とうとう!今日はモリッシー日本公演前日!
24日のニューヨーク公演ではラモーンズの
“Judy Is A Punk”をカバーしたとのニュースが。
http://pitchfork.com/news/68537-watch-morrissey-cover-ramones-judy-is-a-punk/
(なにげに2009年ぶりに“How Can Anybody Possibly Know How I Feel?”
も、やってるーー)
ニューヨークは、モリッシーにとって音楽的な「ルーツ」でもありますね。
以前のインタビューや自伝では、70年代、自分に影響を与えたものは
「ニューヨークパンク」だと断言していました。
1976年、17の時には音楽紙「メロディー・メーカー」に、
「イギリスのパンク・ロックよりニューヨーク・パンクの
方が上。イギリスのパンクは音楽的な革命にはなってない」
とお手紙を書いてます。後から振り返り、今は上下
でなんて捉えてないけど、ニューヨーク・パンクの扱いが
軽かったからムカついて書いたらしい。
やはりメロディー・メーカーに、「ラモーンズはゴミ」
とか書いて送ってますが、そのすぐ後ラモーンズの
良さに気づいて考えを改めたそう。
ラモーンズとパティ・スミスとニューヨーク・ドールズ
は初めて聞いた時、今まで聞いてきたどんな音楽とも
違うと思ったそう。とても孤独だった彼(音楽友達0人)は
パティ・スミスには取り憑かれ、小さなステレオで
何度も何度も何度も何度も聞いたとか。
(私たちのスミス・モリッシー体験にかぶり、泣きそう)
そしてモリッシーは、13歳の自分にとって一番大事な人3人には、
もちろん、パティ・スミス、
ニューヨーク・ドールズのデヴィッド・ヨハンセン、
スパークスのロン・メイルを挙げていました。
大人になってからその3人とも出会い、パティの
ことは「自分としては彼女は『友達』と呼べる」
と語っている!そんな憧れの人たちみんなと、何らかの形で
仕事を一緒にしているモリッシーをわたしは
「プロファン」と思って尊敬してるんですけど。。
(13の頃から憧れてた人に
こんな歌歌ってもらったり…!
https://youtu.be/LwIrFTo495E)
そんなアーティストたちを含め、モリッシーは
リスペクトからやそのライブを行う「ご当地」がらみ
曲をカバーしてますね。
ここで、ライブでのカバー曲を振り返ってみました。
To Give (The Reason I Live) (Frankie Valli cover)
That's Entertainment (The Jam cover)
Satellite of Love (Lou Reed cover)
Trash (New York Dolls cover)
No One Can Hold a Candle to You (Raymonde cover)
Cosmic Dancer (T. Rex cover) Play Video stats
Moon River (Audrey Hepburn cover)
My Insatiable One (Suede cover)
Human Being (New York Dolls cover)
A Song From Under the Floorboards (Magazine cover)
You'll Be Gone (Elvis Presley cover)
Drive-In Saturday (David Bowie cover)
Redondo Beach (Patti Smith cover)
You Say You Don't Love Me (Buzzcocks cover)
Moon Over Kentucky (Sparks cover)
Street Life (Roxy Music cover)
Are You Sure Hank Done It This Way (Waylon Jennings cover)
Nothing Rhymed (Gilbert O’Sullivan cover)
Judy Is a Punk (Ramones cover)
Talk of the Town (Pretenders cover)
(I Never Promised You A) Rose Garden (Lynn Anderson cover)
People Have the Power (Patti Smith cover)
Simon Smith and the Amazing Dancing Bear (Randy Newman cover)
El Cóndor Pasa (Daniel Alomía Robles cover)
…多岐にわたっておりますが。
ちなみに今回の日本公演、大阪のIMPホールは
ラモーンズがラストツアーでライブを行った
ゆかりの場所。
ラモーンズサプライズがある…かも!?
(↑希望的妄想です)
そして、1日目の渋谷オーチャード・ホールは、
2011年にモリッシーの永遠の「ヒーロー」
(ヒロインではなく、あえてそう呼びたい)
パティ・スミスがライブを行ったところ!
パティ・スミスのカバーと言えば、
“Redondo Beach”がありますが、わたしはパティが
日本公演でアンコール前最終で演奏した
“People Have The Power”をオマージュコピー
するのではないか!?と勝手に予測。
The power to dream / to rule
to wrestle the world from fools
it's decreed the people rule
it's decreed the people rule
LISTEN
I believe everything we dream
can come to pass through our union
we can turn the world around
we can turn the earth's revolution
we have the power
People have the power ...
“World Peace〜”と表裏のような、
あっちな絶望とこっちの希望は「糾える縄の如し」
のような、、そんな気持ちでこの歌を
聞いています。
モリッシーは日本の状況のこと、どーの
というのはないかもしれないけど、
People the same everywhereと思ってる
でしょうし、自分のオールタイム「ヒーロー」
(パティのことは「ヒロイン」というより
ジェンダーレスにヒーローと呼びたい)
が立ってオーディエンスを鼓舞した同じ舞台
で、彼女の言葉を借りて、わたしたちに
力与えてくれたらなぁ、とか妄想していた今朝…。
いや、なんだっていいんです。サプライズなんて
なくたって、すべてサプライズなんですから。
明日この目に焼きつけるすべてのために、
今日一日を精一杯生きます。