元自衛官・レンジャー隊員 陸自3曹 井筒高雄さんの語る「戦死の恐怖」
昨年5月に「赤旗」日曜版に初めて出て、講演や取材の依頼などが相次ぎ
ました。話して驚かれるのは軍隊と戦争、死ぬことのリアリティーです。
私はレンジャー訓練で最初に遺書を書かされました。訓練でも死ぬことが
あります。実際に戦闘になれば死傷者数は比較にならないでしょう。
安倍首相は、戦争法案で「リスクは増えない」「安全な場所で活動する」な
どといいます。ありえませんよ。政府は「後方支援」とごまかしているが、自
衛隊がやるのは、戦闘地域にまで武器弾薬などを米軍に運ぶ兵たん活動です。
敵はその兵たんを一番狙う。弱い部隊を攻撃するのが軍事の常識です。自衛隊
は攻撃に即反撃しないと死ぬだけです。米軍指揮下で「ぼくたちは攻撃された
から退却」なんて言えますか。
国民全体が覚悟をせまられてます。戦争できる国にするなら防衛予算は5兆
円ではまったく足りない。米国はイージス艦84隻。日本は6隻。隊員も足りな
い。消費税はとても10%ではすまない。テロも心配です。そんな道を進みます
か。それとも憲法9条をしっかり守り、外交で平和な環境つくりませんか。
昨年5月の「赤旗日曜版」です、ブログ「幸せの青い鳥」さんの掲載されたものを使いま
した。 「幸せの青い鳥」さんのURLは 下の通りです。