ぶんやさんち

ぶんやさんの記録

博多の秋祭り

2008-09-13 19:27:24 | ときのまにまに
今日は朝から博多の千早まで所用があったので、ちょっと足を伸ばして箱崎宮の放生会(博多では「ほうじょうや」と呼ぶ)に言ってきました。このお祭りは、博多では「博多どんたく」、「博多山笠祭り」と並んで三大祭りの一つとされています。「博多っ子」にとっては、この祭りが秋の到来の印となるそうです。

       

放生会(博多以外の地では「ほうじょうえ」と発音する)とは、もともと、捕獲した魚や鳥獣を野に放し、殺生を戒める宗教儀式であり、現在では、生きとし生けるものの生命を慈しむ祭りとされ、同時に、実りの秋を迎えて海の幸、山の幸に感謝する、いわば秋の収穫感謝祭りでもあります。 その意味では、「どんたく」や「山笠」では都会色が強いのに対して、放生会は農村の香りが強く残っています。例えば、この祭りの一つの売りは「新ショウガ」で露天では新鮮なショウガがたくさん売られていました。また、村の祭りの色彩が強く、祭りそのものよりも、門前に開かれる約700軒の露天が所狭しと立ち並び、これが1週間続きます。今までは珍しい、オバケ屋敷や見せ物小屋が4~5軒並んでいるのグロテスクを通り越して一種の「なつかしさ」を醸し出しています。

       

箱崎宮放生会の名物の一つは、「放生会おはじき」で、だいたい初日の午前中に完売します。今年は午前8時に1200個分の予約券が完売になたそうです。これは、博多人形師グループの方々が、博多人形と同じ手法で一つ一つ手作りしたもので、素朴でかわいいおはじきが30個入って1箱。ただ、同種類のもの露店でも売られ、これは何時でも買えそうです。家内も1セット(2500円)買ってきました。
とっても、楽しいお祭りでした。

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