kaeruのつぶやき

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「てんがらもん171回」共育のバレエ。

2015-06-19 23:04:15 | 「てんがらもんラジオ」

    教育ではなく共に育つと書く共育という言葉は国語辞典には出ていません。でも今回のゲストの田中佐美さんがご自分のバレエ修得と普及の体験からの言葉として話されると、教育とは違った大切な考え方が込められていると思うのです。

    この言葉について田中さんが口にされたのは番組の終り頃です。話の前半では小学四年生の時観たバレエ「白鳥の湖」に魅せらた少女が、父母の理解を得、貧しい暮らしのなかでバレエの道を極めていく話です。

    話のなかで何回か波瀾万丈という言葉を口にされました。ご自分の体の弱かったこと、父母のこととか交通事故にあったり、バレエ修得でロシアに行ったことなどまさに波瀾万丈といえます。是非視聴してみて下さい。

   ここをクリックを→    http://www.ustream.tv/recorded/64078306

 

   バレエの世界は私にはまったく無縁の世界でしたので、放送の前日インターネットで「鹿児島バレエ研究所」のホームページをのぞいてみました。

 その時はこれまでと同様に私には無縁のものだ、という感じのままでした。子供の頃同じクラスの女の子にバレエ教室に行っている子がいて、お金持ちのお嬢さんの趣味、という感じでした。その感覚を引きずったままできていたのです。

   

    この「てんがらもんラジオ」の視聴を通じて今までも認識をひっくり返されることが何回もあったのですが、今回はバレエに対する見方が変わったことと子供の感性の問題の理解が深まったことです。

 バレエについていえば、決してお金持ちの子どものものだけではないかという理解にはなりました。田中さんがバレエは総合的芸術であり、だからこそみんなでつくりあげることに喜びがあり、そこに成長があることを最近の取組みの実例を通じて話されました。

 独り子や少ない兄弟が普通になっている現代では、個に焦点を当てて成長を考えるようになり、頭でっかちになることが出来る子供と思われがちです。

 五感を駆使しての感性の成長こそ人としての成長の基本であり、そこを大切にして小さい頃から成長を促すこと。指導者も習得者全体も共に成長していける場がバレエ習得の場であると、少なくとも「鹿児島バレエ研究所」のバレエはそれを目指していることが共感しつつ理解できました。