末期がんのコーチが語った
「しずはオリンピックに行くために本当に命をかけて練習していました。そこへ連れていけなかったのは僕の力が足りなかっただけ……。すみませんでした」
同じ夢を追ってきた梅津さんは、しずちゃんより一足早く5月17日に帰国。通院をこれ以上先延ばしにすることはできなかったからだ。梅津さんは今年1月、右脇腹にできた悪性腫瘍を摘出。末期がんと宣告されながらも、2度目の手術を先延ばしにするなど、これまで自身の治療より、しずちゃんの挑戦を優先させてきたのだ。
涙でる話ですね。
人のために・・・この気持ちが、人間ですね。
自分さえ良かったら・・・そんな感覚がない梅津さん
「オリンピック挑戦は、気持ちの優しい彼女にとって、毎日眠れないほどの大きなプレッシャーだったはずです。日の丸を背負う重圧は、僕でさえ感じましたから。申し訳ないことに、僕の病気も彼女のプレッシャーの1つだったのかもしれません。そんななか降って湧いたのが『1位通過以外は出場できない』という、思ってもみなかったどんでん返しです」
しずちゃんしかわからないプレッシャー
想像以上だったことでしょう。
体調も精神的にもボロボロだったというしずちゃん。結果は惨敗だったが、それでも彼女は帰国直後、梅津さんに入ったしずちゃんからのメールには、感謝の言葉とともに『これからは治療に専念してください』とあったという。
「しずに感謝しています。彼女と一緒に中国にいる間、自分ががんだなんて、すっかり忘れていましたから。それくらい夢中になれたし、集中できた。きっとそれはしずも同じだと思います」
一生なんて、なんかするには短いけど、何もせんには、長過ぎるもん
尽くすとしても、犠牲を払うとしても、それは自分のためと思える梅津さん
ものごとは、なんでもバランスであると私は思っています。
あの人いいなぁ、と思う人はみんな、バランスがいいです。
でも、ものすごくいい人というのはバランス悪いです。
ものすごく悪い人もバランスが悪いです。
「しずはオリンピックに行くために本当に命をかけて練習していました。そこへ連れていけなかったのは僕の力が足りなかっただけ……。すみませんでした」
同じ夢を追ってきた梅津さんは、しずちゃんより一足早く5月17日に帰国。通院をこれ以上先延ばしにすることはできなかったからだ。梅津さんは今年1月、右脇腹にできた悪性腫瘍を摘出。末期がんと宣告されながらも、2度目の手術を先延ばしにするなど、これまで自身の治療より、しずちゃんの挑戦を優先させてきたのだ。
涙でる話ですね。
人のために・・・この気持ちが、人間ですね。
自分さえ良かったら・・・そんな感覚がない梅津さん
「オリンピック挑戦は、気持ちの優しい彼女にとって、毎日眠れないほどの大きなプレッシャーだったはずです。日の丸を背負う重圧は、僕でさえ感じましたから。申し訳ないことに、僕の病気も彼女のプレッシャーの1つだったのかもしれません。そんななか降って湧いたのが『1位通過以外は出場できない』という、思ってもみなかったどんでん返しです」
しずちゃんしかわからないプレッシャー
想像以上だったことでしょう。
体調も精神的にもボロボロだったというしずちゃん。結果は惨敗だったが、それでも彼女は帰国直後、梅津さんに入ったしずちゃんからのメールには、感謝の言葉とともに『これからは治療に専念してください』とあったという。
「しずに感謝しています。彼女と一緒に中国にいる間、自分ががんだなんて、すっかり忘れていましたから。それくらい夢中になれたし、集中できた。きっとそれはしずも同じだと思います」
一生なんて、なんかするには短いけど、何もせんには、長過ぎるもん
尽くすとしても、犠牲を払うとしても、それは自分のためと思える梅津さん
ものごとは、なんでもバランスであると私は思っています。
あの人いいなぁ、と思う人はみんな、バランスがいいです。
でも、ものすごくいい人というのはバランス悪いです。
ものすごく悪い人もバランスが悪いです。