『ハーメルン』(2013)

坪川拓史監督、西島秀俊さん(野田)、倍賞千恵子さん(リツコ)、坂本長利さん(校長先生)出演。
【STORY】
廃校となった学校で一人静かに暮らす元校長と、過疎が進むその村の人々の記憶を幻想的に描き出すヒューマンドラマ。
【感想レビュー】@theater
映画の中では、とってもゆったりとした時が流れています。
圧倒的な映像美で、一足早くすっかり秋を体感しました
昭和村の美しい風景に溶け込むような、俳優陣のほっこりした衣装もとても素敵でした
赤や黄色の紅葉も、もちろん素敵でしたが、雪景色もまた…
西島さん演じる野田が一歩一歩、雪をキュッキュッと踏みしめる音が、静かに響きます。
パッヘルベルの“カノン”の健やかで浄化されるメロディーと、ドビュッシーの“小さな羊飼い”の冒頭の異国情緒漂う浮遊するメロディーとが、繊細で感受性の強い野田少年の心の冒険を映し出しているようで、その表現の対比がとても印象的でした
そして、小学校の廃校や大切な人との別れという状況を、静かに受け止める登場人物達。
始めは“ふにゃふにゃ”の“カノン”のアンサンブルが、最後はどうにかこうにか、エネルギーを感じさせる“ふにゃふにゃ”でない“カノン”へ…

ぽっかりと空いた心に、“カノン”が優しく響きます
音楽を愛している監督のお気持ちが作品に溢れていて、とっても幸せな心地になりました
人々の想いや祈りが重なり、そして一面に拡がっていくような、希望を感じさせるラストだったと思います
いちょうの木!!
美しかったです



坪川拓史監督、西島秀俊さん(野田)、倍賞千恵子さん(リツコ)、坂本長利さん(校長先生)出演。
【STORY】
廃校となった学校で一人静かに暮らす元校長と、過疎が進むその村の人々の記憶を幻想的に描き出すヒューマンドラマ。
【感想レビュー】@theater
映画の中では、とってもゆったりとした時が流れています。
圧倒的な映像美で、一足早くすっかり秋を体感しました

昭和村の美しい風景に溶け込むような、俳優陣のほっこりした衣装もとても素敵でした

赤や黄色の紅葉も、もちろん素敵でしたが、雪景色もまた…

西島さん演じる野田が一歩一歩、雪をキュッキュッと踏みしめる音が、静かに響きます。
パッヘルベルの“カノン”の健やかで浄化されるメロディーと、ドビュッシーの“小さな羊飼い”の冒頭の異国情緒漂う浮遊するメロディーとが、繊細で感受性の強い野田少年の心の冒険を映し出しているようで、その表現の対比がとても印象的でした

そして、小学校の廃校や大切な人との別れという状況を、静かに受け止める登場人物達。
始めは“ふにゃふにゃ”の“カノン”のアンサンブルが、最後はどうにかこうにか、エネルギーを感じさせる“ふにゃふにゃ”でない“カノン”へ…


ぽっかりと空いた心に、“カノン”が優しく響きます

音楽を愛している監督のお気持ちが作品に溢れていて、とっても幸せな心地になりました

人々の想いや祈りが重なり、そして一面に拡がっていくような、希望を感じさせるラストだったと思います

いちょうの木!!
美しかったです


