『鉄拳』Tekken
【作品概要】
日本 / 1990 / 128分
監督:阪本順治(SAKAMOTO Junji)
© 1990/写真提供:リトルモア
高知県を舞台に、事故で右腕を負傷したボクサーを再起させようとするジムのオーナーを描いた監督第2作。菅原文太と大和武士が共演。超現実的とも言うべきラストの壮絶なアクションは必見。
監督:阪本順治(SAKAMOTO Junji)
© 1990/写真提供:リトルモア
高知県を舞台に、事故で右腕を負傷したボクサーを再起させようとするジムのオーナーを描いた監督第2作。菅原文太と大和武士が共演。超現実的とも言うべきラストの壮絶なアクションは必見。
(フィルメックス公式ホームページより)
【感想レビュー】
フィルメックスの“特集上映 阪本順治”で観ました。
菅原文太さん、格好良いし楽しみ〜、というミーハーな気持ちでしたが、冒頭からもう面白くて面白くて、ヒィヒィ笑いながら観ました
このぶっ飛んだ感じ、これは、なんだ、これは、えーと、、、
…あ!少年漫画の世界観っと思ったとたん、さらに楽しめました
ボクサーとしての成功のシーンは、エコーがかかったように朧げな感じであっさりとしたものでした。
怪我をしてからの再生が物語のメインだからでしょうか。
焦点が、成功よりも、再生に当てられていることに感激して、エネルギーや勇気をたくさん頂きました
ラストのラストまで素敵でした
死闘の後の、まさかの爽やかな蕎麦…
そんなことって…!
コミカルやユーモアがふんだんに織り込まれていて、もう観ていて忙しいです
菅原文太さんは、格好良いし、なんかキュートですし、
原田芳雄さんも格好良いし、なんだか可愛らしいし、
そういえばお二人とも亡くなられたなぁとしみじみしつつ、でもこうやってスクリーンいっぱいに永遠に残っていくことに、改めて映画の尊さを感じました。
周りの方たちも笑っていらして、良い雰囲気の上映でした。
謎の集団が出てくるのですが、上映後のQ &Aで阪本監督がその集団のことを、“今でいうヘイト”と仰っていて、とても腑に落ちました。
本格的なアクションも迫力満点でした
靴に鉄板入れてたとか、撮影では、本当に身体に当てていたとか、恐ろしいお話しもたくさん聞けました
終始、阪本監督のテンションが低めだったのは気になりましたが
『鉄拳』観れて、本当に良かったです
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