晴れのち平安

源氏物語を中心に平安な日々♪
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「高橋まゆみ創作人形展」鑑賞

2008年07月24日 | I love 北九州市
本日の画像は、小倉の『つじり』で食べたアイス氷抹茶と宇治金時です。(←名前が微妙に違うかも。)
子どもの時からグリーンティを愛飲していた私は抹茶のスイーツが好物です。




今日は、母と小倉の北九州市立美術館別館で開催中の「高橋まゆみ創作人形展 故郷からのおくりもの」を鑑賞。

母が見に行きたいと展示開始前から言っていたので、私はそのお供に と思っていたのですが、実際、展示を見学してみて



涙が出そうでした。感動して。



懐かしいような愛しいような切ないような・・・。
寂しいとも悲しいともつかない感情。

くしゃくしゃの顔をしたおばあちゃんの人形を見れば、亡くなった祖母を思い出し、子どもの人形を見れば、幼かったころの弟や妹の姿とイメージがかぶります。

人形を鑑賞される人によって、また、歩まれた人生によって、いろいろな見方ができるのではないのでしょうか。

素敵な展示でした。
心から見にいってよかったと思いました。


もっとも印象に残ったお人形が、
雪の中、夫を待ち続けるアルツハイマー病の妻。
いたわるように愛しむようにその妻を背後から抱く夫 という姿でした。


このお人形は、高橋まゆみさんの創作に大きく影響を与えた 陽信孝(みなみのぶたか)さんの著書からイメージしたものだそうです。


うちの母が展覧会会場で、陽信孝さんの著書『八重子のハミング』(小学館文庫)買ってくれたので、帰宅後、早速読みました。

何度も何度も泣きそうになりました。
信孝さんに向けられる八重子さんの無邪気な笑顔。
ただ、そこにいるだけでいいと思う愛しい存在。

そんな夫婦に憧れます。

もちろん、介護は愛情だけでできることではないと承知しています。
家族の協力、経済的な問題、介護者のストレス解消 がそろわないと難しいでしょうね。

何度も手術をした身体であるにもかかわらず、アルツハイマー病の八重子さんを11年支え続けた信孝さんとご家族には頭が下がります。






陽 信孝
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素晴らしい人形たちとの出会いと、良い本との出会いが重なり、胸がいっぱいです。
私にもまだ、こんなに胸が揺さぶられるほど感動することがあるのだなと思ってしまいました。
ありがとうございました。





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