散文的で抒情的な、わたくしの意見

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大河ドラマ「いだてん」の時代 

2019年01月20日 | ドラマ
いきなりですが、「なんとなく見たくない」作品です。積極的に見たい理由がないわけです。ということで「早送り」で一応見てます。

なんとなく見たくない理由

1、そもそも金栗四三、田畑政治なんて知らない。
2、オリンピック商法に乗せられたくない。国策ドラマか!とか思う。
3、朝ドラの大河版のような気がする。

となります。

さらに見たくない理由は「時代背景」でしょう。

たぶん金栗四三の幼少時代、1900年頃から東京オリンピック1964年までを描くのでしょう。明治30年代中頃から昭和39年までです。

時代的には日露戦争→日韓併合→大正デモクラシー→軍部の台頭→日中戦争→第二次世界大戦→朝鮮戦争→高度成長の始まり、ということになります。

たぶん「時代の暗黒面はさほど描かない」でしょうから、日露戦争の興奮、ストックホルム五輪、そして大正の雰囲気を明るく描き、戦後復興を描くということになるのかな、と思います。

日露戦争の「勝利?」から日本はちょっとおかしくなり、日韓併合を経て、軍部の台頭となるわけです。「強大な軍隊を持ったので、戦争せざる得なくなった時代」です。戦争が起きる理由は色々ですが、一つの有力な説として「軍人と軍隊が強大となると、使わないわけにいかなくなる」という説があり、これは説得力を持っていると僕は考えています。むろん主原因は「経済」です。

1910年から1945年までの日本を司馬さんは「別国」と呼びますが、そんな時代です。

目をそむけてはいけないけれど、そむけたくなる時代、というのが個人的イメージです。後半は戦後復興でしょうが、「昭和復興伝説」も僕はあまり好きじゃありません。

あまり見たくない最大の理由は「そもそも金栗四三、田畑政治なんて知らない。」ということですが、「いだてんの時代」がどうも僕は苦手です。


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