out of curiosity #3

ブログを始めて14年目。
カメラを抱えて世界中の山に出没したい~!

黄葉の宝永山

2023-10-27 23:10:45 | 山登り in 静岡県
2023年10月23日(月)
宝永山馬の背から富士山山頂を望む
 
 今年5月、静岡県側の富士山麓の登山口や花を見に水ヶ塚公園駐車場から御殿庭辺りまでを歩いてみた。 駐車場には容易にアクセスできることがわかり、広大な駐車場のため夏の富士登山シーズン以外はそれ程駐車に困らないかな、という感じと、カラマツ黄葉を期待できるだろう、と言う所から是非この時期に再訪したかった。
 今回は富士宮口新5合目まで車で上がり、そこから宝永山を目指す。 さらに時間があれば御殿場口新5合目から二ツ塚にも行ってみる、と言う計画だ。 それぞれの駐車場へは今回初めて行ってみるので、それも楽しみ。
 
☆ 静岡県側5合目へ通じる3ルート(富士宮口、御殿場口、須走口)は例年11月ごろから冬季閉鎖になる。 静岡県HPなどでチェック。
 
 
 富士登山シーズンが終了した富士宮口はトイレが使えるかよくわからなかったので、まずは水ヶ塚公園駐車場でトイレ休憩。 天気予報は「晴れ」だったが、富士山の背景には灰色の雲。 それでも富士山、宝永山、右の方には二ツ塚が良く見えている。 今年は焼岳、御嶽山、草津を通って志賀山、と活動激し目の火山に登ってきた。 富士山は湯気も煙も上がってはいないが、宝永山のあの大きな第一火口を見ると、ここまで来てもまだ怖い気持ちになる。 一応ヘルメットは持参したが、富士山が噴火したら役には立たないだろうなぁ、とか。 まぁ、それでも美しい紅葉と比較的天気の良い空を見て再び登る気満々になる。
 
 
 富士宮口新5合目駐車場には容易に到着できた。 ただ、駐車場までの道路はカーブが多く注意が必要であり、駐停車禁止の看板もそこここにある。 富士山を登ってゆくので景色の良い場所もあるし、カラマツ黄葉だけでなく紅い木々も見られたが、駐車して写真を撮るわけにはいかない。 ただところどころに駐車場があるので、そこに停めて5合目より低い場所を散策することもできるのかな?、とまた調査が必要。
 新五合目駐車場は登ってゆく道路沿いに駐車ラインが引かれており、どこに駐車すべきかと迷ったがとりあえずなるべく標高の高い所まで車で上がる。(^^;) 5合目とは言え富士山だ。 駐車場から既にこの眺め!(上写真) カラマツ黄葉も良い具合で素晴らしい!! これで駐車場無料とは!!
 トイレやレストハウスなどの状況を見ようと思っていたが、この後二ツ塚に行きたい気持ちもあったので、サッサと登る態勢に。 なので実際には見ていないが、レストハウスは火災被害を受け解体、立ち入り禁止。 トイレはスカイライン冬季閉鎖までは西側バス駐車場に設置してある仮設トイレが使用可、とのこと。 → 富士宮市
 
まずは景色が見られるうちに撮影。 すぐに雲で閉ざされることもあるだろうから。
目の前には相模湾から駿河湾まで広い範囲を一望。 とてもじゃないが全てを画像には収めきれない。
上写真は麓に愛鷹山、奥に伊豆半島、右に駿河湾。 海岸線に広がる街は富士市、富士宮市辺りだろう。
海岸線には田子の浦も見えているのかな。
 
駐車場から見上げる富士山はやはりどの山とも違う異質な感じ。
 
一番標高が高そうな東端の方に車を停めたら、目の前に道があったのでそこから登り始める。(8:11)
どうやらブル道だったようだが、シーズンオフだったのでまぁ良いだろう。
 
ジャリジャリの黒い砂のようなトレイルを進んでゆく。
 
歩き始めは急な坂もあったが、ほぼ水平道で新6合目の山小屋に到着。(8:25)
小屋は今季営業終了しており(たぶん富士山全ての山小屋)トイレも閉鎖。
 
カラマツは裾野から6合目辺りまでに生育しており、ちょうど森林限界を歩いてゆくような感じ。
向かう方向には相模湾と箱根の山々。 光の中に浮いているのは大島。 麓の茶色い草地は東富士演習場。
 
背後には駿河湾と静岡県の街並み&山々。
三保の松原とか久能山は見えているのだろうか。
 
宝永山第一火口の縁に来た。 (8:40)
この右上のピークが宝永山山頂になるが、トレイルはいったん第一火口の内部をトラバースしながら登ってゆき、
奥の山頂への稜線(宝永山馬の背)に出てから山頂に向かう。
 
山頂を見上げる。
富士宮口から山頂へのトレイルは6合目の山小屋脇から上がってゆく。
小屋脇のトレイル入り口はバリケードで閉ざされ、進入禁止の表示があった。
 
進んでゆくとまずは第1火口と第2火口を隔てる火口壁上部を歩く。
下部に見えるのが第2火口。 黒い砂利にカラマツの黄色と枯れたオンタデなどのオレンジ色が不思議な景色。
 
落石注意の看板。 この先やけに大きな岩がゴロゴロ転がっている。
それなのに右奥の岩の合間にベンチがある。 なぜ?(◎o◎;)
この辺りの岩は宝永大噴火の後からずっとあったというより、
きっと正面の斜面や写真左上の斜面から転がり落ちてきたものだと思うのだけど。
 
左上の斜面上部はこのようになっている。
非常に不気味。 更にしょっちゅうガラガラガラ~、と岩が落ちてくる音がしている。
実際粉塵を巻き上げながら落ちて行く岩も見た。
 
トレイルは少し高い位置にあるので、左からの落石をもろに受けることは多分ないのだろうが、
右上から落ちてくることが無いとも言えないだろうなぁ。。。
とりあえず足早に通り過ぎたいが、足元の砂利は火山の軽石のような質感になり、
足を踏み出すと沈み込む、ズルッと後退したりする。
標高が上がるにつれ更に深く沈むようになり、大変歩きにくい。
 
一歩一歩、辛抱強く登ってゆく。
岩が落ちてきそうな火口の斜面と、下の方のトレイルに人が二人歩いている。
第1火口の大きさがわかるだろうか。
 
ようやく宝永山馬の背に到着。(9:51)
馬の背まで来ると初めて東側の景色が拝める。
中央に山中湖、右奥には丹沢山塊。
中央一番奥にはうっすらと筑波山が見えるのだけど。。。
 
さらに少し北の方を見ると奥白根山、太郎山?、男体山、女峰山
 
相模湾には江の島も見えるし、手前の山は金時山とか、神山とか。
 
馬の背を宝永山山頂方面に少し進んで振り返る。
富士山頂と宝永第1火口。
右のギザギザのトレイルは御殿場口新五合目から山頂に向かう登山道。
このジャリジャリの道を山頂まで歩くのは大変だろうなぁ、と思った。
 
宝永山山頂に向けて歩く。
馬の背に上がってから非常に風が強く、だんだん寒くなってきた。
レインウェアのジャケットを着て、フードを被り首元までチャックを上げた。
 
宝永山山頂と~ちゃくっ!(10:11)
 
山頂正面(南)の景色。
写真左麓に愛鷹山、奥に伊豆半島、中央に駿河湾、海岸線に富士市、富士宮市の街。
 
東側の景色。
山中湖、丹沢山塊、駿河湾、箱根の山々。
 
駿河湾西の方を少しアップで。
やはり半島のように飛び出したところが三保松原なのかな。
 
更に西側、静岡県の山間部、それよりさらに奥も見えている?
富士山斜面のすぐ左辺りには大無限山などが見えているらしい。
風が強いのでひどく寒くなる前に下山する。
 
馬の背を降り始めるとすぐに風は収まったが、
雲が多くなってきて陽の当たる時間が短くなってきた。
ジャリジャリのトレイルは下りはスイスイ進むことができた。
ただ調子に乗って転ばないように注意。
 
下山時はブル道でなく登山道を下りたらここに出た。(11:31)
平日だが割と多くの観光客も来ていた。
 
再度水ヶ塚公園駐車場に戻りトイレ休憩と、さっとコーヒー、パンで昼食にした。
雲は湧いたりなくなったりなので、急いで御殿場口新五合目に向かってみる。
行ける所まででも二ツ塚を目指して歩いてみよう。 続く。
 

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