怒りのメゾフォルテ

娘を奪われました。二度と帰ってきません。奪った人たちの対応に怒りが募ります。

11月17日  市長 遺族に謝罪 1

2012-11-17 08:58:34 | 事故後の動き
17日朝日→ 

                    ボート事故、豊橋市長謝罪
                                   父親、防止策を今後も注視

 浜名湖ボート転覆事故で水死した豊橋市立中学校の西野花菜さん(当時12)の両親に対し、佐原光一市長が16日謝罪した。だが、「事故の直接の原因は私どもにない」と主張する佐原市長に、父・友章さんが(53)が何度も質問して認識をただした。 「目的は再発防止。市長の認識にこだわっていると次に進めない、と自分の中で無理やり理解させる」。市長との面会後、友章さんは報道陣に胸中を語った。
 謝罪の場で友章さんは市長に「これまで責任を否定してきたが、どう変わったのか」と質問。市長は「認識は変わっていない」と繰り返した。質問を続けようとする友章さんに市職員が「以上で終わらせて頂きます」と退席を促した。予定時間より5分ほど前だった。
 友章さんは「学校(の対応)が不十分だったという認識に立って再発防止に取り組むべきだ」と言う。今後は、再発防止策についての公開質問状を出すなどして、市の取り組みを見守るつもりだ



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昨日16日11:30~12:00は、ようやく豊橋市長が私達遺族に直接謝罪する日だった。   

10分前に、市長室と秘書課のある市役所東4Fに着いた主人と私、そしてこの事故に疑問を呈する市議2人と支援してもらっている女性2人は、

「まだ時間じゃないので、この部屋でお待ち下さい。」と、秘書課の男性に言われ、控室で待った。

11時を5分以上過ぎ

秘書課男性:「どうぞお入りください。
市長室に入れるのは、(遺族の)お二人だけです
市長室の扉は開けておりますので(閲覧可能)、後の方は市長室外でお待ち願います。」

主人と私が通された市長室には、市長・市教委部長・市教育長・教育課長の4人が、多くのマスコミに取り囲まれ待っていた。

先ず市長が私達二人に向かい、裁判所和解文の内容に添った謝罪の言葉を、とても 上 手 に 述べた。

次に、娘の遺影と娘の骨を加工したプレートに、 手を合せた4人。

そして、市長に和解文を読み上げてもらい、その後、

お悔みなんか要らない私達にとって、この日一番の目的だった再発防止の質問をした。             
                             ▼   ▼    ▼

                              市長への質問 

1.これまでは、市長は豊橋市の責任について、豊橋市の答弁書などで述べられているとおり,
(1) 「カッター転覆事故を想定することなど全くできなかった。」
(2) 「自主艇の安全性につき問題はなかった。」

(3) 天候に関して「校長及び引率教諭は訓練実施の可否について十分な注意義務を果たしている。」
(4) 行方不明者の確認,及び消防等への花菜が行方不明であることの伝達についても「教諭は十分その責任を果たしている」
というご認識だったと思います。
 <1> 現在その認識はどのように変わりましたか。
 <2> 変わってないとしたら、どのような点について謝罪しているのですか。


2 和解条項では、「豊橋市は、学校教育の場で、生徒の安全を守るのは、第一次的に教職員であることを強く自覚させるために、再発防止に向けて不断の努力を約する」とありますが、市長としてどのような努力を約束してくれますか。また市教委にどのような再発防止策を要求されますか





予想外の質問に市長は、

「転覆事故につきましては、調査を待つとしまして、
あとの(1)~(4)につきましては、市の認識は変わってません。」


またボロが出だした市長に、進行役の教育課長が慌てて、「以上で終わらせて頂きます。」

主人:「まだ、5分あるじゃないですか(11:55)!」

教育課長:「(遺影等を指して)片付けの時間です。」 と、無理やり終了させた。

      ?       ?        ?       ?  



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豊橋市長の遺族への謝罪は、夜には衆院解散のビッグニュースの中、名古屋のNHKでも報道された。


未消化の気分だった私に、嬉しい電話が入った。

夜、名古屋のNHKから主人に掛かってきた電話は、

2年前のニュージーランド地震の富山の遺族も、市に謝罪を求め、私達への豊橋市の謝罪に注目しています。

 今日の豊橋市の謝罪を伝えます。 」  


市役所13Fエレベーターから見た、豊橋の街並み ↓