額賀財務相は、防衛庁長官時代、12月4日の宴席に、顔を出したのか?そこで、山田洋行元専務の宮崎氏と同席したのか?
守屋前事務次官が、証人喚問で、同席を明言したが、一方で、額賀氏本人は、強く否定。自民党が、額賀氏の「アリバイ」を主張する一方、民主党は、参議院での、額賀、守屋、両氏の証人喚問を議決。国会は、緊迫した状況になりつつある。
そんな中、テレビ朝日のニュースワイドショーで、コメンテーターが、「同席して、何が問題なのか?」「そんなに、破廉恥なことですか?」と発言したのには、驚いた。
同席が本当なら、論外で、破廉恥極まりない。防衛庁長官が、宮崎氏のような、利害関係の強い特定の業者と、料亭の宴席で会うというのは、癒着以外の何ものでもない。だからこそ、額賀氏は、同席を強く否定している。
防衛庁は、防衛機密という伝家の宝刀に守られて、戦闘機エンジンの購入など、巨額の税金が投入される契約であっても、選定過程など、情報が開示されにくい。それゆえ、幹部、とりわけ、事務次官や長官は、業者との関係には、ことさら神経を使うのが、本当の在り方の筈だ。
もし、業者に話を聞く必要があるなら、防衛庁に呼んで、会えば事足りる。あの立派な庁舎は、何のためにある?しかるに、業者である宮崎氏が理事を務める「日米平和・文化交流協会」で、勉強会と称する会合を開いて、そこに長官が出席するなど、それ自体、大問題である。実際、今回の事件にからんで、この社団法人は、東京地検特捜部の家宅捜索を受けている。
さらに、誰がお金を出しているのか、はっきりしない、明らかに高額な、料亭の宴席に出て、宮崎氏と同席したのならば、国民から見て、到底看過できない。
勉強会に加えて、宴席まで行ったとなると、ひどい癒着である。防衛庁が、税金でものを買うとき、山田洋行や日本ミライズに偏らず、国民の側に立った、公平な選定が出来るだろうか?国民の税金を委ねるに値する人物と、言えるだろうか?そのような人物が、現在、財務大臣という、国家の中枢に居て良いのだろうか?こういった重大な疑問が出てくる。
残念なことに、結ばれた契約や、水増し請求の処分を見る限り、山田洋行や日本ミライズは、相当有利に扱われている印象を受ける。しかも、額賀氏が、部下である守屋氏の、業者との深い付き合いを注意した形跡はない。政治家、官僚、業者が、一緒に勉強会や宴席を催し、仲良しクラブのようなものを作って、みんなで税金を食い物にしている。そう思われても仕方がない。
そのコメンテーターに聞きたい。同席の有無は、些末な問題だろうか?政官財の癒着の重大なサインの一つではないだろうか?何百何千億という途方もない額の税金が、間違った使われ方をしたかもしれない、その原因の一端ではないだろうか?
守屋氏と宮崎氏のような、防衛庁と業者の癒着というのは、発展途上国などでよく見られる、軍腐敗の、典型的なケースである。日本において、政府の志気が、著しく低下していると言わざるを得ない。地球の裏側で、命を懸けて働いている、現場の自衛官に対して、防衛庁幹部は、どの面下げて会えるのだろう。
政府と企業の癒着をいかに防ぐか、与党も、野党も、国会で議論を尽くして欲しい。もちろん、額賀氏同席の有無、日米平和・文化交流協会の役割、久間氏の問題など、まず、徹底的に、真相を明らかにすべきだ。守屋氏は、逮捕されたが、証人喚問に、もう一度、呼べばいい。国会は、国権の最高機関である。検察には、協力する義務がある。
「同席して、何が問題なのか?」「そんなに、破廉恥なことですか?」などと、目をつぶっていると、真っ当な納税者がバカをみて、日本という国が、どんどんダメになっていくだけである。
守屋前事務次官が、証人喚問で、同席を明言したが、一方で、額賀氏本人は、強く否定。自民党が、額賀氏の「アリバイ」を主張する一方、民主党は、参議院での、額賀、守屋、両氏の証人喚問を議決。国会は、緊迫した状況になりつつある。
そんな中、テレビ朝日のニュースワイドショーで、コメンテーターが、「同席して、何が問題なのか?」「そんなに、破廉恥なことですか?」と発言したのには、驚いた。
同席が本当なら、論外で、破廉恥極まりない。防衛庁長官が、宮崎氏のような、利害関係の強い特定の業者と、料亭の宴席で会うというのは、癒着以外の何ものでもない。だからこそ、額賀氏は、同席を強く否定している。
防衛庁は、防衛機密という伝家の宝刀に守られて、戦闘機エンジンの購入など、巨額の税金が投入される契約であっても、選定過程など、情報が開示されにくい。それゆえ、幹部、とりわけ、事務次官や長官は、業者との関係には、ことさら神経を使うのが、本当の在り方の筈だ。
もし、業者に話を聞く必要があるなら、防衛庁に呼んで、会えば事足りる。あの立派な庁舎は、何のためにある?しかるに、業者である宮崎氏が理事を務める「日米平和・文化交流協会」で、勉強会と称する会合を開いて、そこに長官が出席するなど、それ自体、大問題である。実際、今回の事件にからんで、この社団法人は、東京地検特捜部の家宅捜索を受けている。
さらに、誰がお金を出しているのか、はっきりしない、明らかに高額な、料亭の宴席に出て、宮崎氏と同席したのならば、国民から見て、到底看過できない。
勉強会に加えて、宴席まで行ったとなると、ひどい癒着である。防衛庁が、税金でものを買うとき、山田洋行や日本ミライズに偏らず、国民の側に立った、公平な選定が出来るだろうか?国民の税金を委ねるに値する人物と、言えるだろうか?そのような人物が、現在、財務大臣という、国家の中枢に居て良いのだろうか?こういった重大な疑問が出てくる。
残念なことに、結ばれた契約や、水増し請求の処分を見る限り、山田洋行や日本ミライズは、相当有利に扱われている印象を受ける。しかも、額賀氏が、部下である守屋氏の、業者との深い付き合いを注意した形跡はない。政治家、官僚、業者が、一緒に勉強会や宴席を催し、仲良しクラブのようなものを作って、みんなで税金を食い物にしている。そう思われても仕方がない。
そのコメンテーターに聞きたい。同席の有無は、些末な問題だろうか?政官財の癒着の重大なサインの一つではないだろうか?何百何千億という途方もない額の税金が、間違った使われ方をしたかもしれない、その原因の一端ではないだろうか?
守屋氏と宮崎氏のような、防衛庁と業者の癒着というのは、発展途上国などでよく見られる、軍腐敗の、典型的なケースである。日本において、政府の志気が、著しく低下していると言わざるを得ない。地球の裏側で、命を懸けて働いている、現場の自衛官に対して、防衛庁幹部は、どの面下げて会えるのだろう。
政府と企業の癒着をいかに防ぐか、与党も、野党も、国会で議論を尽くして欲しい。もちろん、額賀氏同席の有無、日米平和・文化交流協会の役割、久間氏の問題など、まず、徹底的に、真相を明らかにすべきだ。守屋氏は、逮捕されたが、証人喚問に、もう一度、呼べばいい。国会は、国権の最高機関である。検察には、協力する義務がある。
「同席して、何が問題なのか?」「そんなに、破廉恥なことですか?」などと、目をつぶっていると、真っ当な納税者がバカをみて、日本という国が、どんどんダメになっていくだけである。