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2021年9月20日(月・祝)
台風明け、お天気が良くなりそうな 9/20(月)。 前週月曜日は往復ケーブルカーを利用して大岳山まで登ったが、身体は疲労困憊、筋肉痛。 徐々に慣らさないと、と思ったのだが。 この週天気が良くなると聞いたら遠くの景色を見に行きたくなってしまった。 けど遠くが見える高い山に登れるのか? そういう不安はもちろんあったのだけど、3月に登った鷹ノ巣山からの景色がとても見たくなってしまった。 石尾根から鷹ノ巣山山頂までの景色はとても素晴らしかった。 石尾根まで登れなければその景色は全く拝めず、展望が閉ざされた谷あいでギブアップすることになるので本当にリスクは高いのだが、それでもいいや、という気持ちになった。 おそらくそれ程花も咲いていないだろう。 でも最初からあきらめるよりは行ってみよう。 しかも、もし調子よく登れれば、隣の六ツ石山まで足を延ばす?、という無謀な野望まで。 どうなることか。
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駐車場には6:30ごろ到着し、出発は7時ごろ。 もう少し早く出たかったが、祝日の朝、一般道も車は多かった。
水根沢沿いを1時間半ほど歩く。
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途中少しの花を見たり、
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キノコを見たり。
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延々と続く沢沿い歩きは長いなぁ、と思うが、
これで徐々に標高を上げているので助かっている部分もきっとある。
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沢沿いを離れ、倉戸山からの稜線に上がるまでが非常に急登になる。
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ここで一休み。 まだまだ急登は続く。
バテバテになるかと思ったのだが、どうやら調子はかなり良い。
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終盤だったが、ギンリョウソウモドキ(アキノギンリョウソウ)がたくさん生えている場所があった。
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いつも通り何人もの人に抜かされたが、良いタイムで歩けている。
祝日だが混んでいるという程ではない。
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ようやく倉戸山からの稜線に出る。
石尾根まであと一息。
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あちこちでトリカブトが咲いていた。
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空が近くなってきた。 もう少し。
それにしても、林床がとてもさっぱりしている。 これはシカのせい?
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石尾根に合流し、鷹ノ巣山を目指す。
3月に来た時には広々とした草原の様な印象の尾根だったが、
さすがに草や木々の葉が茂り、景色が違って見える。
ただ、その色は既に秋の走りだ。
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富士山が見えた! 良かった!
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大岳山も展望は良いが、ここまで来ると富士山がさらに近くに見える。
そしてすそ野の方まで見えるその姿はバランスよく美しい。
右手前に見えるのが三ツ峠山、左手前が杓子山。
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鷹ノ巣山山頂到着。(11:12)
暑さが戻ると言っていたが、谷の日影は涼しい程で、山頂の陽はポカポカ気持ち良いくらい。
10組くらいの人々が距離をとって休憩しているが、広場のような山頂は十分なスペースがある。
私も山頂から少し離れた景色の良い場所に陣取りお昼ご飯。
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こんな景色をおかずにしたら、何でもおいしい。
左奥から大岳山、御前山、三頭山の連なり。 奥には丹沢山塊。
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三頭山より西には富士山、小金沢連嶺、大菩薩嶺の山並み。
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大菩薩嶺より西に南アルプスの連なりが拝めるかと期待していたが、
ずずっと雲に覆われていた。 残念。
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大岳山方面をアップで。
ちょこんと角のある大岳山より左の方にある小さなとんがりが御岳山の奥の院。
それより左に御岳山、日の出山。
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お昼ご飯を終え山頂から雲取山方面を望む。
中央が雲取山。 左の小雲取山の左後ろに甲武信ヶ岳。
雲取山より右側には白石山、木の後ろに白岩山。
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12:00前には出発しようと思っていたのに12時過ぎ。
それでも六ツ石山に行く気満々だった。
石尾根をもう少し長く歩きたかったし、多摩百山にも含まれる六ツ石山に行きたかった。
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広葉樹も多く、見上げるとブナの葉は既に黄色く輝いていた。
鷹ノ巣山からは水根山、城山、将門馬場などあるが、つらい登り返しはなく、ほぼ下りトレイル。
特に城山の先の下りは急坂だった。
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将門馬場はこのように広い原のような場所。
城山(じょうやま)も将門馬場も、平将門伝説により名付けられたようだ。
さらに石尾根を進み、六ツ石山へは東側(奥多摩駅側)から登る。
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六ツ石山山頂到着。(13:42)
奥に見えるのは大菩薩嶺。
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山頂は広場の様だが、周囲に木着が茂り展望はあまりよくない。
木々の向こうに登ってきた鷹ノ巣山。
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展望はあまりよくないが、周囲の木々で空が丸く見える。
少し休憩してここからの下りに備える。
ここは奥多摩三大急登のひとつとして数えられるのだ。
下りに使って大丈夫だろうか。。。
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いきなりの激下りではなかった。
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都心方面は霞んでいるが市街地が見渡せた。 右のとんがりは御岳山奥の院。
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ここにもトリカブト
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トウノクボ(14:28)
ここからさらに1時間ほど急下り。
急坂ではあるが、下りにくいイヤな感じのトレイルではなかった。
つづら折れになっていたり、木の根や岩など、ストッパーになるような足がかりがある。
私が嫌いな細かい石や砂が乗った様なもろい土質の、ズルッと滑りそうなトレイルでなかったことは良かった。
が、登りで使う場合は本当に急登がずっと続くことは間違いない。
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15:30ごろ民家の見える場所まで来た。 日没は 17:30頃なので時間的には余裕がある気持ちでいたが、深い谷の中の 15:00頃は既にかなり薄暗く、ここまで来てホッとした。 が、この辺りで民家の畑の中を通り抜けるような場所で銭形模様のヘビを見た。 マムシかもしれない。 こういう事も考えて、草むらや里に近くなったら手間を惜しまずスパッツくらい履くべきかと感じた。
この日は鷹ノ巣山に登り、六ツ石山まで足を伸ばせて良かった。 コロナ自粛で山に登る筋肉がまったく無くなったわけでもなさそうとわかりホッとした。 それでも調子の良い日、悪い日とムラがあるので、安定して歩けるようになりたいなぁ、と思う。
もうすぐ緊急事態は解除されそうだし、現在のところ感染者数は随分減ってきているが、何もかも急に安全と言う気持ちにはなれない。 もうしばらく用心しながら、それでもこれからの季節、来季の夏山に向けて、もっと身体を動かしてゆこう!