2022年4月2日(土)
弥彦山のユキワリソウ
(オオミスミソウ、ミスミソウ、スハマソウ、どれかはわからない)
4/1に登った国上山に続き、翌日は弥彦山に登った。 こちらも4年前に地元の方に勧められた日本海側の裏参道から登った。
表参道側は大きな観光地でもあり、広い駐車場があちこちにあるのだが、裏参道の駐車場は西生寺の近くにきちんとしたものがあるものの、広大な駐車場というわけではない。 早朝に着くことが望ましいのだが、せっかくのホテル泊でもあり、美味しい新潟県産の白米を頂いてから出発したかった。 朝食は7:30から。 もう少し早くいただけると思っていたのだが、仕方ない。 もし裏参道に駐車できなければ表参道の駐車場に停め、ロープウェイで上がってからいったん下り、再び上る、でも良いという計画。
730からの朝食を前に、朝5:00から開いている朝風呂に浸かり、その後岩室温泉地域を散策。
岩室温泉に来るとどうしても目立つのが写真中央の松岳山。
こんもりと円錐形にご飯を盛ったような容姿だ。
その松岳山の麓には岩室神社があり、ここに松岳山の登山口もある。
松岳山からは天神山~多宝山~弥彦山へとトレイルがつながっている。
その後岩室温泉の起源ともなる「霊雁の湯」の方まで行ってみようと思っていたが、
このネコさんに呼び止められ、朝散歩終了。(後方、松岳山)
おいしい朝食を頂き、のんびりな出発だったが、西生寺の駐車場に停めることができ 9:00に登山開始。
登山計画ルートは
登山口~清水平~能登見平、そこから雨乞尾根を下り、八枚沢登山口に至り、妻戸尾根を登り返し、弥彦山に至る、
を考えていたが、雨乞尾根を少し下った所でこの予定は断念。
花を撮りながら、激下りのち激上りは体力・時間、共に自分には無理だと悟る。
まぁ、朝からのんびりしていたので当たり前。 ゆっくり花と良い景色を楽しむ。
往きはカタクリ、オオミスミソウほか、花はたくさん見えるが多くはまだつぼんだ状態。
これはチョウジザクラ、と思っていたがオクチョウジザクラという日本海要素のものもあるらしい。
朝からひらひらとたくさんのギフチョウを見かけるが、
なかなかとまらないし、近づくと素早く飛び去る。
運よく近くにとまってくれた。
清水平はカタクリ、オオミスミソウ、オウレン、ミズバショウなどたくさんの花が咲きとてもきれい。
水辺には近づけないが、カエルの声もあちこちから聞こえる。
(写真は帰路に撮ったもの)
もう少し咲いてくれないかなぁ~、と思いつつもゆっくり花を見ながら登り、
弥彦スカイラインを2回目に見る手前辺りが能登見平。
雨乞尾根を少し歩いてみる。 この後激下りになる。
能登見平とは言うものの、能登は見えなかった。。。と思う。
こちらは越後平野の向こうの山々。
カタクリやナニワズ
ようやくキクザキイチゲが咲き始めた。
適当な所まで下って、能登見平まで引き返す。
能登見平から弥彦山へは少しスカイライン沿いを歩く。
弥彦スカイラインは4/1、5:00amから開通かと思っていたが、
朝8時過ぎにスカイライン入り口を見た時にはゲートが閉まっていた。
この時間も(11:00)車は走っていなかったような。
妻戸山への分岐を過ぎ、弥彦山山頂直下のアンテナを目指して登る。
これもキクザキイチゲ? 葉の色が変わっている。
越後平野と左に多宝山。 その左奥が角田山?
山頂奥の院の鳥居。
弥彦山山頂と~ちゃく!(11:55)
日本海能登方面。 中央に見える円錐形の白い山は米山だそう。
その右奥にごくごくうっすらと妙高の山々が・・・見えますか?
手前の海沿いには寺泊漁港と大川津分水路。
奥の院の写真は撮らなかったが、お参りをして近くのベンチでお昼ご飯を頂く。
少し春霞で遠くの山は見えないが、そこそこ周囲の山も見え、風もなく穏やか。
日向でも適度な暖かさで気持ちよく休憩できた。
時間は十分にあるので、もっと展望の良いロープウェイ駅の方に行ってみる。
そうそう、これが見たかった!
前回来た時には佐渡島はまったく見えなかった。
今回見て、こんなに大きくて本当にびっくり!
中央に白くそびえるのは金北山だ。 あちらも行ってみたいなぁ~。
越後平野側。
左奥の方に粟ヶ岳、右奥に浅草岳、守門岳、らしい。
越後平野と粟ヶ岳。
下の森の中を湾曲して道路と弥彦線が走っている。
森の少し上にオレンジ色の建物が見えるが、そこから右の方に目を移すと弥彦神社の大鳥居が見える。
弥彦スカイラインの駐車場と奥に多宝山。
やっぱり開通しているんだな? オープンの時間が遅かったのかな?
西生寺の駐車場が一杯ならここに停めて往復(下り→上る)でもいいかも。
(スカイラインが何時に開門するかが問題。 4/12から11/30 は5:00~23:00利用できるそう。)
山頂駅付近を13時頃出発し、下山する。
いったん弥彦山山頂方面に登り返し、途中から来た道を下ってゆく。
下山の時間には花もいっぱいに開花し、とてもきれいだった。
キブシ
登山道脇にもたくさんの花が見られるが、奥の斜面はさらに多くの花々が咲いている。
良縁のお寺には扉にハートが。
そしてこちらでは即身仏を参拝できる。
海岸から望む佐渡島。
この後
ジェラトリア・レガーロで美味しいアイスクリームを頂き、
多宝温泉だいろの湯で汗を流し、夕食を頂いてから帰路についた。 東京までの道のりは短くはないが、くねった山道や細道を通るわけではないので、それほど難儀には感じない。 充実した気持ちでいっぱいだった。