
2025年4月4日(金)
奈良県宇陀市 又兵衛桜(本郷の瀧桜)
旅行最終日 4/4は良い天気になる予報だったが、
又兵衛桜の最寄り駅近鉄大阪線榛原駅に到着(7:15)しても空は厚い雲に覆われていた。
この時間又兵衛桜近くに向かうバスはなかったため、タクシーを利用。

曇り空で色はさえないが、遠くから見るとその巨大さに目を奪われる。
戦国武将として活躍した後藤又兵衛の屋敷跡に咲くと言われており、
周囲の石積みも美しい。

花は八分咲きくらいだったろうか。

陽が出るのを待ち 9:30頃までいたのだが、雲間から時折陽が射した程度で終了。
その後最寄りの道の駅に行きバスで榛原駅へ。
そこから電車で近鉄長谷寺駅へ。

11:20ごろ、長谷寺駅に到着。
駅名の通り、「長谷寺」へ向かう。
駅から長谷寺へは徒歩15分、境内では歩きまわるので、ザックの荷物を少しコインロッカーに預けて出発。
駅の周りから満開の桜に囲まれている。

駅からはいったん大和川の方へぐんぐん下って行く。

大和川にかかる橋を渡ると街歩き。
長谷寺が近くなると門前町らしくたくさんのお土産屋さんや飲食店が現れる。

12:00近くなったので先にお昼ご飯。
またも柿の葉寿司だが、麺はそうめん。
ここは1日目に訪ねた「三輪明神 大神神社」と同じ桜井市に位置する。
この辺りが「三輪素麺」の生産地だとは初めて知った。
三輪素麺は奈良県桜井市を中心とした三輪地方で生産されているそう。
したがって、この日はそうめん。

その後、こちらも名物の草もち。
臼と杵でついており、鉄板で焼き目をつけてある。
柔らかで温かくておいしかった!

腹ごしらえをして、ようやく「長谷寺」。
なんと、大きな雲はあるが青空、良い天気!
ここからご本堂は随分と高く遠い所にあるように見えるが大丈夫かな?

長い長い登廊(のぼりろう)を上がってゆく。
が、主になだらかな段、周囲は美しい景色なのでそれほど登っている感覚はない。
「花の御寺」として知られる長谷寺は四季を通して美しい花々が咲き誇る。
この時期はもちろん桜だが、階段の周囲にはこの後咲くぼたんがたくさん葉を伸ばしていた。

登廊(のぼりろう)自体もとても美しい。

高い所まで上ってくると良い眺め。

更に、ご本堂の舞台に上がると桜の向こうに五重塔。

境内の風景も一層美しい。

舞台はとても広々として景色が良い。

五重塔

順路に沿って段々と下に下りてゆく。

青い空に陽が降り注ぐとやっぱりいいっ!

桜はちょうど満開で見ごろ。

本当に最後の半日だが、天気が良くなって良かった。
願わくば初日からこうだったら、と思うがこればかりは仕方がない。
この後は長谷寺駅まで戻り、新大阪駅へ。 山が近い自然の多い地域から段々とビルばかりの街に戻ってゆくのはどことなく寂しかった。 遠くて心配だったが、新大阪には余裕をもって到着。 新大阪駅は大変混雑しており、お店に入って夕食を食べるのも大変そうだったので、お土産を見たりしながら駅弁を買い新幹線内で夕食とした。 19:06発東京行きに乗り無事帰宅。
長年行きたいと思っていた吉野山の桜を中心にあちこち周った3日間。 吉野山の桜が見ごろ前だったことは残念だったが、とにかく行って、どんな場所かはよく分かった。 またいずれ機会を見つけて満開の「一目千本」を見たいと思う。 天気も期待通りに晴れず、写真もなかなか思うように撮れなかったが、こういうことも一期一会だ。 奈良のお寺や神社の歴史の深さを知り、街の文化などに触れたことは貴重な体験だった。 青根ヶ峰に登り大峯奥崖道のほんの一端にでも触れられたことはうれしかった。
また、いつもの事だが姉との旅行はあれこれ話すことも多く、気兼ねせずに過ごせて良い。 楽しい時間だった。 次回はどこかな~。