2019年5月26日(日)
ウスギオウレン(たぶん。。。w)
今まで何度か訪れた八ヶ岳。 都心からのアクセスも良く、登れば絶景が望め、花の種類や数も豊富、山小屋も多い、ということで大人気の山域。 その為決して入りやすい林道ではないもののハイシーズン週末の駐車場はいつも満車。 夜明け前についても入れないような混雑ぶり。(という印象) それでも行きたくなる気持ちは私もよ~くわかります。
特に昨年の春初めて利用した桜平駐車場は大人気の駐車場&登山口です。 そちらを利用するとオーレン小屋を経由して八ヶ岳各山に入ってゆくことになります。 そのオーレン小屋の「オーレン」は「ウスギオウレン」だと昨年知りました。
この週末に行きたい山はあったのですが、27日(月)なら行ってみようと思っていたところ、月曜日に用事が。。。 26日(日)は天気も良さそうなのでどこに行こうかと思っていたところ「ウスギオウレン開花中」の文字を見つけた。 セリバオウレン、バイカオウレンなどは見ていたものの、ウスギオウレンは見たことがなくとても興味がある。 が、日曜日に桜平に車を停められるわけないよね?
が、まだツクモグサなど八ヶ岳の人気者たちは咲き始めていない。(実際にはツクモさんは咲いていた) 桜平(中)の駐車場トイレはまだ使用不可。 前週に7時ごろ到着の人たちが桜平(上)駐車場でも停められた、というレポを見た。 駐車場(下)になっても良いから行ってみようか。
とは言っても、駐車場(下)から(中)は徒歩1時間半かかるので、ここはなるべく(中)に停めたい。 なるべく早く到着できるよう早起きしたら、6時半少し前に到着できた。 駐車場はそれでも7割くらいは入っていたかな。 けれど(上)に向かって走って行った車は戻ってこなかったので、この時期なら7時ごろ到着でも大丈夫そうだ。
今回のルートは、往路水色の線、復路緑色の線、の通り。 出発前に横岳でツクモグサ開花の知らせも聞いたが、昨年硫黄岳で具合を悪くして、天狗岳に行けなかったので、今回は断然天狗岳。
7時ごろ駐車場を出発。 桜平の名前のごとく桜が多いのだなぁ。
7:46 夏沢鉱泉到着。 ここまでの登りが案外きつい。
ウスギオウレンはここから上に開花という情報だ。
と、すぐに見つけた。
違うかなぁ?
実際の所これがそうだという確信はないのですが、花が薄黄色~淡黄緑色、 萼片が花弁に対して長く、ややよじれる、
根出葉が3回3出複葉、だそうです。。。
オーレン小屋というくらいだから、きっとここからオーレン小屋、その先辺りにいっぱい咲いているだろう!
と歩いてゆきました。 確かにいっぱいありました。 とても小さなものも見られましたが、
全体的にはそろそろ終盤だったかもしれません。
オーレン小屋到着。 (9:11)
こちらでトイレを借りて、おやつを食べて出発。
この日は硫黄岳方面でなく天狗岳へ向かいますが、まっすぐに向かうのではなく、
夏沢峠を経由していこうと思います。
樹林帯に入るとすぐにウスギオウレンが見られました。
標高が高くなったせいか、この辺の物はフレッシュな気がします。
花の色の黄色や黄緑色が濃い。
ウスギオウレンはたくさん見られたので、そろそろ歩くことに専念します。
と言うより、他にもお花が見られるかと思ったらまだこの雪。
ヒュッテ夏沢に到着。 向こうに見える硫黄岳の爆裂火口。
これを下から見てみたかったのだ。
おぉ~。 こんな風になっているのか~。
ヒュッテ夏沢からは爆裂火口の崖っぷちを歩くような感じかと思ったら、
木がたくさん生えていて、そういう感覚ではない。
けれど、木々が途切れると根石岳、東天狗、西天狗が間近に見えてきた。
箕冠山(みかぶりやま)に到着。 まったく山頂には思えない。
ここから少し下ってゆくと。。。
根石岳との鞍部。 広々していて良い眺めだ。
左に見える黒い屋根が根石岳山荘。 基本週末営業です。
この日も往きには「営業中」の看板が出ていましたが、帰りにはありませんでした。
根石岳に登り始め振り返ると、鞍部の根石岳山荘、その奥に通過してきた箕冠山。
箕冠山は左の方に長く半島のように伸びていますが、その左先端を向こう側から登ってきて、
見えている半島のような部分を左から右高い所まで歩いてきた感じです。
左に大きいのが硫黄岳で、右側には赤岳、阿弥陀岳。
さらに右側に南アルプスの山々。 まだ見えて良かった~!
鳳凰三山~北岳~甲斐駒ヶ岳~仙丈ケ岳
硫黄岳左の方には金峰山などの山々に、麓の山梨県の町。
根石岳までやって来ました! 西天狗岳、東天狗岳まであと少し!
西天狗岳の左方には乗鞍岳、穂高連峰。
秩父多摩甲斐方面。
根石岳を下ると白砂新道入口。 本当に白くてまぶしい。
東天狗への登りは鎖もある岩登りです。 岩が赤い。
そしてようやく東天狗岳山頂までやって来ました! (2,646.3m 11:55)
標高2,500mを超えたあたりから気にしていましたが、頭痛などはありません。
が、朝はいつもより早く起き早朝から歩いていますので、
西天狗岳までのきれいな弓なりの稜線を歩く気力は無くなりました。
ここがこの日の最高地点です。 つづく。