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☆映画の旅の途中☆

色んな映画をどんどん観る旅

『気球クラブ、その後』 (2006)

2014年02月21日 | 園子温監督☆映画
『気球クラブ、その後』 (2006)

監督:園子温
主演:深水元基、川村ゆきえ、長谷川朝晴、永作博美、西山繭子、いしだ壱成、与座嘉秋、大田恭臣、ペ・ジョンミョン、江口のりこ、安藤玉恵、松尾政寿、内山人利、不二子


【作品概要】
気球クラブが解散して5年。リーダーだった村上の事故死をきっかけに集まったかつてのメンバーたちは、過去を再現するかのように宴会を開くが…。気球が着地するように、ふわふわと漂っていいた青春の日々もまた終わりを告げる。荒井由美の『翳りゆく部屋』をモチーフに描かれる青春の終焉の物語。(シネマヴェーラHPより)

【感想レビュー】@theater
青春群像劇です。この作品も良かったー
『部屋 THE ROOM』 との2本立てで観ました

冒頭、クラブのメンバー達は皆、気球クラブのリーダー:村上の名を口にしますが、肝心の村上は、始めのうちは顔が出てこないのです。
『桐島、部活やめるってよ』みたいに、出てこない事の効果が(桐島は最後まで出てきませんけれども…)

5年も経てば、上滑りしていくような青春の思い出…。刹那的です。
どうせその時だって、なんとなーくな人間関係だったのだから…、それでも、波長の合う合わないのアンテナが敏感に張っていて…そういう感じが、直に伝わってきます

自分自身が何者なのか…どこへ向かっていくのか…、そういった漠然とした不安の入り交じった、子どもというには大人で、大人というにはまだ子どもな年ごろの青春時代のお話しです。

園監督の作品は、人間を妙に生々しく感じる事が多いです。特に女性の肉感的でリアルな感じ、なんでしょう…、モデル体系とかでない女優さんの脚にそれを感じます…

だからこそ、より作品に温度を感じるのだと思います!

また、深水元基さんは、海猿の映画の時から、何だか目を惹く役者さんで覚えているのですが、主演をされていたとは‼やっぱり何か印象に残る俳優さんだなぁと思いました

永作博美さんも…変わらないなぁ…
美し過ぎるし、妖し過ぎるし、可愛い過ぎるし、小悪魔的過ぎるし…とにかく魅力的過ぎました

素敵なカット盛りだくさんの作品です!