山口県萩市の笠山ヤブツバキ群生林に
「白毛紅」という幻のヤブツバキがあります。
（↑写真は2019年3月）
右が一般的なヤブツバキで、左が白毛紅
白毛紅は、花弁に白銀の毛が密生し
まるでサテン生地のような光沢があります。
未だかつて、このようなヤブツバキは見たことがなく
2019年一番の驚きでした。
もっとすごいのは表。
蝋細工みたいなエナメル光沢。
雄しべ、雌しべ等は一見完全のようで種子が出来ないと言います。
さて、正月休み最終日もけっきょく時間がなくて
せめて、自宅周りの雑木林を散歩 ＾－＾；
実はですね、何年か前に白毛紅によく似たヤブツバキを発見しています。
あれは確か、ヒマヒマ言う息子を連れて散策していたときのことでした（汗）。
今回はそのヤブツバキも確認です。
と、その前にお参り。
近所の才川神社
むちゃカッコイイ神社でしょう♪
真田幸村の甲冑を彷彿とさせます。
ここから雑木林（竹林？）に入る！
荒れてはいますが、林道のようなものが続いています。
超地元ネタになってしまいますが、これを登って行けば石山かな？
このヤブツバキが幻の白毛紅によく似た形質を持つ個体です。
とても高く生長しているので、間近で花を見るのは難しい。。
写真では分かり難いですが、花弁には光沢があって
花姿もよく似ています。
違うところは、白毛紅が淡紅色の花であるのに対して
このヤブツバキは濃紅色。
花弁裏は白銀の微毛が密生。
なお、白毛紅との最大の相違点としては種子が生ることです。
もしかしたら身近なところで
幻のヤブツバキが咲いているかもしれませんよ～。
