晴れのち平安

源氏物語を中心に平安な日々♪
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九博トピック展示「祈りのかたち 八幡」の図録、そして宇佐神宮参拝に藤原宣孝を想う

2016年03月15日 | 平安あれこれ

 私のささやかな日常。

2月2日(火)から3月13日(日)まで
九州国立博物館4階にてトピック展示「祈りのかたち八幡」が開催されました。
先月、展示を見に行って図録を購入してきました。

大変見ごたえがある展示で図録(2,000円)も読みごたえたっぷり。



図録の冒頭には
『源氏物語』にも八幡宮を参拝する姫君が登場する。
とあり、玉鬘が筥崎宮と石清水八幡宮を参拝したことが
紹介されていて嬉しかったです。



さて。先週のこと。

大分県宇佐市にある宇佐神宮を参拝してきました。
八幡総本宮でもあります。


宇佐神宮 上宮


宇佐神宮 下宮

 <ご祭神>
 ・八幡大神[誉田別尊(応神天皇)]
 ・比売大神[多岐津姫命・市杵嶋姫命・多紀理姫命]
 ・神功皇后[息長帯姫命]



紫式部の夫・藤原宣孝は紫式部との結婚前に、
筑前守(ちくぜんのかみ)と大宰少弐をつとめた経験があります。
また、紫式部との結婚後に「宇佐使」(宇佐神宮への勅使)に選ばれています。

『源氏物語』の脇役に目を向けると、
大宰大弐(だざいのだいに)または大宰少弐(だざいのしょうに)
といった大宰府の役人とゆかりのある人物が多いことに気づきます。
大宰大弐・少弐の任期はそれぞれ5年。京から大宰府へ赴任します。

生涯のほとんどを平安京で過ごした紫式部。
九州を訪ねたことがないであろう紫式部に九州の様子を伝えた一人は、
夫・藤原宣孝だったと考えられます。




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