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Fate Prototypeコスプレ併せ撮影記

2014年03月03日 | イベントルポ


Fate Prototype 沙条綾香【コスプレイヤー・なのあんさん】







寒い日が続きますね。
3月に入ってタコは「Fate」シリーズスーパーフェバリットなコスプレイヤー・
なのあんさんが主宰する併せ撮影にお招きいただき撮影してきました。
参加したレイヤーさんは総勢6人。劇中メインキャラ大方が揃ったストーリー再現型の
熱い併せ撮影がスタジオに展開しました☆

スタジオでの撮影はこれまでなかったのでタコもいろいろ学ぶことがあり
貴重な体験でした。今回のテーマは「Fate」シリーズの原型となった作品、
「Fate Prototype」のキャラクター総結集というもの。







「Fate」シリーズは近々新アニメシリーズも開始されるメディアミックスタイプの
人気キャラクターコンテンツですが、
この「Prototype」は原作者の那須きのこさんが
学生時代に書いた、のちにヒットする「Fate」の文字通り原型ともいえる
作品。設定とキャラクター造形がミリキを放つものの、
マイナー作品なため、もちろんコスや甲冑などは市販されておらず、今回
参集したレイヤーさんの衣装はすべて手作り。
そのつくりものを間近で見れること、そして
タコの好きな「ダークなイメージを生かした演出や撮影で」ということで
なのあんさんからうれしいお言葉をいただき、お手伝いすることに。

「Fate」シリーズというと勝者には願いがかなうという
聖杯戦争を巡って集団が葛藤しつつ運命と対決するという展開が、タコ的には
錬金術・魔術的想像力が横溢した戦闘エンタメ作品として見ると
「まどか☆マギカ」、「仮面ライダー龍騎」と並ぶ
2000年以降の3大コンテンツとして位置づけできます。
今回の撮影はコスプレを通してカルトコンテンツ「Fate」シリーズの源流を探る
精神的な旅ともいえる興味深い併せですね。
みんな、超マジでOVAの映像再現してくれちゃいました☆

ちょっと撮影現場の空気に触れてみましょう。







スタジオも打ちっぱなしコンクリートで
無機質で人工的、そしてスパルタンなインパクトを持つスタジオネロ。
ローマの闘技場やミュージアムをイメージする風景で甲冑キャラや
黒魔術師を演じる「Fate」に日頃からぞっこんなレイヤーさんが集い、スタジオ狭しと
鮮烈な戦闘を繰り広げました。槍や剣での戦闘シーンが多いので、スタジオも
天井の高い、奥行のある場所が選ばれました。





自分に自信のもてない眼鏡少女・沙条綾香。本編のヒロイン。
演じるのはなのあんさん。甲冑の戦士・セイバーに守られながら
コンプレックスを解消し、心ある、一人前の魔術師として次第に成長していく。


普段は女剣士セイバーを演じるなのあんさんは今回は剣士に守られる側の役death。











セイバー復活シーン。映像化されたOVAに実際にあるセイバーと綾香が
最初に出会うシーン。スタジオの庭で再現。刺客のランサーに
刺されて聖杯戦争開始前に絶命したかと思いきやセイバーが召還され、
セイバーがランサーに戦いを挑む。

自分的には映画「ターミネーター2」で細い通路で標的のジョン・コナーを追い詰め、
し止めようとする刹那、T1000からシュワちゃんのT800が守りに出現する。。。
みたいな感じで再現。





「僕はセイバー。君を守るサーヴァントだ」
女の子の永遠の夢、美しい騎士そのものといえるセイバーの雄姿。
「Fate」というと美しい女性剣士のセイバーが浮かびますが、その原型である
「Prototype」では実はセイバーが男の子だったりします。

セイバーがフルフェイスで召還!このセイバーのコスプレイヤーさんはきったんさん。
甲冑の質感や聖剣エクスカリバーの仕上げがリアルでお見事。
甲冑が何かザラザラしてて重量のある本物の鉄のようである。しかし軽量。
上のショットは本作のコミックアンソロジーでイラストレイターの広江礼威氏が描いた
イラストの構図を再現したもの。



昨年、ネット上で、このきったんさんが作ったばかりのセイバーのコスを見かけて、
「一度間近で見てみたいな~」とぼんやり思っていたら、
今回なのあんさんが撮影前々日にきったんさんに連絡して
快諾を取り付け、見事召還。参加するレイヤーさんたちも、タコも
狂喜したのだった。コスを見てみたいとはおもったけど自分が撮影担当になるとはね。

自分はレイパラで偶然なのあんさんのCCを撮影→フェチフェスで偶然なのあん
さんの首輪淑女を撮影→今回プロトあわせに召還という流れ。
魔術が奇跡を起こす作品だけに、何か見えないチカラが働きかけているような。





なごやかだがテンションは劇中の聖杯戦争のようなカオスな併せがスタート。













ランサーとセイバーの壮絶なバトル。劇中再現では、OVA通りにセイバーの
エクスカリバーによる一撃がランサーの因果逆転の槍をいったん破壊する。



黒魔術師の掟である生贄の儀式を否定する綾香。
そして優れた黒魔術師の素養を持つ、綾香の姉・愛歌は
生贄を屠り、優れた魔術師の父を屠り、ついには綾香を生贄としようとし、
野望達成を前に幼いまま、命を落とす。それから年月が流れ、
綾香は再び人々の野望に満ちた聖杯戦争の渦中にひきづりこまれる。。。

天才的な魔術師である姉へのコンプレックスを持つ綾香のキャラを写真で表現しようと
鳥籠と用の鉈などを持ちこみ。
鉈はタコの家の納屋に20年くらい眠っていたもの。





綾香が武器として飛ばす烏の黒い羽根は年末のコミケ85で
タコが拾ったまどか☆マギカの悪魔ほむほむのレイヤーさんの羽根を使用w
蒼樹うめてんてーによる魔法少女のエントロピーのチカラも
このFate併せに混入されております。

いろいろ小道具を提案したけど、上手く画面に取り込んでもらえてウレシかった。
鉈はOVAで鳩を生贄にしようとする綾香が手にするが結局振るえることはない。
そこで綾香は手にせず、愛歌にはガッツリ手にして凶悪さをアピールしてもらうという
演出で撮影に臨み姉妹にして相反する両者の属性の違いを表現してみました。




セイバーたちが激闘を繰り広げる聖杯戦争に参戦するクールビューティー・美沙夜。
コスプレイヤー・久遠【くおん】さん。











美沙夜はプライドの高いお嬢様キャラ。
「Fate」のヒロイン、逢坂凛の原型的な側面を持つ
キャラ。撮影する側としては屈強な戦士・ランサーを従えての美沙夜の
陣営の精神的強度の表現が撮りどころとなりました。










愛歌のかけた呪いが発動し、聖杯戦争に一度は敗北し退場したイメージ?
静かに冥府のような場所で休むみたいな撮り味になった美沙夜。
ここで久遠さんはコスチェンジして、一人ニ役=愛歌に。



美沙夜が召還したケルトの戦士・ランサー。コスプレイヤーはYOU【ゆう】さん。
美沙夜が退場した後は綾香のサーバントに。























全身金色と赤の鮮烈な姿に包んだセイバー最大のライバル、アーチャー。
コスプレイヤー=D-man【だまん】氏







実際の劇中シーンは学園生活でなのですが、アーチャーが綾香に近づき
メガネをはずした素顔を見てしまい、一目ぼれしてしまうシーンも再現。
なのあんさんの驚愕の表情、無表情で思わず固まっている
Dーman氏のコントラストが上手いですネ☆



硬質な背景を持つこのスタジオネロだと美沙夜のようなメンタリティの強度がある
キャラの演出力や、甲冑の戦士たちとマスターの精神的関係性などがさらに
絵的にイメージアップしイイ感じになりますね。
しかし当日は雨が降り、天井の高いスタジオゆえ、外からの光が望めない中での
撮影となりました。
それはまるで黒魔術を扱った作品であるがゆえでしょうか。
しかし現場には活力が漲ってます。そしてさらに登場するのは悪のミリキに満ちた
ファーン神父、綾香の姉にしてファーンと並び強大な魔力を持つ黒魔術師・愛歌death。


(皆様おつかれさまでした。その2につづく!)

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