KADOMIUMTANK ソフビブログ

ヘミングウェイの詩にこんなのがある。
「人生は素晴らしい 戦う価値がある」
後の方は賛成だ byモーガン・フリーマン

スーパーフェスティバル53

2010年07月04日 | イベントルポ
とにかくふったりやんだり晴れたり曇ったり乾いたり湿ったり
一日中気候の変化がめまぐるしかった7月のスーパーフェスティバル。
今年もすでに半年が過ぎ一区切りですネ!
いろいろやりのこしたこと、結構さくさくできたこと、色々年後半に向けて
想いが交錯する時期ではあります。
早いよなあ。
ここのところちょこちょことしか更新できなくてスミマセン。

でも、自分なりにささやかに仕事をしてそれなりにですが
充足はしてる毎日です。そんな合間に行くイベントはいろんな人に
会えて、趣味のソフビ話をしたりバカ言い合ったり
新しい発見にハラハラしたりからかいあったりして
やっぱり楽しいです。そんなことをふと思いつつ今日も
会場に行ったりなんか。なんだかんだとみなさん
しっかりイベントは朝もはよから駆けつけるんですなあ。人生は祭りじゃ。




さっそく恒例の朝売りから見ていきましょう。
毎度スーフェスというと寝不足という反省を踏まえたっぷり寝ていったけど
湿気が多くて結局どーも眠りが浅かった。一日眠かったYOー。
マーミットさんはビニパラから世界の怪獣、A超獣、赤松和光オリジナル、
怪獣プロレス、そして東宝ゴジラの限定カラー連合軍が
卓上にズラリとそろいました。なかなか壮観っしょ。







そしてこちらはシカルナ・工房さん。サラマの一品物と
世界の怪獣・幻獣ソフトシリーズのどれかと組み合わせて買える
システムで販売。サラマは明るめのカラーで包み塗装が施されてました。



ビリケン商会さんはナメゴン、ゴモラを販売。
ゴモラの色が渋めで好評でした。



ここからは中売りです。午前10時半、怒涛の入場です。
でもお客の歩みはまったりしてたな。
マーミットさんのブースで見かけた7月受注品サンプル展示。
曲者ぞろいです。以前ファイアーモンスを発売していますがその主である
ファイアー星人がリリース。ダン少年の叔父に化けたファイアー星人のA抹殺
計画とは?ファイアー星人の人間体が星人との中間体になって暴れますが
隈取りメイクの歌舞伎野郎なのがすごいです。
そしてキットですが石ノ森実写の人気キャラクター、ロボコン。
ちょうどCS放映で旧作のがんばれとリメイクの燃えろ!が同時オンエア
してるので話題のアイテムというところですね。

赤松社長デザインのアンテノーラ・ドールロビンちゃんとか出ないかな。
バレエを踊るアートマトン(自動人形)なんて四谷シモン氏に学んだ
赤松氏が好きそうなモチーフでは。





太田工房さん原型による怪獣天国・マグラー。

マーミット・プラス(ブログ)に書かれているように
太田さんは旧マスダヤのスペクトルマン怪獣の原型を担当されていたのだという。
たしかにAのレッドジャックとマスダヤのゼロンとか顔が似てますね。
当時のレトロ造形の実践者が40年の年月を経て再び同じ番組の怪獣を
造形している。ビニパラベビーではサイズは違えど初期スペクトルマン怪獣を
一通りリメイクしていたわけで、これは一人の怪獣ソフビ原型師をとりまく
数奇なめぐり合わせですね。
特に大量に製品化されているビニパラはどレトロ感がマニアに
好評で今も愛好されていますが、当時の大づくり感をそのまま
継承していたのですね。われわれはそれをなんか濃ゆいな、と思って
いたけどなぜかわからずもどかしかったわけで、これで胸のつかえがとれました。
太田さんはご高齢と聞いていますが、体に気をつけて
これからも生涯の仕事ともいえる原型作りに励んでもらいたいです。







ミラーマン、レッホ、そして下は流星人間ゾーンの新作ワルギルガー。
スパイラーと都内を進撃しゾーン、ゴジラと壮絶なタッグマッチを展開する
凶悪恐獣コンビの勇姿がこれで新作ソフビとして実現します。
オレンジ版ワルギルガーの奇妙な造形的解釈である馬っぽい感じを
廃しつつ、かつオレンジ版ワルギルガーのレトロ感を残しながら
本来のワルギルガーのイメージである昆虫
らしさを強調してやりすぎないようリファインしたような造形が
さじ加減GOODですね。これも手元にくるのが楽しみです。











新作・鳥先輩となまこ女をひっさげて(発売はワンフェスで)
ブースを構えたヤモマークさん。
例によって自然体でユルイようで精密さもあわせもった森羅万象の怪人化ソフビは
見る者をなごませつつも少年の日の怪人幻想を今のものとして
可視化してくれるメーカーさん、というところでしょうか。
なまこ女は「肛門にものを入れて運べる」能力があるのだそうです。
どう受け答えしていいのかわからんです。半人半軟体動物と、
ハリーハウゼンの人形アニメにでてきそうな姿ですね。

今回は東京一週間とのコラボで行われた通販版
ザリキングの受け取りに来たお客で賑わっていました。
そして午後も気がついたらゴージャスな展示が追加されたのですが、
それはのちのち。



上はMAD PANDAやマクローサを出品したTTTOYさん。
今回はぶたのはなさんとの共同出展だったのですが
ぶたのはなさんは個展直後だったのでお休みでした。



CORD VIPERさん。キヨ兄氏がいろいろキャラクターの
説明をしてくれました。右のザベルは通常の戦闘部隊で、
様々な特殊訓練と現場をかいくぐった優秀な者だけが
左のザット(ZAT)隊員に昇格できるのだそう。
この世界観はIRON BABILLONという特殊な
鉱石を産出する鉱脈?をめぐっていくつかの部族が戦いを繰り広げ、
レアメタルの価値を巡って世界が揺り動かされる。。。という壮大な
ストーリーがバックボーンにあるのだとか。
この洋物アクション的世界観はスーフェスがもともとジャンル的磁場として引き寄せる
マッドマックス的なピカレスクワールドに類するところですね。
聞けばほかの部隊の構想もあり、徐々にソフビフィギュアにしていきたいとのこと。














リアルヘッドさんと親交の深いソフビメーカー、
PopSoda、refreshment、copy robot、
秘密結社アトム・A・アマレスラー
「ハードコアソフビ集会」と銘打ちコラボアイテムを限定販売。
ニューキャラもいろいろと加わっています。









上4枚はここのところ取材でお世話になっているドン氏主宰
FIG-LABさんのブース。今回新規デビューした、
Brian Bunting氏考案・デザイン・造形のインディーズフィギュア、
GALAXY PEOPLEがいい感じでした。
胴体にヒトデ状の生物(寄生エイリアン?)が貼りついている
左のキャラがAsterian  Parasitoid、右の熱帯のモンキーみたいで
ラブリーなキャラがChirops 。共になかなか頭をひねった
ウィットの利いた命名であります。

どうやらBrian氏の考案した異星生物を次々製品化していくシリーズのようです。
宇宙博物誌とでもいうのか、なかなか味わいのあるシリーズになりそうですね。
www.galaxypeople.bigcartel.com



M1号さんのブース隣で出展していたブルマァクさんの
ブースでいしづきさんがリーフレットを配布し
ブルマァクの名獣ソフビ、ナメゴンとサボテンダーの復刻をアピール。


↑いただいたリーフレットがコレ!
長らく期待されていた復刻ですね。サボテンダーは前の復刻個数も
少なかったので今回で確実にいきわたることでしょう。
予約受付け期間は8月10日まで(発送予定は9月下旬)なので、お早めに~。
M1号さんのブースにはBEAMSさんとのコラボアイテムで
あるジャイアントヘドラの原型が展示されており、
ファンの度肝を抜いておりました。
ワンフェスに向けて新造形品もあるのカナ?



そしてこちらがハマハヤオさんがお店にいらした
ビリケン商会さんの予告アイテム。
「待望の」ウルトラマンAの初期話数登場ver.の
ビリケンリアルソフビモデル。
次回のスーフェス頃には発売しているとのことでした。