晴れのち平安

源氏物語を中心に平安な日々♪
※写真の無断転載禁止!!

オリンピックから山上憶良へ

2008年08月16日 | 日記
今日、テレビでオリンピックのメダル授賞式を見ながら
「金メダル、銀メダル・・・しろがね・・・」とつぶやいて

「ねぇ。しろがねもくがねもたまも の続きって何だっけ?」と私。

「銀(しろがね)も金(くがね)も玉も 何せむに まされる宝 子にしかめやも でしょ。大伴旅人だっけ?」と母。



・・・歌は合っています。さすが!4人の子を育てた母。
しかし読み人は大伴旅人ではなく山上憶良(やまのうえのおくら)ですよー。


オリンピックの金メダルや銀メダルを見て、万葉集に収められているこの歌を思い出す人は、少数派でしょうね。(笑)



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銀(しろがね)も 金(くがね)も玉も 何せむに 
  まされる宝 子にしかめやも

         筑前国守(ちくぜんのくにのかみ) 山上憶良

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歌の意味:
銀も金も玉も子たちへの愛に比べれば、何になろうか。            
どんな秀れた宝も、子どもには及ばない。



ここ最近、耳をふさぎたくなるような事件が続く中、子を思う親の立場で詠まれた歌は純粋に心にしみますね。



 画像の歌碑は?

大宰府政庁跡の東にある「学校院跡」に建っている“子等を思ふ歌”の歌碑です。
歌碑の隣りに説明板もあります。

当サイト内の、こちらのページをご覧下さい。




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