散文的で抒情的な、わたくしの意見

大河ドラマ、歴史小説、戦国時代のお話が中心です。

僕たちの森で、「眠れる森」で逢いましょう。

2017年08月25日 | ドラマ
ドラマ「眠れる森」、1998年というから、ほぼ20年前の作品です。最終回の視聴率が30%を超えました。

月日が経つのは早いもんです。もう20年か。

あれ、新参者シリーズにも「眠れる森」があったなと思って調べたら、「眠りの森」でした。石原さとみさんがいい演技をしているやつです。

戻って「眠れる森」。本当に久々にDVDを見てみました。本上まなみさんが美しい。23歳ぐらいのはずです。当時は。

登場人物が次々と亡くなって、最後はキムタクまで急死というか、突然、あまり意味もなく死んでしまいます。

どうも終わり方に納得がいかなかったので、自分なりの続編を書いて、当時はブログなんてないもんだから、ファンサイトの「掲示板」に少しずつ投稿してました。

原本を持っていなかったのですが、検索してみたら、私の書いたものを一つにまとめてくださった方がいて、

久々に自分の書いた文章(まあ小説というより続編のあらすじみたいな変な文章です)を、見ることができました。

ブログだと5年前の文章でも「自分の文章とは思えない」ことがあります。思いつきで書いているので「こんなこと書いたかなー」とか思います。

でも小説風の文章は「たしかに自分の文章だ」と感じます。それなりに頭を使って、構成を考えて書いているので、たとえ駄文であっても、しっかりと自分の文章だと感じることができます。

さて「眠れる森」

推理ものなので、あまり見直す人は多くないかも知れません。でもすべて分かって見ても、私は楽しめます。

小憎らしいのは「第一回か二回の段階で、最終回が全て描かれている」ということです。

オープニングは竹内まりやさんの「カムフラージュ」ですが、そこに流れる映像が、最終回を暗示というか、むしろ明示しているのです。

仲村トオル氏は「倒れる」、最終回では「刺されて倒れる」

本上まなみさんは「倒れこむ」、最後の方で首を絞められて死ぬ。

ユースケ・サンタマリアが木から飛び降りる。最後の方で、愛する本上まなみを殺したのち、自分もビルの屋上から飛びおりる。

キムタクが森の木にもたれて眠る。最後に電車の中で眠るように死んでしまう。

ということでオープニング映像に「最終的な人々の運命」が全て描かれているのです。ホームズならわかるかもしれませんが、ふつうは分かりません。

キムタク好きじゃないですが、この作品はいい。

僕たちの森で、眠れる森で逢いましょう。一回でいいから、実生活において手紙で書いてみたいセリフです。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿