平安時代好きブロガー なぎ です。
京都市下京区にある風俗博物館のこと。
2024年5月に
風俗博物館を訪ねて撮影した展示の様子です。(❝ ❞はレジュメまたはパネルより引用)
②女房の日常・局 ~王朝女性の身嗜み・黒髪~
【女房の局(つぼね)】
❝局とは、渡殿(わたどの)にある、上臈の女房に与えられた部屋❞
【髢(かもじ)をつける女房】
【女房のそばには「高坏灯台」がありました】
「高杯(たかつき)」をひっくり返して、台の底に灯明皿を置いているものを「高坏灯台」といいます。
こうすることで手もとが明るくなります。
【縮れ毛の女房】
当時はストレートの髪が愛されました。
【鏡をかけた鏡台】
【伏籠(ふせご)に装束をかけて香りを焚き染める女房】
【伏籠(ふせご)】
❝伏籠
装束に自分の好みに調合した香りを焚き染める時に使うのが伏籠です。火取香炉(ひとりこうろ)で薫物(たきもの)を燻らせた上に大きな竹製の籠を伏せて、その上に衣服をかけて、香りを焚き染めました。
香を焚き染める工夫は平安時代の人々にとって日常的な習慣で、自らの所作の後にどのような香りを残すか、それぞれが心配りしていました。 ❞
伏籠といえば『源氏物語』若紫巻において、伏籠の中に雀を入れて鳥かご代わりに使っていたのが思い出されます。
【吊衣桁(つりいこう)と吊香炉(つりこうろ)】
【立衣桁(たていこう)
【井桁】
【女房の局】