☆映画の旅の途中☆

色んな映画をどんどん観る旅

『シン・ゴジラ』(2016)

2016年08月21日 | 邦画(1990年以降)
『シン・ゴジラ』(2016)

監督:庵野秀明(総監督)、樋口真嗣(監督・特技監督)

脚本:庵野秀明
音楽:鷺巣詩郎
出演者:長谷川博己、竹野内豊、石原さとみ
【作品概要】
『エヴァンゲリオン』シリーズなどの庵野秀明と『進撃の巨人』シリーズなどの樋口真嗣が総監督と監督を務め、日本発のゴジラとしては初めてフルCGで作られた特撮。
現代日本に出現したゴジラが、戦車などからの攻撃をものともせずに暴れる姿を活写する。

【感想レビュー】@theater
(8月21日)
加筆しました
文章の半ばほどから…


(8月4日)
ようやく観てきました
初日公開から私のツイッターのタイムラインは怒濤のゴジラツイだったので、若干ネタバレも読んでしまっていましたが
(そしてこれより下は若干のネタバレを含みますあしからず。)







岡本喜八監督の『日本のいちばん長い日』を色々と彷彿とさせるとツイートしてる方が多かったですが、確かに!と思いました。
もう舌を噛み倒しそうな政府機関名のテロップずらり…
でもこれ、ポーズだと思うので、詳細名をそんな気にしなくても大丈夫
なのだと思います。
こんなに、こんなに、こんなに多くの日本の頭脳が集結して会議しているのに、何も解決しない!無駄な議論ばかり!誰も責任を取りたがらない!責任は取らないが人の揚げ足は取る!…みたいな。もうよく言われることですねはい…。

群像劇で出演者が多く、キャストも豪華です…!見応えたっぷりです

実は、ゴジラシリーズもエヴァンゲリオンシリーズも未見な私ですが、庵野監督だということや、今回はゴジラシリーズを観たことがなくても楽しめるというハセヒロさんの言葉を信じて!観に行きました

近代日本が抱えてきたありとあらゆる問題を内包する存在が“ゴジラ”だったので、構造として観やすい映画でした
やはり、コアなファンのいるシリーズものって、なんだか敷居が高いイメージがありますが、ホッとしました…!


広島、長崎と続けて原爆が投下されても尚、じりじりと時間だけが虚しく過ぎる会議が続く『日本のいちばん長い日 』から、まるで進歩のない現在の日本が描かれる。会議の出席者が多ければ多いほどもう滑稽な印象でしかなく、劇場でも失笑が…

“ゴジラ”は、単に建物を破壊する悪ではなく、人間社会のあらゆる膿を内包する存在だった

矛盾、怒り、哀しみ…。

その複雑さに胸が熱くなる。ゴジラを観て胸が熱くなるとは…!!

あるシーンで、もの凄ーくエモーショナルな音楽がかかるのだけど、そこのカタルシスたりや…!まんまとグッときてしまいました…!
この内容にこの音楽…!という意味において、また世界の核問題とかも含めて、『復活の日』も彷彿とさせるなぁと思いました。

そしてこれ以降、トーンはやや落ち着き…というより、やはり『日本のいちばん長い日』のように時間だけが経っていき…
自分達にはどうしようもない、とてつもない存在を前にした時、もとい、とてつもない状況を前にした時、人は一体どうすれば…!

ここで一つ、凄く違和感があったのは、住民の不在感。もちろん、ゴジラ上陸に伴う堤防決壊で逃げ惑う人々も、避難の様子も少しは描写される。されるけども、そんなに多くはないイメージ。
これはもう意図的だよなぁと思いながら観ました。高層ビルの窓窓の灯りが、夜景に映える。居るだろうけど居ない感じ。避難してもうここには居ないかもしれないけど居るかもしれない感じは、もはや不気味です…

↓加筆ここから↓

住民の不在は、個人的には二つの意味を感じました。
一つは、大きな人災・天災が起きた時、ごく一部の選ばれた人間達が会議室で策を講じていくという、古からのこの世界の仕組み。下々の者の知らないところで…。

もう一つは、震災との絡みもあると思いました。3.11の時も、被害状況の全貌がすぐ分からなかった。そのタイムラグがとても怖かったのだけれど。。渦中にいればもちろん何が起きているか情報が無いだろうし、たとえ情報を持っていても現地に伝える手段が無かったりする。そういうタイムラグの怖さがリアルに伝わる秀逸な演出だったのでは…と思いました。

もちろん3.11後の作品なので、製作側の気遣いがあったとも思いますが。。

↑加筆ここまで↑

そして政治家の人達がどんな状況になっても、自分の野心とかで色々判断していく超絶エゴぶりを徹底して描いているのにも内心ニヤリとしてしまいました…


日本の戦後はどうだったか。自衛隊を取り巻くあらゆる問題。原発。ジャパンハンドラー。かなり斬り込む『シン・ゴジラ』!!…痛快を極める…!!穿った見方をすると、極め過ぎて若干出来過ぎ感さえ漂う…!

ハセヒロさんと石原さとみさんのあるシーンが印象的で、彼らは日本側とアメリカ側ですが、普通に立つと身長差がかなりあると思うのですが、そこはあえて自然な差で撮っているのに、あるシーンですんごい差を感じさせるように立ち尽くすシーンがあって、奇妙過ぎるのですけど、これはやっぱり日米の奇妙なバランスのことかな…。やけに長かったし、意図的かと思うのですが…。


また、ハセヒロさん演じる矢口が、士気を上げる挨拶をする度に周りに一瞬漂う虚無感も見逃せない。特に自衛隊の前のそれは、たしか隊員の顔は前から映されなかったように思う。だから矢口の言葉は、乾いた響きとなって宙ぶらりんとなった。
それは作り手の凄いメッセージだと思うのです。。

そしてメッセージといえば、『野火』の監督でもある塚本晋也さんが俳優で出ていて、メッセージ性の高い役なのと、塚本晋也さんの存在自体のメッセージ性があいまって、なんだかすごく響きました。
『日本のいちばん長い日』のように、政府機関を皮肉りながらも、そこからさらに踏み出し、だから自分達ならこうする!という具体的なアクションがあって、そこにも強いメッセージを感じました



急傾斜の劇場で、席は最後列と最前列に僅か残るのみ。もうどうせなら、初ゴジラを見上げよう!!と思い最前列にしたものの、細かいところは見落としているかもしれません。

もう一度劇場で観たい気もします




『葛城事件』(2016)

2016年08月19日 | 邦画(1990年以降)
『葛城事件』

(2016/日本/カラー/DCP/アメリカンビスタ/120分)
出演:三浦友和、南果歩、新井浩文、若葉竜也、田中麗奈
監督・脚本:赤堀雅秋(『その夜の侍』)
製作:「葛城事件」製作委員会(ファントム・フィルム テレビマンユニオン コムレイド)
製作プロダクション:テレビマンユニオン
配給:ファントム・フィルム

【作品概要】
普通の家族が、なぜ崩壊し、無差別殺傷事件を起こした死刑囚を生み出してしまったのか 。
抑圧的で思いが強い父親。長男はリストラされ孤立。妻は精神を病む。次男は無差別殺人を起こし、死刑囚に。そして、死刑反対の立場から次男と獄中結婚した女は―。壮絶な、ある家族の物語。(アップリンクHPより)

【感想レビュー】@theater
観て良かったです。でもけっこう消耗しました…。ほぼ満席の会の最後列で観たのが良かった…。まったくの他人ですけど、ガラガラの空間で観たりしたら寒々とし過ぎてズドーンときたかもしれません。そういう意味では冷静に観れたのもあるかもしれません。

本当にどこにでもあるような、でも一軒一軒広い敷地の閑静な住宅街の一画に住む家族の話しなんです。
結婚する、子どもの親になる、マイホームを持つ、その為に父親たるもの稼ぐのだ‼ そして、そうなれるように良い大学出るのだ…と、始まるステレオタイプの価値観。ありましたよねぇ。ありました
それを子どもに、父親が押し付けるのか、母親が押し付けるのか、はたまた両親ともが押し付けるかの違いはあるにせよ、ありましたありました、そういう価値観。そして、多様化してきた現在ですら、ありますあります、そういう価値観…という感じ。。

この映画が怖いのは、自分の育ってきた環境、価値観に当てはまる要素が、少なからずある人が多いのではないかということ。

もちろん、家庭が崩壊していたって、殺人を犯すのかという絶対的な境界線はあるにせよ、その境界がどこに在るのかを手探りしつつもシームレスに描かれていく『葛城事件』に震えんるじゃないかしら…と思う。


素敵だけど、ありふれた住宅街も家屋も良かった。外からは分からないけど、一歩家に入ると崩壊フラグ満載な描写も良かった。
母親は食卓の定位置でいつもコンビニ弁当を食べていて、息子達にご飯は?って聞くけど、作らない感じとか。
子ども達も慣れたもので、手作りご飯など出てこない前提でいるところとか。
家庭崩壊の匂いがコンビニ弁当で表されていて、観ているうちにこちらまでさもしい心地に…

また、犯人を演じる若葉竜也さんの髪型がリアリティーがあって良かったです
顔を覆うようにして伸びたむさ苦しい髪は、マスク依存性と同じような精神状態を思わせる描写でもあり、中二病をこじらせた雰囲気でもあり、なんとも巧妙でした。

父親を、徹底して父権的に描いていたのもぶれなくて良かったです。

ただ、父親や母親が有名な俳優であることが、だんだん観ていてノレなくなってきた要素でもありました。何でなのかはっきりは分かりませんが…。

三浦友和さん、凄かったんです。あげくやつれた様子がかえって格好良くてどうしようかと思うほどで…←集中せねば
南果歩さんも凄かったんです。
でも、台詞のシーンが長かったり巧すぎるほど、さすがに凄いなぁ…と思ってしまったりして、なんだか気が逸れてしまったり。。

難しいですね…

あと、死刑囚と結婚した田中麗奈さんの台詞が面白かったです!
実はこの人物が一番よく分からない行動原理だし、一般的にもそうやすやすと理解されにくいと思いますが、そこを無差別殺人を犯した死刑囚の次男と対比させながら描いているところがシュールでした。彼女が話しだすと、いつも崩壊中の父親と次男の返しが一周回ってマトモになっている…!ように感じるところとか…!

凄い化学反応でした…
奇妙な人間関係。。

救いなんて、無い。救いなんて無いのがこの世の摂理といわんばかりの『葛城事件』。

そんなに思い詰めなくても、そんなに追い詰めなくても、世界は回っていて、美味しいご飯を食べて、楽しく会話をしよう、そうすれば何とかなるサ。

…と一瞬思わなくもないけど、そうはならないのが『家族』なんでしょうね…。それがうっすら分かっているだけに観た後の居心地の悪さよ…な、映画でした。






『裸足の季節』(2015)

2016年08月18日 | 西洋/中東/アジア/他(1990年以降)
『裸足の季節』(2015)

(2015年/フランス=トルコ=ドイツ/97分)
監督:デニズ・ガムゼ・エルギュヴェン
音楽:ウォーレン・エリス
出演:ギュネシ・シェンソイ、ドア・ドゥウシル、トゥーバ・スングルオウル、エリット・イシジャン、イライダ・アクドアン、ニハル・コルダシュ、アイベルク・ペキジャン
原題:MUSTANG
提供:ビターズ・エンド、サードストリート
配給:ビターズ・エンド

【作品概要】
自由を奪われた美しい5人姉妹の、甘美でほろ苦い反逆の物語。首都イスタンブールから1000km離れたトルコの小さな村に住む、美しい5人姉妹の末っ子ラーレは13歳。10年前に両親を事故で亡くし、いまは祖母の家で叔父とともに暮らしている。学校生活を謳歌していた姉妹たちは、ある日、古い慣習と封建的な思想のもと一切の外出を禁じられてしまう。電話を隠され扉には鍵がかけられ「カゴの鳥」となった彼女たちは、自由を取り戻すべく奮闘するが、一人また一人と祖母たちが決めた相手と結婚させられていく。そんななか、ラーレは秘かにある計画をたてる……。(アップリンクHPより)

【感想レビュー】@theater
圧巻…‼

何が圧巻かって。
娘たちみんな、脚長い!とにかく長くて真っ直ぐな脚‼
そしてみんな、髪長い!とにかく長くて豊かな髪‼
それを観ているだけでかなりのエネルギーチャージだった

あっという間に駆け抜ける娘時代の刹那。刹那だから眩しいんです。放たれる強烈な輝きをこんなに素敵な映像で観れるなんてっ

政教分離原則のトルコだし、娘たちは一見、今時のカラフルでカジュアルな服装で、手脚なんかも服から出放題なんです。イスラム世界だけど世俗主義国家だし、地方でもそうなんだふむふむ、と観ていたのですが…。

でも。

都市から遠く離れた小さな村に残る慣習は、政治とはまた別次元で彼女たちを蝕む。。

彼女たちが、眩しく描かれれば描かれるほど、その対比で胸が押しつぶされそうになるのだ。

冒頭の海のシーン、凄かったな…
なんか青春爆発でした!
まさに青春賛歌
陽に透ける栗色の豊かな髪が風になびく。ずっと観ていられる…と思いながら観てました

映画館がアットホームなところなのですが、末娘のキュートな発想に思わず笑いが起きたり、しんみりしたり、一体感があって、そういういのも良かったです



また、最近はトルコの物騒なニュースをよく目にするのでなんとも言えない気持ちになりつつ…。

そして、トルコ映画は幾つも観たわけではないですが、こんなにお洒落な映画もあるのだなとびっくりもしました




『団地』(2016)

2016年08月18日 | 邦画(1990年以降)
『団地』(2016年/日本/カラー/103分/ビスタサイズ/5.1ch)

脚本・監督:阪本順治
出演:藤山直美、岸部一徳、大楠道代、石橋蓮司、斎藤工、冨浦智嗣、竹内都子、濱田マリ、原田麻由、滝裕可里、宅間孝行、小笠原弘晃、三浦誠己、麿赤兒
製作・配給:キノフィルムズ
©2016「団地」製作委員会

【作品概要】
とある団地に引っ越してきたいわくありげな夫婦と、彼らが抱える秘密を暴こうとする住人たちが騒動を巻き起こす。団地を舞台に住民たちが繰り広げる騒動を描くコメディ。(Yahoo!映画より)

【感想レビュー】@theater
凄い面白かった‼
設定も、台詞も、お芝居も、展開も

斎藤工さんのハマり方、素晴らし過ぎました…‼

始めに出てきた時のぎこちなさ、何だぁ?!っていうのが積み重なっていく感じも面白い。
『ご無…刈り』
『効果きしめん』
極め付けは、『準備万端バルタン星人』!!

そういえば昨年、斎藤工さんをフィルメックスでお見かけしたのですが、なんか異空間に居るような雰囲気が印象的でした。格好良いとか背が高いとか洋服がエキセントリックとか、そういう事ではない(←と言いながらしっかり見てる)空気感を纏ってらした…。
目から青いビームとか出そうな気さえしたし…

この映画の中で、なにかそういう印象に通ずる存在感でした

団地という、そこに住んでいる人にとってはあまりに日常の空間から、気付いたら異空間にワープしている感じ。
日常からシームレスにまさかのSF世界へ…‼

他者へ向ける無神経な好奇心が、時に悪意になったり。
他者に、ほんの少しだけ心を寄せることでほのかな温かさを感じたり。
どっちの生き方を選ぶかは自分次第


いやぁ、面白かったなぁ
劇場でもドッと笑い声が何度も起きていて、一体感がありました

観た後に台詞をマネしたくなります






『この国の空』(2015)

2016年08月17日 | 邦画(1990年以降)
『この国の空』(2015)

監督:荒井晴彦
原作:高井有一
脚本:荒井晴彦
音楽:下田逸郎、柴田奈穂
出演者:
二階堂ふみ:里子
長谷川博己:市毛
工藤夕貴:里子の母
富田靖子:里子の伯母
利重剛、上田耕一、石橋蓮司、奥田瑛二

【作品概要】
芥川賞作家・高井有一の谷崎潤一郎賞受賞作を映画化。終戦が間近に迫る東京を舞台に、19歳のヒロインが妻子を疎開させ一人で暮らす隣人男性の身の回りの世話を焼くうちに、女性として目覚めていくさまを描く。

【感想レビュー】
公開時に見逃しWOWOW観賞しました

これは…!
色々感想はありますが、まずは、まずはちょっとだけ見える腋毛が強烈な印象を放つ作品でした…!

いや、もちろん他にも色々感想はあります

でもなんかすべて腋毛に集約されていく…←誉めてマス。
誤解を招きそうなので、詳しくはまた後ほど。←まだ書くのか…。

戦争を描く上で、マクロ的な視点なのかミクロ的な視点なのか、の問題があると思います。例えば『日本のいちばん長い日』(1967)がマクロ的だとすれば、この映画はその対極にあると言えそうです。

ヒロインの精神が渇いている。その時代設定として、この時代を選んだという感じ。戦争に突入する前からのヒロインのバックボーンなどは違うけれど、そういう意味では『戦争と一人の女』(2013)と通ずる要素もありつつな作品でした。

『この国の空』。
見どころは、やっぱりハセヒロさんの色気が尋常じゃない‼という点があると思います。
色気が歩いているのかと思うようなハセヒロさんの存在感…‼あの危険な感じは…なんでしょうねぇ。尊敬する俳優は森雅之さんだと仰っていますが、なんか分かります。まさに危険な感じ!

そして、二階堂ふみちゃんのはち切れんばかりのリアルな裸体を後ろから捉えた画も素晴らしいいやらしくはないんです。ただ、もう、若い!!
迸る若さ、気怠さ、急速に“女”が全面に出てくる感じ。でもこのシーン、品がある感じで良かったんです


けれど、それ以上に私が唸ったのは里子の母を演じる工藤夕貴さんの“腋毛”なのです!!←力説。
でもこれ、付け腋毛だそう。とはいえ、それを着けられる工藤夕貴さんは凄い!
なぜこんなに熱くなっているのかというと。それは映画の中で、生と性の迸りを一瞬で表す必殺技のようにさえ思えるからなのです…!!!←何を言っているかだんだん分からなく…

でも、今までにも同じように感じた映画があります。度肝を抜かれたのは、吉田喜重監督の『戒厳令』(1973)で、二・二六事件を描いた作品です。おそらく付け腋毛ではなさそうな、ナチュラルな腋毛が見えるアングルで性交をしているシーンがあるのですが、凄い印象的なシーンなんです。でも確かに裸婦画でも描いてあるのありますよね。その時代のリアルを表現していて、ハッとさせられます。
身体つきとか、髪型とか、服装とか、仕草とか、言葉遣いとか、身だしなみとか、その延長線上に腋毛を見せるという演出があるようにさえ思うのです。

『ラスト、コーション』(2007)でも同じことを感じました。鮮烈な生と性の迸りの表現としての腋毛。←こういう理由なので、私は別に腋毛が好きなわけではありません。。実生活で見たらきっとギョッとするでしょう

そんなこんなで。長くなりましたが…。
『この国の空』の工藤夕貴さんの水浴びシーンは、この作品のハイライトだ!!と思ったのでした。