out of curiosity #3

ブログを始めて14年目。
カメラを抱えて世界中の山に出没したい~!

八幡平 花散策

2024-06-14 23:55:53 | 山登り in 東北
八幡平 キヌガサソウ
 
 午前中に八幡平~源太森のトレッキングを終えた。 花には少し早かったようなので、少し標高を下げた辺りのトレッキングルートも調べていたので、そこで花散策をした。
 
トレイルに入るとすぐにイワカガミ。
 
アカモノが咲き始めていた。
 
ウラジロヨウラクもまだつぼみが多かった。
 
オオバキスミレはあちこちで見かけたが、終盤。
 
期待していたサンカヨウがたくさん咲いていた
 
キヌガサソウも
 
 
 
ツクバネソウ
 
エンレイソウ
 
ミヤマカタバミ
 
大きな湿原にはミズバショウ
 
水のあるところにはミツガシワ 奥の白はワタスゲ
 
ユキザサ
 
シラネアオイ
 
緑に覆われたトレイルを進んでゆく
 
サンカヨウ
 
ズダヤクシュにキヌガサソウ
 
キヌガサソウロード
 
キクザキイチゲもまだ咲いていた
 
沼に到着
 
キンコウカ
 
 
 
 
 
ツバメオモト
 
コブシ
 
マイヅルソウ
 
モリアオガエル
 
期待していた以上の花に感動。
その後八幡平ビジターセンターに寄ってみる。
 
大沼湖畔、レンゲツツジの向こうに見えるのがビジターセンター。
中の展示を拝見してから大沼を少しだけ散策。
 
大沼入り口から見た風景。
コバイケイソウ、レンゲツツジが咲いている。
 
ウワミズ(シウリ)ザクラ?
 
コバイケイソウ
今年は当たり年?
 
ミツガシワ
 
温泉に入りたかったが 15:00までとのことで入れず。
 
露天風呂はおそらくこちら。 すごい迫力。(ふけの湯)
右奥に「男」と書かれた露天風呂が見えるが、写真に写っていない右の方には女性用もあり。
私の背後には混浴の「野天風呂」もあり、そちらは本当に壁なしで、歩くこちらが気を使う。
こちら以外にも近くに後生掛温泉、大深温泉、藤七温泉、などがあり、お風呂だけでなく宿泊もしてみたいものだ。
 
 八幡平・源太森のあと、調べていたルートを訪ねサンカヨウなどのたくさんのお花が見られ本当に行った甲斐があった。 八幡平にはまだまだたくさんのルートがあり、季節が違えばまた違った風景や花も見られるだろう。 八幡平はまた是非再訪したい。
 新幹線で盛岡まで行きレンタカーを借りて巡る山行は贅沢ではあるのだが、無理なくゆける範囲に早池峰山、岩手山、秋田駒ケ岳、八幡平があり、まだ訪ねたことのない山もたくさんある。 温泉もたくさんあるし、海沿いの方にも行ってみたい。
 
 そんな盛岡からの旅、この日は八幡平盛りだくさんにしてしまい、レンタカー返却時間ギリギリに到着。 美味しい物をお店で食べて帰りたかったが、駅弁を買って、なぜか駅ビルフェザンにあったずんだシェイクを頂き、新幹線に飛び乗った。 バタバタだったが、娘と行けて本当に楽しく充実の1泊2日だった。
 
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八幡平初登頂

2024-06-14 00:00:31 | 山登り in 東北
2024年6月9日(日)
八幡平ガマ沼から岩手山を望む
 
 前日早池峰山に登り安比高原に移動して一泊。 この日は宿でしっかり朝ご飯を食べてから八幡平アスピーテラインにて八幡平に向かった。
 
駐車場でもある八幡平山頂レストハウスに向かう途中、
タニウツギとなだらかな八幡平の山並みの向こうに岩手山。
アスピーテライン沿いでは山菜を採るたくさんの人たちも見えた。
 
右奥には畚岳 (もっこだけ)が見える。
天気予報は曇りだったが、時折薄日も射すような空。 
 
八幡平山頂レストハウスの駐車場に到着。(9:00過ぎ)
ここは有料で ¥500/d だが、アスピーテライン沿い少し下に無料駐車場も有る。
駐車場下の斜面には大きく残雪があり、スノーボードを楽しむ人もいた。
たくさんのミズバショウが咲いている所も見えた。
 
駐車場からアスピーテラインをくぐるトンネルを抜け、八幡平山頂への散策トレイルに入る。
 
ノウゴウイチゴがたくさん。
 
オオカメノキは咲き始め~開花したものまで。
 
このくぼ地には雪解け後キヌガサソウが咲くそう。
 
ショウジョウバカマもたくさん。
 
登山口から15分程でドラゴンアイが見られる鏡沼。(9:55)
前週ならもう少し良かったようだが、まぁ、まだ雪が残っていてなんとかわかる。w
 
イワナシ
八幡平山頂に向け更に歩く。
 
途中たくさんの沼がある。
 
トレイルにも雪の残った所が少しあった。
雪解け直後なのか、フキノトウは薄い黄緑色、たくさん見られた。
それ程登ることもなく。。。
 
日本百名山 八幡平山頂初登頂!
やりました~!w
 
山頂の展望台に上がると見晴らしが良いのだが、山はまったくわからず。
あまり起伏の無い広大な範囲に低めのシラビソが生い茂る様子はまるで外国のよう。
 
八幡平山頂からさらに源太森を目指し歩くとガマ沼。
青空なら水の色も美しいのだろうが。。。それでも北欧のような景色にうっとり。
 
ガマ沼の隣には八幡平を代表する八幡沼。
沼沿いに見える建物は陵雲荘。 避難小屋だが休憩、宿泊もOKのようだ。
室内はとてもきれいで、トイレもある。
 
陵雲荘の手前に見えているトレイルを左方向へ。
すると大きな湿原に入ってゆく。
 
それまでツボミは見ていたが、ここに来てヒナザクラが満開!
 
見られて良かったなぁ~。
 
ミズバショウも咲いていた。
 
山の上の広い湿原は苗場山を思い出した。
 
ミズバショウ
 
あまり目を引く花が無いように見えるが、白い点々はヒナザクラだったりワタスゲが黄色い花をつけていたり。
ヒナザクラはまだつぼみも多く、これからワタスゲが穂になったり、
他の花も咲いて来たらきっともっとにぎやかになるのだろうなぁ。
 
湿原から源太森への分岐を少し登ると雪。
 
マルバスミレ?
花が小さい気がした。
 
源太森と~ちゃく。(10:59)
娘もこちらは初めて。
 
源太森から八幡沼方面を振り返った。
 しばらく景色を楽しんだら駐車場に戻る。
 
しばらく来た道を戻り、八幡沼の手前で左方向へ向かい、八幡沼をグルッと回る。
 
残雪、池塘、ミズバショウ
 
見返峠に向け少し登る。
 
瑞々しいミヤマスミレ
 
見返峠近く。 駐車場までもうすぐ。
 
ハクサンチドリがあちこちに咲きそう。
 
こちらも、つぼみをいくつか見たシラネアオイ。
咲いているのをみたのはこれひとつ。
 
 この後 12:00頃に八幡平山頂レストハウスに到着。 レストハウスで稲庭うどんなどお昼ご飯を頂き、少し標高の低い所へ行ってみた。
 
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早池峰山 2024 娘初登頂

2024-06-11 22:02:32 | 山登り in 東北
2024年6月8日(土)
早池峰山 一合目上から山頂方向を望む
 
 百名山をほぼ制覇しつつある娘は早池峰山に登ったことが無いと言う。 私は早池峰山には2019年6月2日、2019年7月8日と2回訪ねているが、早池峰山は車があればアクセスが良く、トレイルも登りやすい。 そして何と言ってもこの時期からお花が本当に豊富で美しいため何度でも訪ねたい大好きな山だ。 娘はもうすぐ仕事で日本を離れるという事もあり、出発前一緒に行ける山行はこれが最後になる。 計画では前週 or この週にと予定を空けておいたが、前週は悪天候のため断念。 この週は天気が良くなりそう、最悪雨は降らないだろうという予報になったので決行。 天気予報は見事に当たってくれた。
 
<アクセス>
JR東京駅 06:32 - 新幹線こまち1号 - 08:44 JR盛岡駅 → レンタカー / コンビニ買い物 → 11:00 河原坊駐車場
 
 
 翌日の 6/9(日)からは週末マイカー規制が始まるため、河原坊駐車場まで入れる最後の土曜日。 そんな日に東京からやってきて 11:00頃到着で駐車場に入れるのか?、が大きな賭け。 万が一駐車できなければ娘一人で登頂させるつもりだったが、幸い周囲まで満車だった駐車場は1台、2台と出てゆく車があった。 早く来た人、ありがとう~。 河原の坊駐車場から小田越登山口まで車道歩き。 この車道脇にも可愛い花が咲くので私ひとりなら 40~50分はかかるのだが、娘と歩いて約30分で小田越登山口に到着。(スミレやオサバグサなどがほぼ終わっており、撮れる花が少なかった。)
 
小田越登山口 11:50 出発!
登山口のトイレは設置完了状態。 山中一か所と山頂に携帯トイレブースあり。
娘の背後にあるのは携帯トイレ回収ボックス。 ありがたい。
 
登山口を入るとしばらく樹林帯。
ムラサキヤシオが良く咲いている。
他にはミツバオーレン、ミヤマスミレ、コミヤマカタバミなどを見ながら進む。
 
ミヤマアズマギクももうたくさん咲いていた。
樹林帯の上り斜度がきつくなり、岩が多くなってきてハイマツ帯を少し登ると。。。
 
1合目付近。 登山口方向を振り返る。
向かいに大きな薬師岳。 その麓に小さく四角く見えるのが早池峰総合休憩所の屋根。
 
2019年の頃は5合目まで「ヒメコザクラはどこ~? ハヤチネウスユキソウはどこ~!」
と無我夢中で一気に登って行った印象があるが、5年経った今、「こんなに岩場きつかったけ~!?」
とやっとこ登ってゆく。
 
けれど周囲はミヤマシオガマ、ミヤマキンバイ、キバナノコマノツメなどがいっぱい。
 
あ~、しんど。
けど久しぶりの早池峰山、娘も一緒、やっぱり楽しい。
 
娘はスタスタ。
 
ミヤマキンバイ、チングルマもまだ咲いていた。
 
ハヤチネウスユキソウは準備中
 
チングルマ
 
そしてようやく見つけたヒメコザクラ。
1週間前のレポでも再終盤な感じだったので見られないかと思ったが、会えてよかったよ~。
 
ミヤマシオガマ
 
ようやく5合目の岩場まで来るとイワウメがたくさん咲いていた。
 
過去、ヒメコザクラの頃イワウメにはまだ早く、ハヤチネウスユキソウの頃には遅い。
イワウメの大きな群落は見ていたが、たくさん花が咲いているのは今回初めて。
 
ナンブイヌナズナも良く咲いていた。
 
5合目を過ぎ稜線近くになるとまた大岩の急登が続く。
 
そしてこのハシゴ!
時間が遅いので渋滞なく、ゆっくり上れて良かった。
 
ハシゴの後も少し岩を上り稜線に出て、早池峰山山頂方面へ。
2019年7月8日はこの辺りお花畑だったが、まだあまりお花は見られなかった。
 
山頂直下に残雪。
 
岩をひと登りして山頂にと~ちゃくっ! (14:06)
 
娘、初登頂
 
わたし、3回目
 
山頂の岩に陣取り遅いお昼ご飯休憩。
正面に薬師岳と登ってきたトレイル。
周囲の山はあまり良く見えなかったり、わからなかったりで眺めるだけ。
と言うか、大岩をずっと登って、私はもうあまり動きたくなかった。
14:50頃下山開始。
 
チシマアマナ
 
蛇紋岩なので下りもヒヤヒヤ。
 
ナンブイヌナズナ
 
キバナノコマノツメ
 
ミヤマオダマキ
 
ヒロハヘビノボラズ
 
ミツバオーレン
 
オサバグサ
 
 小田越登山口には 16:38 到着。 たまたま登山口に花巻駅行きのバスが停まっており乗ってしまった。
 
 天気は雲が多かったものの終日良く、春の花も愛でることができ、本当に楽しかった。 早起きして東京から出てくれば、午後からでもこれだけ楽しめる早池峰山は本当に素晴らしい! なんだかまた7月に行っちゃおうかなぁ~、なんて思ってしまう。
 この後宿を予約した安比高原に向かう。 翌日は今度は私が初めての日本百名山、八幡平だ。 天気は曇り予報なのであまり期待はしていないが、お花が見られると良いな、と思いつつ夕飯を頂き、温泉に浸かり、バッタンQ。
 
【 参考 】
 
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燧ヶ岳 ~やっぱり桧枝岐村は遠いなぁ~

2023-08-14 14:40:49 | 山登り in 東北
2023年8月6日(日)
燧ヶ岳 熊沢田代を望む 奥に会津駒ケ岳
 
 福島県桧枝岐村の御池登山口から燧ケ岳に登ってきた。 今まで燧ケ岳には残雪期に長英新道から俎嵓(まないたぐら)までは登ったが、柴安嵓(しばやすぐら)は未踏。 そして是非花の時期に御池登山口から登ってみたかった。 残雪期に登ったのは2017年。 随分経ってしまったが、ようやく念願かなって登ってきた。
 
 
 計画当初、天気予報では8/7(月)の天気が良かったので、平日だし駐車場ものんびりで大丈夫だろうと思っていたが、8/5(土)の予報では8/6(日)の方が良くなってしまった。 そもそもバッチリ良い天気というわけではなかったので、少しでも良いほうが望ましい。 ただ、夏の尾瀬、日曜日の駐車場はきっと激混みだろう。 駐車場への早い到着を考慮し、慌てて宿を予約したが西那須野塩原IC近くのビジネスホテル。 当日朝はそれ程ゆっくりしていられない。
 早起きして6:00ごろ御池駐車場に到着。 駐車状況は上写真の通りで 3~4割くらいしか入っていなかった。 ちなみに下山時にももう少し増えていたくらい。 ミズバショウやキスゲが終わるとそれ程混まないの? いずれにしても、西那須野塩原から来ても桧枝岐村はやっぱり遠いなぁ~。 以前は勢いで来れたけど、歳だなぁ。
 
ノリウツギ
予定通り 6:30頃に出発。
 
泥濘やアブがひどいと読んだので、長ズボンにスパッツも装着。
 
岩ゴロゴロの中を登るのも結構大変。
 
1時間ほど登るとようやく平らになる?
 
広沢田代に着いたかなぁ~、と楽しみに木道を歩いてゆくと
 
着いた~! きれいな湿原だ~!!
そしてキンコウカが一面に咲いていると読んだ通り、咲いている~!!
 
池塘の風景も素晴らしい~!(7:32)
 
本当はできれば初夏のお花の頃に登りたいと思っていたが、
機を逸して今年も燧ケ岳には登らないか、という雰囲気だった。
が、一面のキンコウカと読んで気持ちがガラッと変わった。
少し遅かった様子もあるが、天気も予報よりずっと良いし、来て良かったなぁ~。
 
黄色の花はオゼミズギクかな?
 
ハリブキ(実)
広沢田代を過ぎるとまた樹林帯を登ってゆく。
 
こちらも急登で大変だが、せっせと登ると眼下に広沢田代を望めた。
 
また湿原に出るがもう少し登る様子。
 
広沢田代から約1時間登りようやく熊沢田代に到着。
ふたつの池塘の間を通る木道、この風景、楽しみにしていた~!
 
こちらも見渡す限りキンコウカでいっぱい。
 
「燧ヶ岳山頂にはまだまだ遠いなぁ。」と思い、
もちろんこちらのステキなベンチで休憩。(8:32)
 
平ヶ岳、中ノ岳、越後駒ケ岳、が見えているのかな。
 
休憩したら山頂に向け登ってゆく。
 
今度は大岩ではなく、このようなゴロゴロ。
これも結構長く続いて大変。 下りも苦労した。
 
ものすごく暑いわけではないが、天気が良いので汗もたくさん出る。
はぁ~と立ち止まっては草花や景色を眺めながらゆっくり進む。
眼下に熊沢田代。 奥に会津駒ケ岳。 左奥は会津朝日岳?
 
俎嵓(まないたぐら:2,346m)到着! (10:03)
結構ちゃんと登れて良かった!
ここは以前来たことがあるのであとひと踏ん張り!
 
さすがに山頂に来ると雲が近く、どんどん流れて来る。
それでも尾瀬沼を望むことができた。
 
さて、この激下りの岩を下りて向こうの柴安嵓(しばやすぐら)に向かう!
尾瀬ヶ原が見えているうちに到着したい~!
 
鞍部まで来た。 登りは大変かな。
と、心配するほどではなく、
 
柴安嵓(しばやすぐら : 2,356m)燧ヶ岳山頂、と~ちゃく! (10:25)
 
天候の崩れもなく、無事登れてよかった~!
 
時折雲がかかり真っ白になるが、尾瀬ヶ原も望めた。
 
平ヶ岳、中ノ岳、越後駒ケ岳、荒沢岳など
 
予報より良い天気、まずまずの展望の中、登頂の喜びに浸っていた。
適当な岩に腰かけ、お昼ご飯を頂いた。
 
では、俎嵓(まないたぐら)に戻り下山する。(11:10)
 
帰りも花を見ながらゆっくりと。
これは丈が高くなったニョイスミレ? まだスミレが咲いていた。
 
中心がコンペイトウのようになり始めたカラマツソウ。
 
オオバタケシマランの実
 
キンコウカ
 
イワショウブ
 
キンコウカ
 
タテヤマリンドウ
 
イワショウブ
 
ヒメシャクナゲ 実
 
モウセンゴケ 花
 
モウセンゴケ
 
広沢田代まで下りてきた
 
コバギボウシにトンボ
 
 この後 14:26 に無事下山。
 
美味しかった~!!
 
 帰りの高速も渋滞が心配だったのでお風呂、お蕎麦は頂かずまっすぐ西那須野塩原ICへ。 ずっと運転は疲れるし、佐野より先で少し渋滞しているようだったので、途中で日帰り入浴に寄り、お風呂、休憩、夕飯を頂き帰宅。 疲れも癒せ、渋滞もなく帰ることができた。
 
 「桧枝岐村はやっぱり遠いなぁ~。」という印象は残ったのだが、御池から入る尾瀬も魅力的で、まだ裏燧も歩いたことがないし、沼山峠からの散策もまたしてみたい。 桧枝岐村は遠いので、尾瀬沼や尾瀬ヶ原の山小屋で一泊するのも良いだろう。 「桧枝岐歌舞伎」も観てみたいし、大内宿の方に観光にも行ってみたい。 そんなことを改めて考えることができた。
 
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憧れの花園 鳥海山 #3

2023-08-05 15:09:00 | 山登り in 東北
2023年7月25日(火)
鳥海山外輪山から
チョウカイフスマと奥に鳥海湖
 
 前日は良いお天気の中、花、景色、動物を楽しむことができ、山頂に登ることもできた。 山小屋でゆっくりする時間も取れ、満足な気持ちだった。 が、山小屋で眠るのはやはりちょっと不得意だ。 特に今回は初めての寝袋とマット。 まぁ、インナーシーツに入って眠るのも少し窮屈な感じがあり、それとほぼ同じなので、慣れかなぁ、とも思うのだが。。。
 夜が更けてくると外の風の音がどんどん大きくなっていった。 もしやこれは大変な天気になっているのかも? 夜中に一度トイレに行った。 トイレは宿泊とは別棟なので外に出なくてはならない。 戸を開けるとひどい風。 だが空は澄み渡りあふれんばかりの星、星、星。 写真を撮りたい気持ちになったが、眠れていないし、風も強く寒いので眺めるだけにしておいた。 せっかくの山小屋泊なのにもったいなかったなぁ。。。けど、ご来光は期待できるかも。
 
 その後少しは眠れたようで3時半ごろ起きた。 ご来光を拝むには外輪山、七高山に登ると眺めが良いと言われたのでそうしようと思っていた。 が、起きて外を見るとまだ暴風とひどいガス。 外輪山に登るトレイルは昨日見たところ険しそう。 初めて登るには危険な状況だと判断し、ご来光は辞めておいた。 登ってもおそらく満足には見えなかっただろう。
 少し具合が悪かったりもしたのでもう一度寝袋に入り、5時ごろまでゴロゴロしていた。 私はご来光を外輪山で見て、山の上で朝食を食べ下山するつもりでいたので朝食は頼まなかった。 他の皆さんが朝食に行っている間にパンなどを食べ、出発の準備を整え、ガスと風の様子を伺っていた。
 
 あまりに風とガスがひどければ外輪山を歩くのは危険かも。 前日の千蛇谷の中を歩いたほうが道もわかっているし、安全だろう。 どうしようか。。。 6:30頃まで様子を見ていると風もガスも少し弱まってきて、同じく状況待ちをしていたグループがひとつ、ふたつ、と出発して行ったので、私は外輪山に向かうことにした。
 
この位なら行けるだろう。
 
外輪山へは左の方、茶色に草がない場所を登ってゆく。
 
岩だらけの中、残雪の脇を通り、また岩の道を登ってゆく。
 
上の方はこんな感じ。
 
外輪山の稜線に出るとやはり風は強かったが、七高山到着。
景色も見えないのですぐに先へ進む。
 
景色は拝めないが、足元の花は充分に見られる。
山頂付近から外輪山はイワギキョウが沢山見られる。
 
イワブクロとイワベンケイ
 
ウサギギク
 
ヨツバシオガマ
 
コバイケイソウ。 背後の黄色はウマノアシガタ?
 
ヨツバシオガマ  ハクサンボウフウ?
 
イワギキョウ
 
花を見ながら歩いていたら行者岳は見落としてしまったようで、
ここは伏拝岳。 この手前岩の上に石仏が鎮座していた。
 
コバイケイソウなど
相変わらず風も強く、ガスも晴れない。
風は時折突風になることも。 半面トレイルの場所によってはほぼ無風のところもありホッとする。
 
ミヤマダイモンジソウ
 
文殊岳
外輪山でとうとう最後のピークに来てしまった。
本当なら稜線から昨日歩いた千蛇谷を見下ろすことができたはずだが、
まぁ、仕方がない。 歩けているだけでも幸運だ。
 
しかも、ここに来るまでに白いイワブクロも見ることができ、驚いた。
 
さぁ、後は七五三掛に下ってゆくが、急な斜面のようだったので気をつけて。
と、思っているとガスが薄くなり谷の残雪が見えてきた。
 
「おぉ~! 晴れて来る!?」と思っている間に周囲の展望が開けてきた。
こちらは鳥海湖方面。
 
下ってゆく斜面は岩の段差が大きなところもあり注意が必要。
奥には右に稲倉岳、そしてまっすぐ御浜小屋に向かうトレイルと左に曲がって鳥海湖に向かうトレイルが見える。
天気が良くなれば鳥海湖へ向かうトレイルを行ってみたい!
 
ガスはその後すっかり晴れた! 麓の日本海も良く見える!
これまで寒さと濡れ防止にレインウェアを着ていたが、ようやくこの辺で脱いだ。
下から上がってきた人に「山頂は雨だったのですか?」と聞かれたが、
麓は早朝から天気が良かったようだ。
 
これなら鳥海湖の方に行ってみよう!
 
トレイルを左に曲がり鳥海湖の方へ。
振り返って歩いてきたトレイルと外輪山。
 
このトレイルにもハクサンイチゲが咲いていた。
 
先ほどまでとは打って変わって青空!
斜面には小さなお花が沢山咲いている。
 
進んでゆく先、中央一番奥のピークが笙ヶ岳(しょうがだけ)かな?
手前の岩っぽいのが鍋森?
 
鳥海湖を間近に望むトレイルに出た!
右のピークが扇子森?
 
正面奥の稜線に御浜小屋が見える。(小さな白い点)
湖畔を歩いていると残雪から流れる水?がザーザーと音を立てて聞こえる。
 
振り返るとこんな感じ。
左奥が鳥海山山頂。 雲が取れたりかかったり。
山頂直下から右のピークが連なる外輪山を歩いてここまで下ってきた。
鳥海湖の水は浅瀬では底が見えるほど澄んでいた。
 
鳥海湖畔からは長坂道への分岐まで登る。
これがちょっと大変。 すっかり暑くなり汗をかいた。
 
長坂道に出れば御浜小屋へ。
御浜小屋で冷たい飲み物を購入し、鳥海湖側に座って飲もうかと思ったが、
売店側の日影がとても涼しく心地よかったので、そちらで休憩した。
朝の寒さは既に想像できないほど暑くなっていた。
 
御浜小屋からはどんどん下山。
賽の河原から振り返る。
 
進む方向には日本海。
日影が無いのが辛い程暑い!
 
秋田・山形県境がここにあった!
鉾立まであと1km!
 
展望台近くから山頂を振り返る。
登って行った人たちはガスの中でガッカリしていたが、
今頃「登って良かった!」と思っているだろう。
私も大変楽しい2日間だった。
 
無事下山の報告と、お山で楽しく過ごさせていただいたお礼を告げて、
今回の鳥海山山行は終了。
 
 さっさと計画すればもっと早く行けたはず。 今回「どうしても今年中に!」という気持ちでようやく鳥海山に登ることができた。 「どうしても!」という意欲は大事だと思うし、「行けるときにチャンスを逃さず」という事も大切。 鳥海山もスッキリ晴れる日が少ないと聞いているので、今回こちらに訪ねても登れるかどうかは運次第ということもあった。(それはどこもそうだが) が、来てみないことには成し遂げられないことも確か。 そんなことが良く分かった山行でもあった。
 今回も充分に楽しく充実した山行だったが、またいずれ訪れたい気持ちでいっぱいだ。 山麓の観光なども含め、まだまだ興味は尽きない。
 
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