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ジャン・アレチボルトの冒険

ジャンルを問わず、思いついたことを、書いてみます。

WBC ~「魔の八回」が示すもの

2009-03-03 15:26:32 | Weblog
2月27日のブログ「WBC連覇への課題」に、日本代表の考えられる課題として、「先発型投手のセットアップと抑えへの適応」を挙げたが、先の対西武、対巨人の強化試合で、いずれも八回にそれが現実の問題となった。

西武戦では小松(オリックス)が三つの四死球と四安打で四失点。巨人戦では、岩田(阪神)が二安打、代わった涌井(西武)が一安打。本塁への好返球で失点は免れたものの、前夜に続いて「魔の八回」となった。

これら三投手は、間違いなく力のあるピッチャーだが、いつ登板するのか不明確な状態で、試合の終盤まで待たされることには慣れていない。

山口、馬原、藤川だけでは、終盤をしのぐ投手の数が足りなくなるので、先発型投手の誰かをセットアッパーとして固定するか、試合中盤からのロングリリーフという形を取るか、何らかの工夫が必要だろう。

一流のプロ野球選手は、ハイスペックの精密機械みたいなものだ。稼働するための環境を、十分に整えておかないと、力を発揮できない。いつでも、どんな場面でも、すぐに投げられる。それを先発型投手に要求するのは、酷というものである。

ダルビッシュにしても、イチローにしても、松坂にしても、超高性能であるが故に、細かい調整が不可欠で、時間が掛かるのだと思う

従って、第1ラウンドは、さながら調整ラウンドの様相を示すかもしれない。

しかし、WBCは短期決戦なので、決勝トーナメントに行く前に、調子が上がらず、ずるすると負けてしまったら、それで終わりである。とくに、第2ラウンドは、日本、韓国、キューバの中から、二チームが勝ち残る、過酷なラウンドになる可能性が高い。第1ラウンド終了までに、調整を終えなければ、優勝が遠のいていく。

サッカーのワールドカップでも、毎回毎回、ブラジルが優勝するわけじゃない。力のない国は勝てないけど、力があるからといって、必ず勝つわけでもない。

そして、力のある国が負けると、応援していた国民の落胆は、非常に大きい。力がない国の場合より、はるかに大きい。

結局、世界トップクラスの選手を集めたとしても、WBC連覇は簡単なことではなく、我々が深く落胆する可能性は小さくない、ということだ。

ただ、ベンチの拙い采配で負けるのだけは、勘弁してくれ。

頑張れ、ニッポン!

来週月曜、テレ朝「お試しかっ!」に、モー娘。道重さゆみが出演するようだ。いよいよバラエティ本格進出か?だとすれば、その方針は、大正解だと思う。

道重のバラエティ適応力は、思っている以上に高いぞ。

録画しなきゃ(笑)。

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