昨日、「日本国憲法が手元にありますか?」とタイトルにしました。そして、
自民党の改憲草案では第97条が削除されていることについてもう少し呟
くことを今日に持ち越したのでした。
そのことに触れる前に、昨日のタイトルに続いて「あなたは憲法を読ん
だことがありますか」という設問への回答として、「まったく読んだことが
ない」がどのくらいか、ということです。
1993年4月に不破哲三さんが話のなかで紹介した共同通信の世論
調査では39%でした。2005年1月のNHK放送文化研究所の調査では
42.3%という数字が出ています。「よく読んでいる」は93年が8%と05年
が2.7%です。
私がこれに答えるとしたら、共同通信の設問では「部分的に読んだこと
がある」に、NHKでは「何度かよんだことがある」か「たまに読んでいる」
でしょう。
不破さんは話の締めに「最後の勝負を決める主体である国民のあいだで、
率直にいって、憲法の値うちがその程度にしか知られていない、ということで
す。これを乗り越えてゆくことも、憲法を守る運動の大切な仕事です。」と述べ
ています。
自民党の改憲草案は日本国憲法学習の反面教師です。なぜ、改憲草案は
97条を削除したのか、これについては、もう一度、あ・し・たに。
できましたら、日本国憲法97条をよんでみていただけますか。