散文的で抒情的な、わたくしの意見

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女子にこそあれ、次郎法師

2017年02月14日 | ドラマ
おんな城主、直虎。一応みてます。

女子にこそあれ、次郎法師。女だが次郎法師という名前。係り結び「こそ」が結ばずに、「あれ、」となってつながる場合は、逆接になります。

だから現代語訳では「女だが」となる。どーでもいいですが。

面白くない、ですね。今の時点では。今の時点では「空想大河ドラマ、小田信夫」の方が面白い。

でもそこそこ視聴率はあるようです。

井伊家なんぞに興味がない、と言っては元も子もないですが、興味はありません。

井伊直政、関ケ原直後に死んでしまいます。四天王の中で二番目に短命。本多忠勝なんかと比べると、エピソードにも乏しい存在です。

彦根藩、大老井伊直弼。安政の大獄で馬鹿々々しい「大活躍?」をしますが、彦根藩は、幕末にはさっさと幕府を裏切ります。

井伊と並んで、徳川の先鋒と言われた藤堂藩も幕末には幕府を裏切ります。藤堂高虎はちょっと面白い人物ですが、彦根藩にも藤堂藩にも、私は良いイメージがありません。

むろん井伊直弼が歴史の定説とは違ってとっても立派な人物、などと考えたこともありません。

ということで、井伊家には魅力がない。

だからこのドラマにも魅力がない。

柴咲さんは好きですが、ドラマがいかにも悪い。

あえて書くなら、今川の描き方に面白さを感じるしかないのかも知れません。ドラマでは今川はいつも「損な役回り」ですが、なにしろ「太守」です。

それなりに力はあったし、今川義元にも見識はあった。その辺を描けばいいかと、もっとも義元が春風亭さんでは、無理な相談かもしれません。

今川氏真に歌舞伎役者を起用していますから、馬鹿息子の典型とされている彼を多少よく描くのかな、とも思います。

武田勝頼をよく描いて成功しましたから、「味をしめて」いるかも知れません。

あ、でも柴咲さんにとっては、最大の迫害者ですから今川氏真をよく描くのは難しいかな。

まあ今のところ、あまり興味がありません。