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ジャン・アレチボルトの冒険

ジャンルを問わず、思いついたことを、書いてみます。

宮沢賢治風ごはんダイエット

2007-11-19 20:07:53 | Weblog
以前、ダイエットに挑戦したときのことを書きます。ただ、見事に失敗したので、真面目に取り組んでらっしゃる方には、ごめんなさい、参考にならないと思います。

二十代までは、何をいくら食べても、全然、太りませんでした。それで、自分は、太らない体質なんだと、勝手に思ってました。ところが、三十代に入って、食べれば食べるだけ太る、という時代がやって来ました。

もともと、痩せていたため、体重を気にしたことがなく、体重計に載る習慣もなかったので、「何か、ちょっと体が重いか?まあ、すぐ戻るだろう」程度の気持ちで、ダイエットなど、微塵も考えませんでした。

しかし、二十キロ近く太ったあたりで、ようやく、ことの重大さに気付きました。なんせ、着られる服がなくなった(笑)。「おれ、太ったな。間違いなく、太った」

はい、間違いなく、太ってました(笑)。世の中では、「万病のもと」「生活習慣病への片道切符」「将来の医療費負担増の主原因」など、肥満に対する、風当たりがどんどん強くなってました。「やばい、これは、ダイエットして、少しでも、体重落とさなければ」。遅ればせながら、初めてダイエットを決意しました。

ここで、普通に、ダイエット本などを読んで、やれば良かったのですが、「それではつまらない。何か、自分オリジナルの方法で、行こうじゃないか」と、バカなことを考えてしまいました。で、そんなとき、宮沢賢治の「雨にも負けず」を、思い出したんですね。

「雨にも負けず、風にも負けず」で始まるあの有名な詩です。質素な生活をしながらも、自分のためではなく、みんなの幸せを願って、生きて行こうという内容です。その「質素な生活」を表現した部分に、「一日玄米四合と、味噌と少しの野菜を食べ」という節があります。

よく考えてみると、一日お米四合というのは、すごい量です。一合で茶碗三杯くらいなので、一日十二杯、一食平均四杯。オバQか、お前は、と突っ込みたくなるほどの量です。それでも質素。宮沢賢治も、全然、太ってません。

なるほど、ご飯は、相当な量食べても太らない、そういうことではないか、と考えたんですね。このときは、凄い発見をしたと、興奮しました(笑)。それならば、食事の際、むしろ、ご飯をたくさん食べて、ご飯でお腹を一杯にすれば、ダイエット出来るんじゃないか。そう、これが「宮沢賢治風ごはんダイエット」です(笑)。

さっそく、実践しました。ご飯を必ず炊いて、おかずは、焼き魚、煮物、おひたし、きんぴら、みそ汁など、和食系で揃えました。

ところが、数日してから、気が付きました。こういうものは、意外に、ご飯が進まないんですね。

「だめじゃん。ごはんダイエットなのに、ご飯を食べてないよ」

食べなくて良いんだよ、ダイエットなんだから(笑)。でも、このときは、セオリー重視で「ご飯食べなきゃ、もっと食べなきゃ」って思いました。何のセオリーじゃ(^_^;)。

それで、ちょっとした工夫を始めたんですね。きんぴらも、ゴボウとニンジンだけだったのを、豚バラとか入れて。煮物も、野菜だけだったのを、鶏肉入れて。焼き魚は、塩焼きを、ムニエルとかにして。

そうすると、なんと、どんどんご飯が進むんですね。ああ、これはいいや、凄く美味しい。どんどんご飯が食べられる、って(笑)。もう、ダイエットって言葉、忘れかけてました。

で、はい、もちろん、かえって太りました(笑)。

宮沢賢治の時代は、肉が、簡単には手に入らなかったんですね。おかずは、必然、低カロリーになった。だから、ご飯をたくさん食べないと、体がもたない。一説によると、当時のおかずの品目や、労働状況などを考えると、四合では少なすぎで、六合は必要だそうです。

一方、今の時代は、ばんばん、肉が手に入る。豚、鶏、牛、ハム、ソーセージなど、世の中に、溢れてる。だから、おかずが、簡単に、高カロリーになる。それに、気付かなかったのが、失敗の原因です。って、気付けよ、真っ先に(笑)。

皆さん、ダイエットをする場合、ご飯は、少な目に抑えた方がいいですよ。当たり前か(笑)。実は、今、「脱塩ダイエット」を、密かに、やってるんですよ。これについては、次の機会に書きます。ただ、効果は、まだ出てません。しかも、また、オリジナルの方法です(笑)。

宮沢賢治の「雨にも負けず」については、以下の二つのサイトを参照しました。両方、PCサイトです。

雨にも負けず(宮沢賢治)--偉人の名言集とその出典

雨ニモマケズ - Wikipedia

では、では。

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