『ジンジャーの朝
さよなら、わたしが愛した世界』(2012)
【STORY】
冷戦時代のロンドンを舞台に、思春期の少女たちの揺れ動く心情と成長を描いたドラマ。
【感想レビュー】@theater
青春時代を第二次世界大戦下で過ごした両親の元に生まれた彼女たち。
幼なじみとして育ち、まるで一卵性双生児みたいな2人が、自我の目覚めとともにそれまでと同じ関係性でいられなくなる…。
そこまでは、ありふれたシチュエーションなのですが、そこからがもう…これまでか、これまでかの倫理観の崩壊…。
それを、実存主義の父親があたかも思想武装(?)して正当化するので、娘のジンジャーがあまりに可哀想でした。
ここまでくると滑稽な気もしましたが、家庭というミニマムな社会では、誰が正しいのか…正しくないのか、ではなく、従属関係のパワーバランスによっても変わってしまうので…。
でも娘のジンジャーが、前向きなのが救いでした…。
さよなら、わたしが愛した世界』(2012)
【STORY】
冷戦時代のロンドンを舞台に、思春期の少女たちの揺れ動く心情と成長を描いたドラマ。
【感想レビュー】@theater
青春時代を第二次世界大戦下で過ごした両親の元に生まれた彼女たち。
幼なじみとして育ち、まるで一卵性双生児みたいな2人が、自我の目覚めとともにそれまでと同じ関係性でいられなくなる…。
そこまでは、ありふれたシチュエーションなのですが、そこからがもう…これまでか、これまでかの倫理観の崩壊…。
それを、実存主義の父親があたかも思想武装(?)して正当化するので、娘のジンジャーがあまりに可哀想でした。
ここまでくると滑稽な気もしましたが、家庭というミニマムな社会では、誰が正しいのか…正しくないのか、ではなく、従属関係のパワーバランスによっても変わってしまうので…。
でも娘のジンジャーが、前向きなのが救いでした…。