![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/17/1f/9d6b4f621d2f2641c0d4d10e06300241.jpg)
2020年8月19日(水)
雨飾山山頂北峰から後立山連峰を望む
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3f/a2/c56a1df68a536acc6fc4c5fb6d14dfc8.jpg)
ようやく笹平に到着。( 9:20 )
ここまでの登りで帽子を通して頭に強い日差しを感じ、軽くクラッとするような感じもした。
こんな風に感じたことは初めてだと思い、水分補給をして、深呼吸をして、さらにゆっくり進むようにした。
もうゴールは目の前だからゆっくり、慎重に。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/34/78/c0e5b0e53cee8c486ac7e8c1b301aaef.jpg)
笹原も長く歩きそうだし、最後の登りも堪えそうだ。
と思っていると右手に日本海が見えた! あの辺が糸魚川か!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/38/2f/1971c9810a26f3b2787dd52cc0a94f4e.jpg)
雨飾温泉からの登山道と合流。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4e/58/6d99a520d8d76a2bd98cc601b14c9bfc.jpg)
お花が咲く笹原を歩き
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/67/65/e124b540d01080893f523c67794922cf.jpg)
進んでゆくと
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/27/b2/b1d2aae0a429886bf37176ec90969076.jpg)
とうとう山頂直下。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/69/d1/16cdf6f301c8f300a5866576a460ca23.jpg)
最後の登り、しんどそうだなぁ~、と思っていると、
なんとトレイル両側は素晴らしい花園!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4f/fa/f427413422377dd8dc33ae31ad79c290.jpg)
あふれるほどにお花が咲いており、なかなか先に進まない。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2d/78/0c94d6d3358876e99cb506d79ad40669.jpg)
というか、こんなにお花が見られたら、山頂に着かなくてもいいか、
と登りたくない言い訳にしたりして。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/05/f6/4894d248ff53a9aa3ec9da806de275de.jpg)
もうお花を撮りながらゆっくり、ゆっくり。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5c/43/1261fdc45cf405a45c647e2ddf9d8048.jpg)
登りたくないと言っても山頂はもうあと少し。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/31/3c/3a2df48b09e535fe463aaf7e2b843fc9.jpg)
もちろん登らないわけはないのだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/33/3c/9295934e8d94d225afc815a02efe23c6.jpg)
はぁ~、と思いつつ登ってきたトレイルを振り返ると、
女神さまだ! 笹原に女神さまの横顔。
お会いできて良かった~!!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/51/0a/9cc1b340af70b2c6ee6147b058e611d4.jpg)
ほどなく山頂に到着。( 10:10 )
素晴らしい眺めだぁ~!!
直後に到着された方と記念撮影をし合い、
「お天気良くて眺めが最高ですね~!」と喜び合う。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1b/df/3d6cf0bce2ec077825ab1f8eca01b020.jpg)
「あれ? 双耳峰のもう一方はどこ?」と思ったら、後方にあった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6c/74/092dd8e8f79a7372055b44cb96be5c34.jpg)
まずは到着した北峰から後立山連峰を眺める。
ちょうど中央一番高い頂が白馬岳。 右の方に高いのが雪倉岳、さらに右に丸く高いのが朝日岳。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4a/e6/1d74f4d0b4bca1e89b5394ff4df7194a.jpg)
白馬岳をアップで。
左に雲が掛かっているのが杓子岳、白馬鑓ヶ岳ケ岳。
白馬岳左手前辺りが乗鞍岳だそう。 右の高いピークが雪倉岳。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/35/12/96ccf312bc8e3f7a8644f33a3f5461b2.jpg)
白馬岳左方は左から鹿島槍ヶ岳、五竜岳、唐松岳、白馬鑓ヶ岳、杓子岳。
唐松岳右後方には立山がのぞいている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/47/f3/a3ab5af75bdca3de10bfc9ed195daf26.jpg)
鹿島槍ヶ岳より左方には爺ヶ岳。
少し離れた左方に槍ヶ岳。
さらに左方には穂高連峰、大天井岳、東天井岳、常念岳などが続いているようだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/73/80/90ea20c3e898a2f49cf562e3924fa683.jpg)
もう一度白馬岳から日本海へ続く山並み。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/47/1e/88774f625916926a7fa80c82d0ff211c.jpg)
南方向には大きくそびえる乙妻山、高妻山、その右方奥に戸隠の山々。
さらに奥の方に見えるのは南アルプスの山々らしい。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/23/da/3e8ba08b5f549de0c359de00c5a9d56f.jpg)
充分休憩をして、お昼ご飯も食べ、南峰に行ってみる。
南峰左奥には手前に裏金山、金山、天狗原山かな。
そしてその左奥に焼山、火打山の頂。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/29/d0/c7c5a21f28fc05be1f38d61dd93ceac3.jpg)
南峰から後立山連峰。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7e/00/eaae82bdbfe0399dbfe186a80c11560c.jpg)
南峰から北峰と日本海を望む。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/02/68/00988a5291a19fbbd0e79320cc35bb2c.jpg)
糸魚川市方面。 田んぼの間には姫川が日本海まで流れている。
雨飾山の双耳峰は「猫の耳」と呼ばれている。 小谷村の各所からその姿が見られ、
古来から山頂に祭壇を祀り雨ごい祈願をした神の山だ。
糸魚川の漁師たちは漁に出るとこの二つの頂を目標にしたそう。
あの向こうの田んぼから、日本海から、雨飾山を見るのも良いだろうな。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7c/bb/7087eada4277264c95deb641512d301e.jpg)
雨飾山の女神様は高志国(こしのくに=越国)の女王、
翡翠で祭事を行った女神、奴奈川姫(ぬなかわひめ)様なのかな。
そろそろお別れをして下山する。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3c/e0/d89c09c7776ccf8ff9e0a958572d6bb9.jpg)
山頂では素晴らしい景色を眺め、おかげで色々な方と山の話をしたりして、
1時間半くらい滞在してしまったようだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/21/91/dcbbc07cd21024ffcb4fb55b72562c7f.jpg)
せっかく早朝から登り、こんなに美しい場所にたどり着いたのだから、
そんな過ごし方も良いだろう。
既に写真もたくさん撮り、急な下りを慎重に下山するため、
もう写真はあまり撮らなかった。
荒菅沢ではザックを降ろし、帽子を取って顔を洗い、頭にも水を掛けた。
サケを採るクマのように水の中でバシャバシャしたかった程、だった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/59/e7/cbc1e00894ea58e05872cc4a10c0a45e.jpg)
それでも 14:30には下山できた。
帰路の荒菅沢からの登り返しは危惧したほどではなかったが、
往路山頂までの登りは大変だった~。 けれどその価値は十分にあったと思える山だった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5a/a6/f2dadf24a70cbf428cfd54f7abbdb47c.jpg)
ヤマスタもGetでき、うれしい。 左下のお花はサンカヨウだそう。 そうだ。 今度はサンカヨウ、キヌガサソウが咲くころにまた登ってみたい。