その2の続きです。
「源氏香をたのしむ会」が開催された小倉城庭園の和室の床の間をご紹介します。
掛け軸は旧暦にちなんで「七夕」の絵でした。
聞香(もんこう)を行うときは、床の間にお花を飾らないのだそうです。
お花の香りで惑わされると大変ですものね。(゜_゜)(。_。)(゜_゜)(。_。) ウンウン
絵の下部には、角盥(つのだらい)に水を入れ“梶(かじ)の葉”が浮かんでいる様子が描かれています。
七夕には、角盥(つのだらい)に梶の葉を浮かべ水面に星を映して眺める習慣があります。
梶の葉って実物はこんな感じです。京都の城南宮で撮影。
■当サイト内、関連ページ
⇒風俗博物館で2006年に展示された『源氏物語』<幻>巻より 七夕―在りし日の紫の上と源氏―
『源氏物語』<幻>巻では、源氏が亡くなった紫の上を偲び、和歌を詠むシーンがあります。
七夕の 逢ふ瀬は雲の よそに見て
別れの庭に 露ぞおきそふ
(七夕の逢瀬は雲の上の別世界のことと見て
その後朝の別れの庭の露に悲しみの涙を添えることよ)
【和歌・訳の引用】 渋谷栄一氏のwebサイト『源氏物語の世界』
『源氏物語』<橋姫>巻を描いた扇も飾ってありました。
扇じゃなくて「蝙蝠(かわほり)」かな?
描かれている姫君は、宇治の大君(おおいぎみ)と中の君(なかのきみ)です。
絵には描かれていませんが、この美しい姫君たちを垣間見ているのが、宇治十帖の主人公である薫(かおる)です。
宇治十帖は、薫が大君と中の君の姿を見てしまったことからストーリーが展開していきます。
■当サイト内、関連ページ
☆『源氏物語』宇治十帖古蹟を巡る→第四十五帖 橋姫
その4へ続く。
「源氏香をたのしむ会」が開催された小倉城庭園の和室の床の間をご紹介します。
掛け軸は旧暦にちなんで「七夕」の絵でした。
聞香(もんこう)を行うときは、床の間にお花を飾らないのだそうです。
お花の香りで惑わされると大変ですものね。(゜_゜)(。_。)(゜_゜)(。_。) ウンウン
絵の下部には、角盥(つのだらい)に水を入れ“梶(かじ)の葉”が浮かんでいる様子が描かれています。
七夕には、角盥(つのだらい)に梶の葉を浮かべ水面に星を映して眺める習慣があります。
梶の葉って実物はこんな感じです。京都の城南宮で撮影。
■当サイト内、関連ページ
⇒風俗博物館で2006年に展示された『源氏物語』<幻>巻より 七夕―在りし日の紫の上と源氏―
『源氏物語』<幻>巻では、源氏が亡くなった紫の上を偲び、和歌を詠むシーンがあります。
七夕の 逢ふ瀬は雲の よそに見て
別れの庭に 露ぞおきそふ
(七夕の逢瀬は雲の上の別世界のことと見て
その後朝の別れの庭の露に悲しみの涙を添えることよ)
【和歌・訳の引用】 渋谷栄一氏のwebサイト『源氏物語の世界』
『源氏物語』<橋姫>巻を描いた扇も飾ってありました。
扇じゃなくて「蝙蝠(かわほり)」かな?
描かれている姫君は、宇治の大君(おおいぎみ)と中の君(なかのきみ)です。
絵には描かれていませんが、この美しい姫君たちを垣間見ているのが、宇治十帖の主人公である薫(かおる)です。
宇治十帖は、薫が大君と中の君の姿を見てしまったことからストーリーが展開していきます。
■当サイト内、関連ページ
☆『源氏物語』宇治十帖古蹟を巡る→第四十五帖 橋姫
その4へ続く。