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『海底軍艦』(1963)

2018年08月29日 | 邦画(クラシック)
『海底軍艦』(1963)

監督:本多猪四郎(本編)、円谷英二(特撮)
音楽:伊福部昭
出演者:高島忠夫、藤山陽子、小泉博、上原謙、藤木悠、佐原健二、田崎潤、小林哲子、天本英世、平田昭彦

【作品概要】(Yahoo!映画より)
一万二千年前、地殻変動のため海底に沈んだムウ帝国。だが彼らは海底に都市を作り、世界征服を企んでいた。そのころ終戦間際にこつぜんと姿を消した神宮司大佐たちは、孤島でひそかに海底軍艦を建造していた。それを察知したムウ帝国は、神宮司の娘・真琴と恋人・旗中を連れ去ってしまう。やがて始まるムウ帝国の総攻撃。そしてその砲火の中、ついにムウ帝国撃滅を決意した神宮司は、海底軍艦を出動させる……。

【感想レビュー】
むむ…お、面白い
そして…なんだか泣けました

ムウ帝国のイメージがバリバリ古代エジプトで、儀式の踊りシーンがやたら長いのがツボでした

高島忠夫さんが、素敵…とか、
あぁ、藤山陽子さんがお美し過ぎる…とか、小泉博さんはやはり格好良いわね、などと思いつつ、ぶったまげたのは、軍艦が空飛ぶところ…‼️

海底軍艦…なのに…‼️
自由過ぎる描写が癖になりますっ

特撮シーン凄いなぁ、夢があるなぁとワクワクしながら観ました
童心にかえるような感じ
それでいて、俳優さんたちが真面目な感じで会話するので、かえって面白味が出てきて、それがまたじわじわと効いてきます。

戦後20年近く経った頃の映画。
高島忠夫さんと藤山陽子さん演じる若者の2人がキラキラしていて、爽やかでした
高島忠夫さんの台詞に“亡霊”っていう言葉がありましたけど、軍艦も軍服も軍人の闘う精神も、過去の亡霊なのですね。。。

でも、戦争の生々しい痛みが、タイムスリップしてきたかのような隊員達と白い軍服に滲んでいて、なんだか泣けてくる映画でした。