かけっこ倶楽部

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ハセツネ(山岳耐久レース) (ハッシー)

2008-10-27 12:28:25 | 近況報告
2週間前に日本山岳耐久レース(長谷川恒男カップ、通称ハセツネ)に初めて参加しました。投稿が遅れてすみません。
前々から一度は参加したいなと思っていたレースです。ハセツネは下記のような特徴を持っています。
きつそうだけど面白そうなレースだとわかっていただけると思います。多分。

ハセツネの特徴

1.71.5キロの長距離

2.奥多摩の主要な山を縦走 累積標高差は4,832m
標高200Mの五日市中学をスタートして三頭山(1527M)、御前山(1405M)、大岳山(1266M)、御岳山、日の出山等を縦走

3.夜間走行が必須 
スタートが午後1時なので、早い人でも8時間くらいかかるので夜間走行しないといけない。殆どの人はヘッドライト持参。

4.水、食料の携帯が必要
途中1か所水またはスポーツドリンク1.5リットルの補給があるのと湧水を飲むことができるのみ。
それ以外の水、食料は自分で持っていかないといけない。

5.制限時間24時間
休まずに歩き続けたらもしかしたら完走できるかも

6.トレイルランレースでは一番の人気レース
今回は募集から1日半で2000人の定員に達した

午後1時スタート。この距離のトレイルランは初めてでペースがわからないのでとりあえずスタートしたポジションで流れにまかせて走ることにする。
疲れる前に給水と給食の鉄則どおりにスタート直後から給水、30分おきに給食。ぶっつけ本番のハイドレーションパックを使った給水も難なくクリア。
日が暮れてヘッドライトが必要になるまでに何処まで行けるかなと考えながら、ひたすら前の人について走る。
すでに第一関門の浅間峠に着くころにはあたりは真っ暗。ここからヘッドライトとストックを取りだして使い始める。
ヘッドライト走行もぶっつけ本番だったが、これも難なくクリア。
浅間峠過ぎて登りがきつくなると、歩き続けることができなくなり、30歩歩いてはストックを突いて1分くらい休憩のパターンに。
このコースで一番高い三頭山1527Mに着いたときは、これ以上高い山に上ることはないなとほっとしたのもつかの間、コース断面図を見るなりこれから続くおうとつの連続に唖然。
三頭山の急坂を慎重にブレーキをかけながら下ると第二関門&給水ポイント。ここについたときはレース後半に入ったこともありほっとしたあまり30分以上も休憩。
御前山のきついのぼりは10歩歩いてはしばらく休憩のパターン。大岳山の岩場の登りでは頭上の岩が分からずに頭を強打してしばらくその場で動けず。
大岳の下りはガレ場なので捻挫しないように慎重に降りるが、ブレーキをきつくかけているので太ももがパンパンになる。
御岳山の手前の湧水ポイントで眠気覚ましに顔、頭に水を掛けてリフレッして再スタート。
御岳山の第三関門(最終関門)についたときに初めて完走を確信する。ここから先は下り基調。日の出山山頂ではしばし東京の夜景を楽しむ。
住宅街に出るまでの急な坂の舗装道はブレーキのかけっぱなしでさらに太ももがはち切れんばかりにパンパンに。この急坂を過ぎると住宅街に入りゴールが見えて来た。
16時間14分でゴール。朝の5時14分。やっと長い一日が終わったとほっとした。
レース後1週間はまた走ろうという気になれませんでしたが、先週から来年は3時間短縮を目標に頑張ってみようかなという気になっています。

いやぁ、きつかったけど楽しかったぁ~