身の興味の中で見つけたテーマを授業化したほうが、ずっと多様な授業ができあがる。
今年は吹奏楽をやってきた学生が、楽器についてできないかなというので、漂着物から楽器ができないかなとアイデアを出して、なんとかかんとか、楽器の授業を行った。そんなことを考えていたら、白保の浜に、大きなヒョウタンが漂着していて、さっそく授業に登場させることに・・・。
夜は夏花の応援団のニーニーたちと酒を酌み交わす。現役のウミンチュ(ちょうど台風の影響で夜、漁にでれなかったので一緒にお酒を飲むことができたのだけど)さんもいて、これがかなりの酒量。僕は夜中の2時にノックアウトされた。
翌日の夕方、キャンプの後片付けも終わり、ちょっとだけ時間がとれる。集落を歩いていたら、一軒の廃屋があった。たたずんでいたら、草むした石垣の中に、赤いものが。トウアズキだ。西表島のおばぁから、島には昔からあるものだよ・・・と教わったことがあるが(『西表島の巨大なマメと不思議な歌』)、こうして民家わきに生えているのは、初めて見た(写真)。

さらに翌日、今度は街中の小学校でも学生が授業実践をやらせてもらって、二泊三日のゼミ旅行を終了した。


PS。白保でキャンプの準備をしていたら、夏花の事務所に来ていた若者の口から「ヤケン」なる単語が・・・。んん?と思って耳をそばだてたら、案の定、北九州大のタケカワさんのところの学生だった。昨年、池間島でアダンサミットがあったけれど、今年は石垣でという話があり、其の準備のために、来島しているとのこと。どうやら12月頃に実施されるらしく、僕も何らかの形で参加することが、急遽決まった・・・。
アダンサミット・詳細がわかったら、またお知らせします。