晴れのち平安

源氏物語を中心に平安な日々♪
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母を恋ふる 玉鬘(たまかづら)

2008年09月10日 | 日記
ホームページの更新が滞っています。

源氏物語の登場人物のひとり玉鬘に特化したページも作成中なので手を加えたいところ。


玉鬘が筑紫で参拝したとされる神社は「鏡神社」(佐賀県唐津市)と「筥崎宮」(福岡市)。

共通する祭神は、八幡神<応神天皇>の母である神功皇后(息長足姫命)です。


■鏡神社

神功皇后の御魂をおさめた鏡を祀り(諸説あり)、境内には神功皇后が応神天皇を出産する際、陣痛を鎮め安産に導いたという霊水が湧いています。

現在、鏡神社は安産の神としての信仰も篤いそうです。






■筥崎宮(筥崎八幡宮)

神功皇后が応神天皇を出産した時の胞衣(えな=胎児を包んでいた膜や胎盤など)を箱に入れて埋めたことから、この地を筥崎(箱崎)といいます。
箱を埋めた標(しるし)に松の木を植え、現在の松の木は何代目なのかわかりませんが、この松の木を「筥松」または「標(しるし)の松」といいます。
筥崎宮のご神木です。








京から遠く離れた筑紫で育った玉鬘は、実母である夕顔との再会を強く望んでいたことと思います。

母を恋ふる玉鬘にとって、神功皇后という“母なる神”を祀る神社を参拝するのは必然だったのかもしれません。


玉鬘が母である夕顔の死を知るのは京に戻ってから・・・となります。







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