人として生きる 丁字村ブログ

この時代に 人の温もりを感じて感謝できる生き方って どんな立場であろうと同じです。幸せになるためには考え方が大切です。

日本が誇る血の結晶として、この世に生を受けたルーラーシップ

2012年06月24日 07時31分59秒 | Weblog
オルフェーヴルのたどった道筋が「王道」だとしら、ルーラーシップのそれは、王の血を持ちながら王道を進まなかった「邪道」とも言っていいだろう。
人にはそれぞれ才能という名の”山“がある。
山と言っても、それは目に見えるようなものではなく、登るためのものでもない。
生まれながらにしてその“山”はあって、人はそれぞれに最初から頂上にいるのだ。
だから、努力によってその山を登ることは出来ないし、誰かと比べるようなものでもない。
これは例えて言うならばということなのだけれども、誰かに憧れてそれに似た山を登ろうとしても、その山はやっぱり自分の山ではないから、多分うまくいかないのだと思う。
大切なことは自分の山を見つけることだ。
そしてその山の上に既に立っているという自覚を持つということなんだと思う。
その山が自分のものだとさえ感じることが出来れば、他人の山のことを意識したり比べたりする必要がなく、自分の山だけで勝負することができる。
勝つことを義務付けられた同じ勝負服の『三冠馬』オルフェーヴルが、天皇賞(春)で予想だにしなかった惨敗を喫した
自分に自信を失くすとき、その山を降りてうまくいっている誰かの山へ後から登ろうとしてしまう。自分には才能がないからと努力によって才能を作ろうとしている。でも、その努力ではいつまでたっても納得のいくような結果にはならないのです。
宝塚記念はルーラーシップにとって、帰国初戦ではあるが、香港での勝利が「GIではちょっと足りない」馬にちょうどいいレースだった、と言わせないためにも、不甲斐無い走りは見せられないレースとなった。勝って、“邪道の王”の戴冠を目指す。