「最後の砦です。」と教育会館館長から、3人目の臨床心理士を紹介されたのは、もう2011年春にさしかかった頃だった。
事故が起き署名活動もしたせいか、マスコミだけでなく一般の人(なぜか初老の男性が多い)も、我が家のドアをかってに開けて入ってくる日々。
そのため主人が仕事でいない昼間は、常時施錠しておかねばならず、
3人目の心理士が来るため、不自由な私は段差のある玄関の鍵を自分で開けて準備をし、心理士が来る直前に玄関で転倒した。
痛さ以上に情けなさで涙一杯に、玄関タイルに倒れている姿での初対面となってしまった。
臨床心理士として事務所を構えているという、60代?と思われる初老?の女性は、驚いた様子も見せず、カウンセリングをしてもらう娘の祭壇のある私室に入っていった。
そして暖房していた和室に入るなり、 「暖房止めて頂けない?」
次に仕事としているだけあって、「カウンセリングは1時間」 と言った。
私をびっくりさせたのは、以前受けた2人の心理士にはなかった、私の話を細かく メモしていく ことだった。
私のプライバシーは?
1時間のカウンセリング途中になり突然、 「薬飲ませてもらっていいかしら?」
この時点で彼女が嫌になっていた私は、プライバシーもあるだろうが思い切って
「なんの薬を飲まれているんですか?」 と聞いた。
彼女からの返事がトドメであった。
「 アルツハイマーの薬なの。 」
*****
元校長(水野)が夏休みに休職に入り、9月に新校長(合川)が赴任するまで、章南中の臨時校長をしていた館長に、
薬の件は言えずお断りをしたのは言うまでもない。
同時に、もう臨床心理士のカウンセリングを希望するのは止めようと、ようやく悟った。
事故が起き署名活動もしたせいか、マスコミだけでなく一般の人(なぜか初老の男性が多い)も、我が家のドアをかってに開けて入ってくる日々。
そのため主人が仕事でいない昼間は、常時施錠しておかねばならず、
3人目の心理士が来るため、不自由な私は段差のある玄関の鍵を自分で開けて準備をし、心理士が来る直前に玄関で転倒した。
痛さ以上に情けなさで涙一杯に、玄関タイルに倒れている姿での初対面となってしまった。
臨床心理士として事務所を構えているという、60代?と思われる初老?の女性は、驚いた様子も見せず、カウンセリングをしてもらう娘の祭壇のある私室に入っていった。
そして暖房していた和室に入るなり、 「暖房止めて頂けない?」
次に仕事としているだけあって、「カウンセリングは1時間」 と言った。
私をびっくりさせたのは、以前受けた2人の心理士にはなかった、私の話を細かく メモしていく ことだった。
私のプライバシーは?
1時間のカウンセリング途中になり突然、 「薬飲ませてもらっていいかしら?」
この時点で彼女が嫌になっていた私は、プライバシーもあるだろうが思い切って
「なんの薬を飲まれているんですか?」 と聞いた。
彼女からの返事がトドメであった。
「 アルツハイマーの薬なの。 」
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元校長(水野)が夏休みに休職に入り、9月に新校長(合川)が赴任するまで、章南中の臨時校長をしていた館長に、
薬の件は言えずお断りをしたのは言うまでもない。
同時に、もう臨床心理士のカウンセリングを希望するのは止めようと、ようやく悟った。
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