晴れのち平安

源氏物語を中心に平安な日々♪
※文章や写真の無断転載は禁止!

【紫の縁】 京都・大覚寺 市田ひろみ氏による女房装束の着装実演<よそほひがたり源氏>

2013年12月21日 | 日記
12月15日に開催された『紫の縁「源氏物語の世界」~源氏物語にひたる一日~』でのこと。

大覚寺 宸殿にて
日本和装師会会長 市田ひろみ氏による
女房装束の着装実演 が開催されました。

単(ひとえ)・袿(うちき)<五衣(いつつぎぬ)>・打衣(うちぎぬ)、
表着(うわぎ)・唐衣(からぎぬ)・裳(も)が
衣紋者によって次々と重ねられていく様子は本当に素晴らしかったです。

市田ひろみさんによるお話も楽しかったです。


女房装束




また、宸殿では
『源氏物語』<玉鬘>での歳暮の衣配りに登場する
光源氏がそれぞれの姫に贈った装束を具現化した袿・細長が展示されていました。
(装束の制作は井筒企画によるものです。)



明石の御方


空蝉


末摘花


玉鬘


花散里



明石の姫君と紫の上の装束が見当たらないと思っていたら・・・
女房装束の着装実演後、
実際に着装された方々が登場


明石の姫君<細長>
細長はその名のとおり、裾が細く長いです。
なんて可憐なんでしょう♪


紫の上
華やかなオトナの女性の魅力。

さらに紫の上の袿を着た方による
「夕顔」の舞が披露され、うっとり。


素敵な演出の数々に感動しました。




 気になる本。

市田ひろみさんによる最近出版された本だそうです。


大人の京都 路歩き 大路・小路・路地で見つける物語




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【紫の縁】 京都・大覚寺 山本淳子氏の講演 <ものがたり源氏>

2013年12月21日 | 日記
12月15日に開催された『紫の縁「源氏物語の世界」~源氏物語にひたる一日~』でのこと。

大覚寺 信徒会館1階にて
京都学園大学教授 山本淳子氏による講演
「源氏物語の恋と愛執」が開催されました。

お話の構成は以下のようになっていました。(レジュメより)

 1 光源氏と嵯峨
 2 「恋」とは何か、「愛執」とは何か
 3 「愛」という甘え
 4 「愛」という鈍感
 5 愛された人生とは
 6 「愛執」の果ての「恋」



光源氏の人生を通して
藤壺と紫の上を軸としたお話でした。

レジュメも読みごたえがあって素敵。
ご講演でのお話は大変興味深くおもしろかったです。



 オススメの本。


源氏物語の時代―一条天皇と后たちのものがたり (朝日選書 820)


私が源氏物語を書いたわけ 紫式部ひとり語り




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【紫の縁】 京都・大覚寺 吉岡幸雄氏の講演 <わざがたり源氏>

2013年12月21日 | 日記
 12月14日に開催された『紫の縁「源氏物語の世界」~源氏物語にひたる一日~』でのこと。

大覚寺 信徒会館1階にて
染司よしおか五代当主 吉岡幸雄氏による
講演が開催されました。

講演会場では、
染料として使用される植物や染められた糸、
『源氏物語』<玉鬘>の歳暮の衣配りの場面で
光源氏ゆかりの女君たちに贈られた衣装の色を再現したものが
各種展示されていました。

吉岡先生の著書
日本の色辞典」や「源氏物語の色辞典」の掲載写真で見ていたそれらを
実際に間近で拝見できてとても嬉しかったです。











桜がさねの細長



私の拙い写真では実際の美しさが伝わらないと思います。
ぜひ「源氏物語の色辞典」をご覧ください。

色から、それぞれの女君の個性を感じられますね。
楽しいお話を拝聴できてよかったです。


会場では著書の販売コーナーもあり、
私は未読だった「王朝のかさね色辞典」を購入。
吉岡先生にサインと握手もしていただきました。


王朝のかさね色辞典




 オススメの本。


日本の色辞典


源氏物語の色辞典





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